2010年7月23日金曜日

県みどり自然課訪問の報告・甲府市の放獣予定地の確認

みどり自然課では

「【ツキノワグマは基本的には捕獲放獣して下さい。県からの補助金もでます。】ということを、各市町村に、再度、周知徹底をしただけです。」

と、言われてました。

しかしともあれ、お陰様で、県が市町村に“再度、周知徹底”してくれた影響は大きく、市町村は捕獲放獣の体制になってきています。

昨年までは、殆どが捕獲補殺だったのに、やはり、生きものを殺すことは、大多数の人は嫌なのでしょうね。
やはりみなさん、心の優しい良い方ばかりです。

放獣する際の学習放獣、発信器の取り付けなどは、どうなっていくのか分からない状況ですので、問題を一つ一つ解決し、今後も県市町村とのコミュニケーションを取りながら、クマを守っていきます。

捕獲放獣されたクマが、今後人間と会った時に、人間を襲わないためにも、学習放獣はしないで頂きたいです。
だから、山でクマに遭う危険性がある猟友会さんは、「お仕置き(学習放獣)はしちゃだめだ」というのでしょう。

クマにとっても、人間にとっても理が無いのです。どなたか理がある方がいるのでしょうか!?

今後は、クマの目撃情報が増えて来ます。
是非みなさんのお力をお貸し下さい。



また昨日は、甲府市の放獣場所の確認で、森林整備課の課長さんとお二人にご案内して頂きました。
ただ、クマの放獣場所の金峰山の麓まで行くのには道がとても険しく、途中からは立ち入り禁止で、また、クマにいつ会うか分からない“バッタリ”という所もあり危険でお連れ出来ない、ということで、放獣場所が眺められる、琴川ダムからの確認でした。

ご親切に望遠鏡も用意して下さいました。
ありがとうございました。

課長さんも仰っていましたし、
熊森会員で放獣場所に詳しい方が教えて下さいましたが、樹種はミズナラ、楓各種、沢ぐるみ、柳、こしあぶら(大木多し)ブナ、ミズメ、黄はだ、栂、唐松、樅、カツラなどだそうです。
そして「市有林の天然林地域は放獣するのには良と考えます。」
と言うことでした。

また、捕獲放獣のことで本部の白川さんから電話があったと、課長さんはお礼を述べられました。
クマに関しては10年以上のキャリアがあり日本で一番ですから、捕獲放獣のアドバイスは参考になった事と思います。是非、その際は実行して頂けたらと思います。

甲府市の武田の杜の健康の森に設置された3つの罠には、クマはまだ捕獲されていません。
設置後に目撃情報が、湯村山付近で夕刻ありましたが、クマかどうか定かではなかったそうです。

報告は以上です。

みなさん、猛暑が続いていますので、ご自愛下さい。

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