2010年7月13日火曜日

「甲府市のクマ捕獲罠その後」「河口湖クマ目撃情報その後」

●甲府市のクマ捕獲罠その後

本日、森林整備課に電話を入れ課長さんとお話しました。
昨日の突然の訪問のお詫びとお礼、そして下記の2点をお願いをしました。
・クマが罠に掛かったら、直ぐに連絡を入れて下さい。
・近い内に、放獣場所を案内して頂きたい。

罠に掛かった時は連絡を頂ける事になりました。
放獣場所の案内は、20日までお忙しとのことで、21日に再度打ち合わせをして案内して頂けることになりました。
場所は、市内から車で2時間もかかるそうですが、それだけ奥山だということなので安心しました。

また、課長さんが
「初めてのことなので、放獣する時にお仕置きの“唐辛子スプレー”をした方がいいのか、しないでソット帰してあげた方がいいのかとか、他にも良く分からないので、熊森協会さんに教えて頂きたい。」
と、言われたので、本部のフィールド部長の白川さんが直接お電話して、ご指導して頂けることになりました。

ちなみに、熊森協会では、お仕置きはしない方がいいと言う意見です。
お仕置きをやった事が良かったと言う、データーも、根拠もないそうです。

昨日、参加されていた猟友会の方も「お仕置きはしちゃだめだ。」と、言ってました。

お仕置きが必要だと言う意見の方は「人間は怖いものだと学習させて、人間に近付かないようにするため。」だそうです。そういう考えもあるかも知れません。

しかし、人間が怖いものだと学習したクマは、今度人間に会ったら人間を襲うことになる危険性が高くなります。
今、奥山に棲家も食べ物もない現状で、お仕置きをしたクマが、また致し方なく、里に降りて来たらどうなるでしょうか。
クマが「お腹がすいて死にそうだけど、人間は怖いから里には行かずに飢え死にした方がましだ。」と判断し、近寄らないでしょうか。

クマを怖がらせ、悪戯に人間に対しての恐怖心を植え付けることにになる、お仕置きは良くないと思います。

わたしは、昨日今日と色々考えましたが、クマは人間と出会いそうな危険な場所にいるよりも、クマを傷付けることなく安全に捕獲して、無事に奥山に放獣し、怖い人間のいないところで、クマが安心して暮らせるようになることが、クマも人もどちらにとってもいいことかと思うようになりました。

勿論、捕獲放獣の際にクマを絶対に射殺や傷つけることのないように・・・。

また今回の捕獲放獣が成功し、甲府市が今後も何かあった時は同じように丁寧に対処して頂けるようになるでしょうし、これが他の市町村のモデルケースになっていったら素晴らしいと思います。

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●河口湖クマ目撃情報その後

農林課に連絡したところ、11日以前にも、2週間くらい前に「あじさいのハイキングコース」
付近で木に登っているコグマよりやや大きいクマを見かけたとの目撃情報があったそうです。

専門家の方に観てもらったそうですが「クマの餌になるような桑の実や桜の実などはないので移動したでしょう。」とのことでした。
ハイキングされた方達のゴミの散乱もないというので、問題ないかと思われます。
静かに見守りましょう。

今後、万が一、人里に降りて来た時の対処方法を伺ったところ
「ドラム缶檻を使って捕獲して放獣することになっています。」と、確認しました。
また何かあったら、こちらまで連絡頂けることもになりました。

昨年は、精進湖民宿村付近でコグマの目撃情報が1件あっただけだそうです。

電話で色々と教えて下さったのは、農林課の松本さんでした。
お忙しい中、親切で丁寧な応対をありがとうございました。

今回は席を外していましたが、本来の担当者は三浦さんだそうです。

PS 直接、農林課をお訪ねしてお話を伺い、クマの目撃された現地にも案内して頂きたいと思いますが、暫く行けそうもないので、もしそちらのお近くにお住まいの会員の方で、都合が付く方がいましたら、わたしの代理をして頂けると助かります。わたしの方までお申し出下さい。
明日「クマともりとひと」の小冊子と簡単なお手紙は、農林課の三浦さんにお送りしておきます。

富士河口湖町役場 0555-72-1111

1 件のコメント:

  1. >>怖い人間のいないところで、クマが安心して暮らせるようになることが、クマも人もどちらにとってもいいことかと


    どうして人間が怖いとクマは知っているのでしょうか?
    クマに怖さを教えなければ、クマは喜んでまた来ると思いますよ。
    通りがかりの者ですが、あなたの支離滅裂な理論にビックリして、親切心から書かせてもらいました。

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