今日の午後、富士吉田市の農林課を訪ねてきました。
担当の宮下さんはお忙しく、藤田徹課長さんにお会いできました。
富士吉田市は目撃されたクマはコグマと判断し、防災無線と合わせて、富士吉田警察署に
依頼して地域住民に注意を喚起してもらう一方、猟友会にて山の上の方に追い返すような
対応を取ってもらったこと
それでも頻繁に現れるので、捕獲罠を仕掛ける場所の下草刈りなど準備をしていた矢先に
猟友会の会長から連絡があり、富士河口湖町で仕掛けた罠につかまったクマが、富士吉田
市側で目撃されていたコグマと同じようだと判断し、急きょ罠の設置をとりやめたこと
がわかりました。
なお、予定していた罠はドラム缶式でなくイノシシにも使う鉄柵式のものだったようです。
市はドラム缶式を4台持っているが、今回猟友会の持っている鉄柵式のものを使用しよう
としたのは、捕獲した場合の後処理がやりやすいという猟友会の意向だったようです。
県からの連絡を承知していて、捕獲した後は放獣の方針のようですが、鉄柵式だと暴れた
際に自らを傷つけてしまう恐れがあることから、ドラム缶を使用してほしいとお願いした
ところ、藤田課長さんは猟友会に話してくれるとおっしゃってくれました。
富士吉田市は、山にクマがいることは当たり前で、山の中で見かけたという目撃情報には
あまり騒ぎだてはしないようです。
忍野方面の森のクマが近くにある養蜂場周辺をうろつく際に、国道を横切るのを目撃した
情報があるようで、クマも警戒しながら行動しているので大事にいたってないようです。
日本熊森協会のパンフレットを一部お渡しして、お手伝いできる方向で協力していくので
防災対応の目撃情報や罠の設置などの情報がいただきたいとお願いするのと、こちらから
何かと問い合わせさせていただくので、これからもよろしくと申し上げました。
27日には山梨県支部長が環境科学研究所を訪ねるので、富士吉田市にも寄らせていただく
ことをお伝えしたところ、藤田課長さんがお会いしてくれるとのことです。
以上が訪問内容です。
追記
7月11日三ツ峠に登った折に、登山口に富士吉田警察署の方が2名いて、天上山方面で
クマが目撃されているので、そちらには下山しないようにと指導していました。
このような際に、今後は一緒に登山口で、登山客にクマに対する心得や日本熊森協会の
活動を知ってもらえるように行動していくことが、第一歩かなと考えています。
山本
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