2010年7月31日土曜日

生態系に配慮した森林整備と鳥獣被害対策は

笛吹き市議の志村直毅議員が一般質問されました。

「生態系に配慮した森林整備と鳥獣被害対策は・・・」

笛吹市役所の「広報ふえふき」とともに、笛吹市議会「議会だより」が発行されています。
全戸配付されるほか市役所本支所や市立図書館、市内の市公共施設等で手にすることが出来ます。
是非皆さんご覧下さい。

夏レシピ★きゅうりの味噌煮

今日は若杉ばあちゃんから教わったレシピをご紹介します~。

きゅうりといえば、生のまま食べることが多いですが、
熱を加えたきゅうりもこんなにおいしいんだ~とびっくりしたレシピです!

出来たてのあったかいのもおいしいですが、
少し冷まして味がなじんだのもまたおいしいです~♪
きゅうりが少しとろっとして最高~

たくさん手に入った時はぜひ!
少し時間がたって味がぼけちゃったきゅうりも、
これならおいしく食べられます

『きゅうりの味噌煮』
1.きゅうりは厚めに斜め切り→塩をふって水分を出す。


2.土鍋をカンカンに熱くする。

3.ごま油をひき、きゅうりをよく炒める。
(このときあまりきゅうりを動かさないように炒めるのがポイント、
 動かしすぎると水分が出てべちゃべちゃの仕上がりになる)
4.酒をひと回しかけてくさみをとる

5.味噌をいれて、ふたをしてとろ火で20分くらい煮る


★出来上がり★

メダカの学校~おむすび茶屋~
http://medaka-omusubi.seesaa.net/

富士急ハイランドでのクマの捕獲放獣の詳細

【人と人との繋がりがクマの命を救った。】
「奥山の復元=人と人との復元」

□1回目 7月15日捕獲・7月16日放獣
捕獲されたのが天上山(三ツ峠山の南麓)で、放獣は清八林道(三つ峠山の北稜)。
※放獣は山梨県環境科学研究所 吉田研究員。


■クマ捕獲放獣の2日間の様子
7月27日 午後3時頃         赤坂交差点 東側付近
       午後3時20分頃     イッツモア赤坂 東側ゴミ置場
       午後4時30分頃      ふじやま温泉付近
       午後4時45分頃      ハイランドリゾートチャペル横 木に登る
       午後6時30分頃      木から下り30メートル横の木に移り登る 
      
7月28日 午前4時45分頃      吹き矢による麻酔1回目
       午前5時頃         吹き矢による麻酔2回目
       午前5時5分頃       眠った所を木の上で捕獲
       午前9時50分頃      エアーガン、爆竹、とうがらしスプレーでのお仕置き
       午前10時頃        富士山吉田口3合目付近にて放獣



27日の午後にクマが富士急ハイランドに入り込む騒動が起こるとは知らず、直前の午前中、山梨県支部ではこんな行動をしていました。

◆9時~11時      山梨県環境科学研究所 吉田研究員 訪問
◆11時半         富士吉田市役所農林課 訪問 課長と宮下さん
◆13時           富士河口湖役場農林課 訪問 三浦課長補佐
◆13時半~14時半   クマの目撃情報があった鐘突堂周辺を探索


◆山梨県環境科学研究所の吉田研究員と面談。
7月16日の放獣の詳細、発信器の装着の必要性、山梨県のクマの生息状況、クマ保護についてのお考え、今後の捕獲放獣を教えて頂き、お手伝いの申し出等についてお聴きしました。
吉田研究員の考えは・・・
・クマを殺してはいけない。
・保護して奥山に放獣していかなければいけない。
・クマは“餌”を求めて人里に降りてくるので、人間がクマを誘き寄せないように里山や、民家付近が餌場にならないように気を付けて行かなければならない。
・またクマ生活出来る生息場所(放獣場所)がなかなかないのが問題。
・クマを捕獲獣するのに人手や費用がかかるので、そのための援助が必要。
・クマが万が一絶滅した時、予想以上の何かが起きてしまう危険性がある。

吉田研究員はこちらにいらしてから7年になるそうですが、地元の皆さんや行政との信頼関係をコツコツ築き、やっとここまでの状況になって来たそうです。
吉田さんとは、「目的が同じなので、今後はお互いに協力していきましょう。」と、
とても有意義な時間が持てました。
また、吉田研究員から
「24日子ども達がスポーツをしている側の河原で、発信器を付けたクマが1時間程水遊びをしていたのを目撃されたそうです。」との情報を得ました。
岡(笛吹市)、清水(北杜市)、山本(河口湖町)、後藤夫妻(富士吉田市)、
坂名井(甲府市) ~6名~

※後藤さん夫妻は5月上旬、副支部長の藤掛さんが「熊森ツアー/根室・知床3000年北方針葉樹林とヒグマを見る旅」に行かれヒグマを観ている時、熊森ツアーとは関係なく、ご夫婦でご旅行にいらしていて、その現場を通りすがり「何を観てるんですか?」という、偶然の出会いがキッカケで熊森会員になられました。
北海道で、山梨県の人同士が会うなんて、クマの神様が出会わせて下さったのでしょうか。
今考えると、このクマ騒動を予期していたかのような出会いでした。
後藤さんは、山梨県支部のマスコットにしたいような、可愛らしいクマさんに似ている方ですし頼もしいです。また、奥様も笑顔の素敵なお優しい方です。

◆富士吉田市役所農林課
最近のクマの目撃情報をお聴きしました。
山間部付近での、クマの目撃情報は余り問題にしておらず、民家付近であった場合の時は捕獲放獣をお願いし、その際は吉田研究員にご相談して頂けるのを確認しました。
岡、山本、坂名井、後藤さんご夫妻~5名~

◆富士河口湖農林課
富士吉田市役所と同じ内容のお話しをしました。
また、それに加えて、吉田研究員の言われたのは、始めに目撃された時の場所には、クマが餌となるものを食べに来ているようなので、排除する必要があるとお伝えし、わたし達に出来ることがあれば協力したい旨を申し出ました。
この時、三浦さんから
「今日11時30分頃目撃情報が入り、山のほうに逃げて行った。発信器を付けていた。」とお話がありました。
 岡、山本、坂名井~3名~

◆クマの目撃情報があった鐘突堂周辺と餌場付近を探索
 吉田研究員や河口湖役場の三浦さんから伺った鐘突堂や、餌場になりそうな場所付近を探索しましたが、手掛かりは無く、朝からの行動でしたので、ここで解散にしました。
   岡、山本、坂名井~3名~

■17時過ぎ 後藤さんご夫妻富士急に駆け付け、吉田先生、富士吉田市役所の皆さんに挨拶。その後ずっと見守り、写真撮影もされる。
■19時過ぎ、現場に岡到着、21時過ぎ在原さん到着。
■21時半 吉田研究員から捕獲放獣を発表。
  ・吹き矢を使って麻酔を掛け捕獲し、奥山に放獣。
  ・夜間は危険なので、明るくなってから4時半に実施。
   吉田さんとお話ししました。
「こんなケースは初めてなので、明日の捕獲は正直不安で緊張します。」と言うので
「クマを救いたいという吉田さんなら大丈夫です。」と励ましました。

■4時半 捕獲作業開始
岡、後藤夫妻、在原さん、坂名井さんの5名が現場にてクマの捕獲放獣を見守り立ち会う。
 ・身の危険を感じてか、かなり高い所までクマは上り詰め、高所作業車に乗った吉田さんもかなり高いので吉田さんとクマの無事を祈る。
 ・1回目の麻酔が命中するが、クマは隣の木に移る。
 ・2回目の麻酔命中。
  クマも段々動きが鈍くなるが、下には降りて来ないのか、来れないのか。
  このままの高さで落下したら、クマが怪我をしないかとの危険を感じ心配になる。
  少し下にずれ落ちたが、枝にうまくかかったまま。
 ・クマの状態を確認し、吉田さんが高所作業車で近付き、クマを抱きかかえ高所作業車に引き込む。
 ・高所作業車は静かに地上に降り、クマはドラム缶に無事入れられ捕獲は無事終了。
・吉田さんに、見学かお手伝いを申し出る。
 市の許可が得られれば良いというので、市の農林課の宮下さんにお願いして「見学ならいいです」と許可を貰う。

■放獣
 富士吉田口三丁目は途中でゲートがあり立ち入り禁止区域なっていました。
針葉樹が多いように見受けられ、クマが生き抜いていくには厳しい所のように感じました。
しかし、この付近にはクマの足跡や糞も見つかり、より良い餌場に移動出来るので、心配ないとのことでした。
クマは昨日の昼間から一睡もしていなかったため、麻酔が良く効き、時折いびきをかいて寝ていて、なかなか目を覚ましませんでした。
途中目を覚ました眠気眼のクマを、ドラム缶越しに懐中電灯で照らして見ると、怖がる様子もなく、円らな瞳で見詰め返され、この後のお仕置きを考えると胸が締め付けられました。
10時近く、クマの意識がハッキリしたのを確認し、エアーガン、爆竹、とうがらしスプレーでのお仕置きをし、放獣されました。
お仕置きをする吉田さん自身も、身を切られる思いだったとお察しします。
クマが二度と捕まらないように。そして、生き延びてくれるようにと祈ることしか出来ませんでした。
尚、発信器はGPS機能が付、遠隔操作も出来る為、11月にはクマの首から外すそうです。


今回は、報道陣、猟友会、警察等40名程の人が集まり、照明塔でクマは照らされ、一時は道路も封鎖され、大騒ぎでした。

ホテル側は人命第一を考え捕殺を、また2回目なので捕殺でしょうと言う声が上がっていて、吉田さんも一時は捕殺も已むをえない、と考えたようですが、吉田さんが、クマを捕獲放獣と決心して下さり本当に良かったです。
午前中、事前にお会いしてジックリお話しが出来て良かったと、胸を撫で下ろしました。
また、熊森会員の地元の後藤さんには、当日初めてお会いしたのですが、人柄が良く、富士吉田市役所の皆さんと顔見知りで、日頃から地域の活動に貢献されているご様子で、「クマを殺さないでね。」と言う声も、地元の人の声だからより通じたのかも知れません。

今回の出来ごとで感じたことは、5月に藤掛さんと後藤さんの出会いが事前にあったことや、クマの騒動の直前に、吉田研究員や、富士吉田市役所や河口湖町役場の農林課の担当者とお会い出来ていたことが、良かったです。
また、それ以前からの、地元の会員さんの加藤さんのクマの目撃情報の連絡や、市役所、役場への訪問してくれた山本さん、在原さん、朝日新聞社の永持さんの記事もありました。
もっと遡ると、知事表敬訪問、みどり自然課の「ツキノワグマをなるべく捕獲放獣するように」との周知徹底の通達。支部結成記念から、ズット記事にしてくれている地元の山梨日日新聞社さんの記者の皆さん。
奥山を早く復元したいとの皮むき間伐を実践してくれている皆さん。そして環境教育への取り組み。
まだまだ、わたしが気付かないだけで、会員の皆さんを始め、多くの協力があって、クマの命が助かったかも知れません。

一安心しましたが、しかし、まだまだこれからです。

旧、中道町の右左口で、クマに桃の被害があり、罠を設置する予定だというニュースも今朝ほど目に止まりました。
始まったばかりですので、皆さん今後もご協力を宜しくお願い致します。

◆8/7・8 田んぼの生きものマスター講座 in五風十雨農場 のご案内♪♪

1日目に訪れる五風十雨農場(山梨県)は、メダカの向山理事が隠居後始めた循環型の農場で、
生きものの宝庫

ここを舞台に“生きものマスター養成講座”が開催されます

講座では、はじめに田んぼの生きもの調査と植生調査を実習し、その後に講義の時間を設け、生きもの調査の意味や手法のまとめ、この日に出会った生きものや植物の解説など、詳しく学びます。
講師は、昆虫・鳥関係は林鷹央先生。植物関係は、関口晋太郎先生です。

生きもの調査では多種多様な生きものたちに出会えます
また、植物専門家 関口晋太郎とともに行う植物調査では、色とりどりの花や草がパレットに並び、それらについて語らって楽しい時間を過ごします

2日目午前は黒岩農場で開催される【いのちめぐる大地の再生講座】に合流して学びます。
午後は田んぼの生きもの調査。
生きもの調査は、農場の健康診断に当り、【大地の再生講座】では、この農場がさらに環境を取り戻すための具体的手法を学べるはずです。皆さんご期待あれ!

生きもの好きにはたまらない2日間になりそうですね!!

■日 時: 8月7日(土)~8月8日(日)
■費 用: 6000円(会員外6500円) *対象年齢18歳以上
     日帰り講座のみの方 3000円(会員外3500円)
■場 所: 五風十雨農場(山梨県北杜市白州町横手1118)
■講 師: 昆虫・鳥関係 林鷹央先生
      植物関係   関口晋太郎先生

▽詳しいスケジュールとお申込はコチラ
http://npomedaka.shop-pro.jp/?pid=20492077

▽メダカのがっこうHP
http://www.npomedaka.net/tanbo_experience.html

2010年7月30日金曜日

紙芝居でクマの保護訴え

今日の山梨日日新聞で紹介されました。
昨日のクマ騒動の後で、タイムリーな記事を載せて下さった雨宮さんに心から感謝します。

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2010年07月30日(金)

紙芝居でクマの保護訴え
熊森協会山梨県支部が小学校などで披露

日本熊森協会県支部(岡明美支部長)は、クマの保護を訴える紙芝居を作った。小学生などへの普及活動に活用する。

 紙芝居は「どんぐりのもりをまもって」。ドングリを食料にしていたツキノワグマの親子がスギが植林された山に食料が減ったことから村に出没、オリにとらえられて殺され、この話を聞いた中学生がドングリの実がなる木を植樹する物語。メンバーが手作りで22ページの絵を描き、紙芝居の木枠も作った。

 8月5日には甲府・新紺屋小で紙芝居を披露。その後も、小学校や保育園などで紙芝居を通じて活動を訴えていく。岡支部長は「練習を重ねて臨場感ある紙芝居にしたい」と話している。

山梨県内のニュース(山梨日日新聞から)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/07/30/14.html

富士急ハイランドでのクマの捕獲放獣

27日、28日に起きた、富士急ハイランドのクマの捕獲放獣の際は、ニュースなどでお聴きになり大変心配されていたことと思います。

人もクマも事故にならず本当に良かったです。


わたしを含め数名の会員の方達と共に、この2日間は徹夜で、クマが補殺されないように微力ではありましたが働き掛けをし、捕獲放獣を最後まで見守り見届けました。

再びお仕置きをさたのは、不本意ではありますが、最悪な状況は免れることが出来たのは、みなさんの祈るような想いと、山梨県支部のこれまでの全ての活動の成果だと自負しています。

また今回のお仕置きは、補殺か放獣かの選択で、致しかない状況でしたのでご了承ください。

2日間の詳細をお伝えしたいのですが、少々疲れましたので、後日改めてさせて頂きます。


1頭のクマを救ったら、山梨県中のクマの救済に繋がると信じています。
また、その影響が日本中のクマを救うことに繋がると信じています。

今回の捕獲放獣の影には、幾つもの奇跡が重なり、どれだけのみなさんに感謝していいのか数えきれない程です。
世の為人の為に一生懸命に行動した時、願いは天に通じるモノだと、改めて実感しました。
クマを救いたいと言う、みなさんの優しい気持ちも後押ししてくれました。
本当にありがとうございました。

今わたしは、神様、佛様、宇宙の力、天の計らいを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、今回現場で指揮を取られ、捕獲放獣を自ら実施された、山梨県環境科学研究所の吉田研究員に心から感謝申し上げます。
吉田研究員の2日間の働きは全てボランテイアです。本当に頭が下がります。
また、改めて訪問しお礼を申し上げたいと思います。

みなさんも良かったらお手紙を書かれては如何でしょうか。
想いを言葉にするのはとても大切です。
*尚、繰り返しますが、今回のお仕置きは、補殺か放獣かの選択で、致しかない状況でしたのでご了承ください。


山梨県環境科学研究所
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-1
  tel   0555-72-6191   fax 0555-72-6206
  E-mail bear@yies.pref.yamanashi.jp

山梨日日新聞(クマの放獣の動画がご覧頂けます)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/07/29/2.html

■恐れぬクマ お仕置き・釈放■2010年07月29日 朝日新聞
~人里に舞い戻りホテル敷地内の木で一泊~

 富士吉田市のホテル敷地内の木に27日夕方から登ったままになっていたツキノワグマ1頭は、28日午前5時すぎに捕獲された。一晩続いたクマの捕獲劇に、ホテル側は「お客さんに危害がなかったのは何より」とほっとした表情をみせた。人を警戒する野生動物のはずだが、10日余り前に市街地で捕獲され、奥山に放されたクマが人里に舞い戻ってきた珍しい例だった。


 ホテルは富士急ハイランドに隣接する「ハイランドリゾートホテル&スパ」(同市新西原)。観光シーズンとあって、27日夜は約200人が宿泊していた。


 クマはチャペル横にあるヒマラヤスギの地上8メートル付近で一晩中座り込んでいたが、高所作業車から麻酔薬を入れた吹き矢を2回打たれて捕まった。


 3~4歳の雄、体長80センチ、体重37キロのこのクマは15日に富士河口湖町船津の天上山にかけられたワナに捕まり、全地球測位システム(GPS)発信機をつけられて16日、三ツ峠山の人が立ち入りにくい地域に放された。だがそこから直線距離で10キロ近く離れた同市内で27日午後に姿が目撃された。捕獲に動いた同市や富士吉田署、地元猟友会を翻弄(ほん・ろう)する形でホテル敷地に逃げ込んでしまった。


 ホテル沿いの国道139号を閉鎖する事態にもなったため、同市農林課によれば一時は射殺も検討。だが半径200メートル以内にホテルなど大勢の人が出入りする場所があるため断念した。クマの登った木の周りにネットを張って、約40人が徹夜で張り番をした。


 吹き矢を打った県環境科学研究所(同市)の吉田洋研究員によれば、クマは麻酔をかけられた後、ドラム缶ワナの中で寝息を立てて眠っていた。学生時代からクマの生態を研究している吉田さんは「こんなクマは初めて」と話す。捕まった後も人里を恐れない行動は「神経の太さ」とも関係があるようだ。


 ただ「人を恐れないクマの発生は警戒する必要がある」としている。人に危害が及ぶ
危険性が高まるため、クマの元々のすみかである奥山の生態系の変化などに注意する必要があるという。「今回は人もクマも無事でよかったです」と吉田さんは語った。


 クマは眠りから覚めた後、間近で爆竹を3回鳴らされ、唐辛子入りスプレーをかけられた。「人の怖さ」をたっぷり教え込まれ、午前10時ごろに野生動物の暮らす富士山3合目付近で放された。GPS発信機の表示によれば一目散に奥山に入っていったという。(永持裕紀)

http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001007290002

2010年7月26日月曜日

7/25上野原市高柄山でクマの事故…でもクマは悪く無い

富士河口湖町 会員の加藤様より
クマのニュースの情報です。

加藤さんありがとうございました。

尚、電話で上野原市役所に電話で状況を伺ったので、記事の後に報告します。

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本日の産経新聞に次の情報が掲載されていますのでお知らせ致します。
 
「産経新聞」7月26日朝刊21頁四段目、(全部1段抜きの記事です)
見出し「山道でクマに襲われ埼玉の男性がけが」
 
本文
(山梨)25日午後0時50分ごろ、上野原市川合の高柄山(たかつか山)733メートル
登山道で、埼玉県所沢市東所沢のアルバイト、池田和峰さん(39歳)がクマに襲われ、右腕と左ほおを負傷した。病院で手当を受けたが、命に別状はないという。
上野原署によると、襲ったクマは体長約1,5メートルで体重は約80キロ。襲った後、山に姿を消したという。

池田さんは右腕をかまれたほか、左ほおを引っかかれて出血したが、自力で約1時間歩いて下山し、近所の住民が110番通報した。
この日午前から単独で登山を開始し、山頂から約1時間下山した地点で襲われたという。
同署が上野原市の防災無線を通じて住民に注意を呼びかけたほか、上野原市は26日、登山道の入り口に、「熊出没注意」の看板を設置する予定だ。
  
以上、記事の全文です。
なお、これは本日の正午前のNHKのニュースでも報道されました。
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001007260001  

今日夕方、上野原市役所、経済課の担当の方と電話でお話しました。

「怪我をされた池田さんは、通報するつもりはなかったそうですが、下山した川合地区で、怪我をしている池田さんを見た方が警察に通報したそうです。

事情を聴くと、登山道から外れた所を池田さんは歩いていて、クマにバッタリ会ってしまったそうです。

クマの生息地に入り込んで、クマがいるのは当たり前ですから問題にしていません
が、防災放送を流したり、クマの看板を立て注意を促しています。」

また、今までの目撃情報等をお聴きしたところ、

「人身事故は初めてです。
目撃情報は、昨年、一昨年は全く無かったのに、今年は既に5箇所で目撃されていますが、場所は問題がありません。
今後、人里に降りて来たときの対処を今から考えておかないといけないですね。
ドラム缶罠も無いし、放獣場所も検討します。全くて初めての事なので・・・」

と、仰っていました。
最初は、人里に降りてきたら、ドラム罠も無いし何の準備も無いから、補殺するしかないかも知れないと思っていたようでした。

県の通達や他の市町村の様子をお話したので、同じような対処をしてくれると思いますが、一度訪問した方がいいかなと思いました。

昨年から、経済課に配属され、クマのことは専門外だったので、以前から日本熊森協会のHPはお気に入りになって勉強されているようです。

電話の対応は親切で感じの良い方でした。
「くまともりとひと」をご覧ください。と、お送りする約束をしました。

尚、今朝、甲府市の森林整備課長さんから、上野原市に電話があったそうです。
「市町村が、連携を図り、クマの情報を共有しましょう。」というお話だったようです。

現在、市町村の横の連絡を取り合うようなシステムになっていないので、バラバラな状況です。甲府市森林整備課長さんがリーダーシップを取り、市町村の連携が取れたら素晴らしいと思います。

・クマ担当 上野原市役所経済課 TEL 055-462-3111

クマの目撃情報を聞いて役場・市役所に電話を掛ける場合


市町村は地元住民のみなさんの声を特に大切にされます。

「クマが出て困るからなんとかしてくれ。」と言う否定的な声は沢山寄せられても、

「クマを殺さないで下さい!」と言う地元住民の声は皆無だと思われます。

「クマの目撃情報を聞いて、役場・市役所に電話を掛ける時に、どんな内容をお話したらいいのですか?」
との質問もありましたので、下記を参考にして頂けたらと思います。


1.クマの目撃情報の事でおききしたいのですが、どちらの課になりますか?
ご自身の名前、住所、(熊森会員)を名乗り、担当者の名前をお聴する。

2.そして、状況をお聴きする。
(いつ・どこで・どのような状況で目撃されたのか。大きさは?)
お聴きした中で上記の内容が不足していたら、そこをお聴きして下さい。
また、誤報が多いので、イヌやイノシシとの見間違いでないか、本当にクマなの
か、足跡で確認されたかお聴きする。

3.現在どういった対応をしているかお聴きする。

4.最後に下記の件をお願いして下さい。

森の保全の為にもクマを殺さないで下さい。
ご存知だとは思いますが、クマの誘因は餌です。
目撃付近にクマの餌になるようなモノはなかったでしょうか。
わたし達人間が、クマを誘因しているケースが多いので、クマの餌になるものを
排除して頂いたでしょうか。(残飯が外に置かれている。養蜂。)
まだでしたら、餌と思われるものを排除し、住民の皆さんに呼びかけて下さい。
クマは餌が無いと分かるとその場所を離れます。

(未だパトロールがされていないようなら)
他の市町村は、猟友会さん、消防のみなさんが、犬を使い、山に戻るようパトロ
ールをしているそうですのでお願いします。クマは人間の次に犬が嫌いです。
(するほどの状況ではない場合もあるかと思いますので状況に応じて下さい。)

餌の排除や、パトロールしても、いついてしまい、危害を与える危険性がある場
所の時は、殺さないで、捕獲放獣して奥山に帰してあげて下さい。

他の市町村では、捕殺せず、放獣しています。
県からもそういった指示があったそうです。絶対殺さないで下さい。

また、どうしても罠を掛ける場合は“ドラム缶罠”をお願いして下さい。
放獣しやすい理由で、鉄柵檻が使われると、クマは逃げようと必死になり、歯が
ボロボロになったり、身体も傷つき手負いになります。
他の市町村も全てドラム缶罠を使用しています。

*以上の事をお話しをして頂き、リサーチしたら、支部長の岡、副支部長の清水
に報告をお願いします。
その時々の状況に応じて、その後の対応をさせて頂きます。
こうした声が沢山寄せられ、クマは守られていきます。

●目撃情報連絡先
・甲府市役所 森林整備課 飯島課長 055-242-2663
・都留市役所 観光産業課 小林   0554-43-1111
・富士河口湖役場 農林課 三浦   0555-72-1111
・富士吉田市役所 農林課 宮下   0555-22-1111
・南アルプス市役所 みどり自然課 広瀬 055-282-7259
・北杜市役所 産業観光部林政課 上原課長 0551-42-1111 
・韮崎市役所 農林課 山下 0551-22-1111

*上記はこれまでの目撃情報で、連絡を取った所です。目撃情報を聴いた時は上
記の担当者にご連絡下さい。また、上記以外はお調べになりご連絡下さい。
そして、都合により役場等にご連絡出来ない時は、こちらまで目撃情報をご連絡
下さい。ご協力宜しくお願い致します。

●岡明美
 携帯 090-8348-4067
携帯アドレス
 amida18-hikari_angel39@docomo.ne.jp
●清水邦彦
 携帯 090-3137-7856
携帯アドレス
 shimizu35456336@docomo.ne.jp

2010年7月25日日曜日

日本熊森協会山梨県支部 生物多様性キャンペーン

水道をひねると1年中水が出てくるのは、森を作るクマさんのお陰さまです!」
~お話し会を各地で開催<10月末まで>~

[内容]
○ツキノワグマの生活
・食べ物 ・活動 ・「母グマ愛情物語」

○クマと森と人の繋がり
・クマのツッキンとのお話し会
・紙芝居 ・パワーポイント

○日本熊森協会の紹介
・日本熊森協会誕生秘話 ・熊森のあゆみDVD
・活動紹介(間伐、環境教育、講演、ets)

○その他
・猟友会さんが語る「クマと森と人」(または手紙を紹介)
・外国人による日本の山林売買と日本熊森協会トラスト
・子どもも出来る皮むき間伐で森を元気にしよう!
 
今、世界中が注目している、生物多様性条約第10回締約国際会議(COP10)が、
10月名古屋で開催されます。
それに向け、日本熊森協会では「クマを絶滅させるなキャンペーン中」です。

今年は春先から木々の芽吹きが悪いようで、クマの目撃情報が相次ぎ、また、秋の実りも大凶作が予想され、秋には大量にクマが里に出てくる可能性が考えられます。

そして、有害獣として捕殺されてしまいます。

「クマと森と人の繋がり」の本当のことを多くのみなさんが知り、理解しすることで、子ども達の未来が希望に満ち明るくなります。

県内27市町村に出向いて、お話し会をしますので、皆さんにお越し頂けたら嬉しいです。また、一人でも二人でもお集まり頂けたら、お話し会に出向きますので、お気軽にご連絡下さい。
 
これはクマの問題でなく、わたし達の子どもや孫の命に係わる深刻な水の問題です!!



*6/6富士川町、7/18甲府市開催済
*今後の予定~
 8/5甲府市新紺屋小学校、8/28笛吹市
南部町、北杜市、ets 順次開催されます


~クマの棲む森は大きな水のかたまり~
   日本熊森協会山梨県支部
TEL:090-8348-4067/FAX:055-266-5095
MAIL:rightstaff_akemi@yahoo.co.jp

          

★最善★

私の体験するできごとはすべて
私の信念から生じるのです

原因と結果はひとつに固く結び付けられています

私の習慣的な考え方が
私の人生のあらゆる段階に
現実のものとなってあらわれてくるのです

最善のものを心楽しく期待して生きれば
常に最善の結果が私にもたらされます

毎朝目をさましたら
静かに心を込めて
次の言葉を繰り返してください



私は今日を楽しみ
喜びます

今日は私の人生に
奇跡が起こるはずです

私には今日驚くべき
触れ合いがあるはずです

私は
すばらしい
とても興味ある人々に会うでしょう

そして私は
最善だけを期待するようにします

私は
常に最善が
私のところにもたらされることを知っています

私は
幸運がいろいろな方法で
私のところにもたらされることを
知っています

一人の手


一人の小さな手
何も出来ないけど
それでも
みんなの手と手を合わせれば
何か出来る
何か出来る


一人の小さな目
何も見えないけど
それでも
みんなの瞳で見つめれば
何か見えなる
何か見えなる

一人の小さな声
何も言えないけど
それでも
みんなの声が集まれば
何か言える
何か言える

一人で歩く道
遠くて辛いけど
それでも
みんなの足踏み響かせば
楽しくなる
長い道も

一人の人間は
とても弱いけれど
それでも
みんながみんなが集まれば
強くなれる
強くなれる

熊森やまなし7月の定例会の報告


2010.7.24(土)13:30~15:30 山梨県青少年センターリバース和戸

●山梨県の熊の状況と今後の対策

◎7月の始め、県みどり自然課が各市町村に
「ツキノワグマは出来るだけ捕獲補獣するように」との通達が出され、例年なら殆どが捕殺されていたようですが、各市町村は「捕獲放獣」の体制になっています。

◎4月からの目撃情報は、5年前の大量に捕殺された年を上回った件数で、このぺースでいくと、8月からは相当数が目撃されると思わます。
そこでみなさんにお願いです。
地元の、市町村役場に

・クマの目撃情報はありますか?
・捕獲する場合が出来た時、罠はドラム缶罠を使用してください。
・捕獲された場合、殺さないで放獣して下さい。
・他の市町村はそうやっていますので、お願いします。

この4点を、事前に確認をしていただけませんでしょうか。
地元に住むわたし達が、クマの保護を訴え、今のうちから、担当者と信頼関係を築いていく事が最善の道に繋がります。
*市町村に確認して頂ける方は29日までにご連絡下さい。
甲府市・北杜市・南アルプス市・都留市・富士河口湖町・富士吉田市は確認住みです。

◎また、これから目撃情報が頻繁になると、わたしと清水さんだけでは対応しきれないので、目撃情報を聴かれた時は、みなさんが市町村役場に電話をして頂けたらと思います。
 *クマの目撃情報があった時のマニュアル*を作成したので参考にして下さい。

◎各地のクマ目撃情報の詳細

○甲府市 目撃情報12件7/12健康の森に罠をドラム缶罠3箇所設置 期間1か月
 *健康の森が7~8月夏休みで子ども達のキャンプ等が始まる為。
  現状は未捕獲。
 
○都留市 6月に人身事故があり1頭の捕殺処分下りました。
7/11に1か月の期間が過ぎ、捕殺処分撤回されました。

○富士河口湖 7/15クマ1頭を捕獲、7/16山梨県環境科学研究所の吉田研究員により発信器を取り付け、天上山(三ツ峠山の南麓)に放獣。

○富士吉田市 頻繁に現れるコグマを捕獲する為、罠を設置予定だったが、河口湖で捕獲されたコグマが似ていた為、罠の設置は取止め。
罠が鉄柵檻を用意していたので、今後は、ドラム缶罠の使用を要望。
クマの目撃は多数あるが殆ど問題にしてない様子。
 
○北杜市小淵沢 7/17猪用のククリ罠に誤捕獲され、7/18信州大学の泉山教授により北杜市の南アルプス側の奥山に放獣
・白州町 6/28・7/21目撃情報

○韮崎市穂積 6/28 ・穴山7/18

○南アルプス市 目撃情報は殆どない。地域柄見ても気にならないのは・・・。

●山梨県の熊森会員数の状況
7月は60名増で約300人です。
山梨県ボランティアセンター祭り、坂名井さん他
*今後も宜しくお願いします。
◎申し込み用紙
http://homepage2.nifty.com/kumamori/syoukaiyousi.pdf
●7月の報告
○1(木)2日(金) 10:00~17:00新しい環境教育の教材作成と練習
*紙芝居の作成(色塗り等)、練習等 ボランティアセンター
 (清水洋子・井上・保坂・山際・高橋・岡)

○2(金) 参議院選挙立候補者5名のアンケート用紙を事務所に配布(岡・清水)
 
○7(水)ボランティアセンターフェスティバル実行委員会 14:00(岡)

○10(土)18:30~21:00 「ブルーゴールド狙われた水の真実」上映会
&「クマの棲む森は大きな水のかたまり(森の力と動物)」
青少年センターリバース和戸視聴覚室
(井上・山際・佐野・保坂・岡)

○12(月)8:30~甲府市が、健康の森にクマの罠設置のため、急遽駆付け説明を求める。
 (高橋、山際、坂名井、在原、佐野、山田市議、岡、甲州ツキノワグマ研究家より依田、時枝)

○16(金)13:00富士河口湖役場訪問(山本・在原)

○17(土) 14;00~17:30 2010ボランティアサマーフェスティバル事前準備
 (高橋・山際・岡)

○18(日)10:00~15:00 2010ボランティアサマーフェスティバル
   :13:00~「森の力と動物」ステージ発表40分
   パネル展・クマともりとひとの販売
   (山際・大浦・佐野・井上・河西・高橋・坂名井)

○20(火)富士吉田市役所訪問 (山本)
19:00劇団さくらっこさんの練習を見学 (坂名井・佐野・岡)

○21(水)10:00甲府市森林整備課訪問
 放獣場所(金峰山麓)の確認と、見学場所(琴川ダム)の打ち合わせ(岡)

○22(木)10:00 放獣場所の確認の為琴川ダムへ(岡) 
14:00県みどり自然課訪問 (清水・岡・鈴木/大学生)

○24(土)10:00~17:00・DVD講演会10:00~12:00 ・定例会懇親会3:30~17:00
DVD講演会「当時の中学生が語る《クマともりとひと》」
※本部企画推進局長・室谷悠子※ &「熊森やまなし定例会」
(岡・高橋・山本・向山・清水・坂名井・在原)

●7、8月の予定
○27(火)9;00~11:00山梨県環境科学研究所訪問
*その後・富士河口湖役場・富士吉田市役所・その近辺の市町村役場訪問 
 *参加される方は、事前にご連絡下さい。

○28(水)~29(木)【虹の天使・夏のありがとう合宿】熊森やまなし共催
*皮むき間伐だけの体験でも大丈夫です。お気軽にお申込み下さい。

○8/05(木)環境教育 新紺屋小学校10:00~11:30
「クマさんと森のお話」紙芝居とクマの“ツッキン”とのお話会
*どなたも参加出来ますが、事前にご連絡下さい。

○8/24(火)定例会・懇親会13:30~17:00
*山梨県ボランテイアNPOセンター 学習室(3F)

◎日本熊森協会山梨県支部 生物多様性キャンペーン
「水道をひねると1年中水が出てくるのは、森を作るクマさんのお陰さまです!」
~お話し会を各地で開催中~
*詳細は後日連絡しますので、みなさんご協力宜しくお願い致します。
 
●熊森ハッピーニュース
 山梨大学環境科学1年生鈴木さんが正会員。
 *山梨県支部立ち上げの際からご尽力頂いている、入山教授の教え子さんで「クマともりとひと」を読まれ 感動されたそうです。
これからチャレンジしていく若い力の皆さん、そして人生で色んな経験を積まれアドバイスして下さる先輩 の皆さん。年代や職業を超え、集い活動していく熊森は素晴らしいですね。
 他にも学生の会員さんがいらっしゃると思います。是非みんなで力を合わせてがんばりましょう!

●その他
「夏休みくまもり読書感想文コンクール」~くまと共に守ろう!僕らの森と未来~

日本熊森協会では、この度「くまと共に守ろう!僕らの森と未来」をテーマに、読書感想文を募集します。課題図書を読んで、森や動物と人が共存していくために今後どうしていけばいいか、考えたことを書いてください。小中高生のみなさんの豊かな思考力や発想力を期待しております。みなさんふるってご応募ください。

*山梨県では、10名の参加を目指しています。宜しくお願いします。

以上です。

2010年7月24日土曜日

アンパンマンマーチ



 
そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも

 なんのために 生まれて
 なにをして 生きるのか
 こたえられない なんて
 そんなのは いやだ!

 今を生きる ことで
 熱い こころ 燃える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ 胸の傷がいたんでも
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため


 なにが君の しあわせ
 なにをして よろこぶ
 わからないまま おわる
 そんなのは いやだ!

 忘れないで 夢を
 こぼさないで 涙
 だから 君は とぶんだ
 どこまでも

 そうだ おそれないで
 みんなのために
 愛と 勇気だけが ともだちさ
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため


 時は はやく すぎる
 光る 星は 消える
 だから 君は いくんだ
 ほほえんで

 そうだ うれしいんだ
 生きる よろこび
 たとえ どんな敵が あいてでも
 ああ アンパンマン
 やさしい 君は
 いけ! みんなの夢 まもるため

【作詞】やなせたかし
【作曲】三木たかし


やなせさんのインタビューがありますので、、。

>「アンパンマンは、正義のために戦っても、パンの体は雨に弱いし、汚れると食べられなくなって、ぼろぼろになる。みんなも禁煙電車の中で、たばこを吸う人に注意をしたら“よけいなこと”と殴られるかもしれない。正しいことをするには、自分自身も傷つく覚悟が要る。でも、勇気をふり絞って行わなければいけないこともあるんだ」

成功の反対は


成功の反対は





失敗じゃなくて





何もしないこと

2010年7月23日金曜日

テーマ「くまと共に守ろう!僕らの森と未来」読書感想文募集中!!


日本熊森協会では、この度「くまと共に守ろう!僕らの森と未来」をテーマに、読書感想文を募集します。

課題図書を読んで、森や動物と人が共存していくために今後どうしていけばいいか、考えたことを書いてください。

小中高生のみなさんの豊かな思考力や発想力を期待しております。

みなさんふるってご応募ください!

「第一回くまもり読書感想コンクール」詳細
●資格 全国の小中高生。
●部門 ①小学生部門 ②中・高生部門
●規定 400字詰原稿用紙2枚~4枚。縦書き。ワープロ原稿可。応募原稿裏面に、
郵便番号、住所、氏名、電話番号、年齢、学校名をご記入ください。
課題図書A,Bのどちらかを選んで,感想を書いてください。

※応募作品の著作権は主催者に帰属することを御了承ください。

●賞
(各部門) 最優秀賞(1名)…図書カード3万円
優秀賞(2名)…図書カード1万円
入選(若干名)…図書カード5千円
●締切 2010年9月15日(水)(消印有効)
●発表 2010年10月(予定)、当協会HP上等
●応募先 日本熊森協会内「夏休みくまもり読書感想文コンクール」係宛
(住所は下にあります)

*課題図書の購入方法*


■「家族になった10頭のクマ」は書店で購入するか、又は以下の注文ページからご注文下さい。
■「クマともりとひと」 は、一般書店での取り扱いがありませんので、以下の注文ページからご注文ください。

<本の注文>
https://s3.mbsrv.net/~kumamori/kumamori.org/form/book_order/


主催者:「実践自然保護団体 日本熊森協会」本部
〒662-0042 兵庫県西宮市分銅町1-4

TEL 0798-22-4190 FAX 0798-22-4196

Mail jbfa@nifty.com

HP http://homepage2.nifty.com/kumamori/
http://kumamori.org/project/dokusho2010

「日本熊森協会」は、奥山水源域の原生林を買い取って永久保全(ナショナル・トラスト)したり、開発・拡大造林・地球温暖化・酸性雨などにより劣化した奥山を、全生物と人間、農林漁業や工業のために、広葉樹の自然林に復元したりする活動を行っています。森の最大獣であるクマをシンボルにしている民間の実践自然保護団体 です。
(2010年7月現在 会員数25000名)

県みどり自然課訪問の報告・甲府市の放獣予定地の確認

みどり自然課では

「【ツキノワグマは基本的には捕獲放獣して下さい。県からの補助金もでます。】ということを、各市町村に、再度、周知徹底をしただけです。」

と、言われてました。

しかしともあれ、お陰様で、県が市町村に“再度、周知徹底”してくれた影響は大きく、市町村は捕獲放獣の体制になってきています。

昨年までは、殆どが捕獲補殺だったのに、やはり、生きものを殺すことは、大多数の人は嫌なのでしょうね。
やはりみなさん、心の優しい良い方ばかりです。

放獣する際の学習放獣、発信器の取り付けなどは、どうなっていくのか分からない状況ですので、問題を一つ一つ解決し、今後も県市町村とのコミュニケーションを取りながら、クマを守っていきます。

捕獲放獣されたクマが、今後人間と会った時に、人間を襲わないためにも、学習放獣はしないで頂きたいです。
だから、山でクマに遭う危険性がある猟友会さんは、「お仕置き(学習放獣)はしちゃだめだ」というのでしょう。

クマにとっても、人間にとっても理が無いのです。どなたか理がある方がいるのでしょうか!?

今後は、クマの目撃情報が増えて来ます。
是非みなさんのお力をお貸し下さい。



また昨日は、甲府市の放獣場所の確認で、森林整備課の課長さんとお二人にご案内して頂きました。
ただ、クマの放獣場所の金峰山の麓まで行くのには道がとても険しく、途中からは立ち入り禁止で、また、クマにいつ会うか分からない“バッタリ”という所もあり危険でお連れ出来ない、ということで、放獣場所が眺められる、琴川ダムからの確認でした。

ご親切に望遠鏡も用意して下さいました。
ありがとうございました。

課長さんも仰っていましたし、
熊森会員で放獣場所に詳しい方が教えて下さいましたが、樹種はミズナラ、楓各種、沢ぐるみ、柳、こしあぶら(大木多し)ブナ、ミズメ、黄はだ、栂、唐松、樅、カツラなどだそうです。
そして「市有林の天然林地域は放獣するのには良と考えます。」
と言うことでした。

また、捕獲放獣のことで本部の白川さんから電話があったと、課長さんはお礼を述べられました。
クマに関しては10年以上のキャリアがあり日本で一番ですから、捕獲放獣のアドバイスは参考になった事と思います。是非、その際は実行して頂けたらと思います。

甲府市の武田の杜の健康の森に設置された3つの罠には、クマはまだ捕獲されていません。
設置後に目撃情報が、湯村山付近で夕刻ありましたが、クマかどうか定かではなかったそうです。

報告は以上です。

みなさん、猛暑が続いていますので、ご自愛下さい。

2010年7月22日木曜日

24(土)10:00~17:00DVD講演会「当時の中学生が語る《クマともりとひと》」※本部企画推進局 長・室谷悠子※&「熊森やまなし定例会」

山梨県青少年センターリバース和戸
 甲府市川田町517番地 電話番号 055-237-5311

・DVD講演会10:00~12:00
「当時の中学生が語る《クマともりとひと》」※本部企画推進局 長・室谷悠子

・定例会13:30~15:30

・懇親会15:30~17:00

※全日参加出来なくても大丈夫です。また、会員でなくても参加出来ます。
 みなさんのお越しをお待ちしています。

2010年7月21日水曜日

韮崎市、北杜市、目撃情報の詳細

こんばんは、清水です。
今日の報告です。

①韮崎市の穂坂小学校の学校だよりで、クマの目撃と注意喚起があった件
 韮崎市役所に電話し、農林課の山下さんに伺いました。

 韮崎市役所には、穂坂地区での目撃情報は入っていないそうです。
 地域で目撃された方がいて、学校に連絡を入れた為、学校便りで注意されたので 
 はとの事。

 そのほかの韮崎市の目撃情報をお伺いした所、1カ月前に国道20号の穴山橋
 近辺で目撃情報があり、つい先日の18日(日)にも同じ穴山地区で目撃情報が
 あったそうです。
 役場では、クマ注意の看板設置と、住民への注意喚起を行ったそうです。

 こちらからは、「今年度に入り、県内でも殺さず放獣するようになっており、つい
 先日も、河口湖町と北杜市では放獣をされています。絶対駆除しないで下さい!」     
 と伝えておきました。
 近々ご挨拶に行っておきます。
 金川さんご連絡ありがとうございました。

②白州町、横手地区の目撃情報の件
 北杜市産業観光部林政課 上原課長にお聞きしました。
 
 早朝に、連絡が入り、役場の職員と猟友会会員で目撃地域周辺を巡回してきたそう        
 です。その後の目撃情報は無く。住民へは防災放送で注意喚起をしましたとの事。
 目撃場所は、横手地区の集落近くの山林側のようだとの事(課長は行っていない
 ので詳細は分からないとの事)
 駆除の指示は出していないので、猟友会さんは巡回してクマを山に押し返すのと
 有事の際、職員住民を守るために同行されたようです。
 以後は白州町に頼んだとの事でした。

 上記がちょっと引っかかります。
 県は駆除権限等を市町村におろしており、駆除権限まで下ろさないとしても市が
 合併前の旧町村にクマの対応をお願いしたら責任の所在と的確な対応がどこまで
 出来るのか心配です。

 松井さん ご連絡ありがとうございます。
 自宅から200m位とは、とても近いですね!
 ご近所の皆さんには駆除せず放獣にご理解頂けますようご説明よろしくお願い致し
 ます。又、何かありましたらご連絡お願い致します。

 清水でした。

【虹の天使・夏のありがとう合宿】熊森やまなし共催

来る28日、29日に皮むき間伐が、富士川町で行われます。

よろしければご参加、ご紹介下さいますよう、よろしくお願いいたします。

県内外からのお申込みお待ちしています!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

笑いながら森をお手いれ! 
森も熊も人も喜ぶ!

皆さま、お元気ですか~。
虹の天使では夏本番!
日本の森を復元、再生、保全し、水や動物を守りたいと行動を始めた仲間が集うための合宿を企画いたしました。

森や、人とのつながりを大切に思う方ならどなたでも参加OK! 
忙しい方向けに体験のみ、また交流会のみの参加もOKです。
沢山の皆様のご参加を楽しみにしています。
           
日程:2010年7月28日(水)・29日(木)一泊二日

7月28日(水) 午前10時半集合・受付 (富士川町下高下・たかおり荘)
       午前10時45分~ オリエンテーション
       午前11時~ 室内講義(高下荘にて)
(なぜ今森の手入れが必要か?皮むき間伐「きらめ樹」の背景と実践のための手引き)
       午後12時~ お楽しみ、お弁当タイム (自己紹介もしよう!)
       午後1時~ 小室地区、小池さん所有の森で、レッツ「きらめ樹!」
(ゾーン作り、選木、皮むき、シェアリング)
       午後3時 高下荘に戻り、夕食作り (かまどでご飯炊き体験など)
           熊森協会山梨支部 紙芝居練習(出演者募集中!)    
      午後5時半~夕食&宴会(ここからの参加も大歓迎!森談義しましょ)

7月29日(木) 午前8時 朝食(みんなで作ります!)その後片つけ、荷物整理、清掃
       午前9時 セブリ社佐久間さんによる森のお話と山村ウォッチング!
       午後12時 解散

参加費用:全日程参加の場合 大人3500円 子ども1500円(宿泊、食事代、保険料のみ)
        28日(木)の午前中の講義と「きらめ樹」体験のみ 大人500円
                                 子ども100円
        28日の夕食&宴会のみ参加 大人1,000円(プラス酒飲物一品)
 
    夕食&宴会参加の方は、何時からでも大丈夫です。夕食は確保しておきます。

持ち物: 宿泊用品寝袋(ある方)・28日昼のお弁当・水筒・軍手・長袖・長ズボン
     のこぎり(ある方)・靴は、長靴やトレッキングシューズなど、滑りにくいもの。

主催 虹の天使 
共催 日本熊森協会山梨県支部

申し込み・お問合せ(岡)055-266-5095(FAX同) 090-8348-4067
         (井上)0556-22-2650(FAX同) 090-3245-6091
         (山際)0556-22-5620(FAX同)090-8171-3681

★たかおり荘HP http://www14.plala.or.jp/seburi-sha/takaorisou.html

富士吉田市のクマの対応状況

今日の午後、富士吉田市の農林課を訪ねてきました。
担当の宮下さんはお忙しく、藤田徹課長さんにお会いできました。

富士吉田市は目撃されたクマはコグマと判断し、防災無線と合わせて、富士吉田警察署に
依頼して地域住民に注意を喚起してもらう一方、猟友会にて山の上の方に追い返すような
対応を取ってもらったこと

それでも頻繁に現れるので、捕獲罠を仕掛ける場所の下草刈りなど準備をしていた矢先に
猟友会の会長から連絡があり、富士河口湖町で仕掛けた罠につかまったクマが、富士吉田
市側で目撃されていたコグマと同じようだと判断し、急きょ罠の設置をとりやめたこと
がわかりました。

なお、予定していた罠はドラム缶式でなくイノシシにも使う鉄柵式のものだったようです。
市はドラム缶式を4台持っているが、今回猟友会の持っている鉄柵式のものを使用しよう
としたのは、捕獲した場合の後処理がやりやすいという猟友会の意向だったようです。

県からの連絡を承知していて、捕獲した後は放獣の方針のようですが、鉄柵式だと暴れた
際に自らを傷つけてしまう恐れがあることから、ドラム缶を使用してほしいとお願いした
ところ、藤田課長さんは猟友会に話してくれるとおっしゃってくれました。

富士吉田市は、山にクマがいることは当たり前で、山の中で見かけたという目撃情報には
あまり騒ぎだてはしないようです。
忍野方面の森のクマが近くにある養蜂場周辺をうろつく際に、国道を横切るのを目撃した
情報があるようで、クマも警戒しながら行動しているので大事にいたってないようです。

日本熊森協会のパンフレットを一部お渡しして、お手伝いできる方向で協力していくので
防災対応の目撃情報や罠の設置などの情報がいただきたいとお願いするのと、こちらから
何かと問い合わせさせていただくので、これからもよろしくと申し上げました。

27日には山梨県支部長が環境科学研究所を訪ねるので、富士吉田市にも寄らせていただく
ことをお伝えしたところ、藤田課長さんがお会いしてくれるとのことです。

以上が訪問内容です。


追記

7月11日三ツ峠に登った折に、登山口に富士吉田警察署の方が2名いて、天上山方面で
クマが目撃されているので、そちらには下山しないようにと指導していました。
このような際に、今後は一緒に登山口で、登山客にクマに対する心得や日本熊森協会の
活動を知ってもらえるように行動していくことが、第一歩かなと考えています。

山本

「小淵沢のワナにかかったツキノワグマの件の報告」「クマ情報の対応についてのお願い」

先ずは、清水さんからの「小淵沢のワナにかかったツキノワグマの件」の報告です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

岡 さんへ

こんばんは、清水です。

小淵沢の件の報告です。

本日午前中に、北杜市役所産業観光部林政課の上原課長に電話にて今回の件の詳細をお聞きしました。

17日(土曜日)に、小淵沢町下笹尾地区の畑に隣接した里山に仕掛けられていた、イノシシ用のくくりわなに、ツキノワグマがかかっていて、ワナの所用者より北杜市役所に連絡が入ったそうです。

役所は休日で、日直の担当者が、上記林政課長に急遽連絡を入れてきたそうです。
「熊森の清水さんの話も伺っていたので何とか助けてあげたい」(本人談)と思ったそうです。
クマの状態は、大変おとなしくしているとの事で、至急放獣の手配をと思ったのですが、まだ、山梨ツキノワグマレスキューも活動準備中なので、以前、猿とシカの生態調査でお世話になった、信州大学の泉山教授に連絡をされたそうです。

泉山教授は、丁度休日だったのですが、北杜市のたってのお願いに、連休中日の18日に長野県より放獣に来ていただいたそうです。

当日は上原課長は、休日で予定が入っており、後で泉山教授から聞いたそうですが、クマは生後2~3年のオスで、体重は37Kgの小さいクマだったそうです。
やはりおとなしくしていて楽に放獣できたそうです。
放獣場所は泉山教授にお任せしたそうですが、北杜市の南アルプス側の奥山あたりとの事です。
放獣の際に、お仕置きはしていないそうです。

教授の話ですと、2~3歳の雄は親離れのあと自分のテリトリーを確定するために、比較的広範囲に移動をするそうです。そのさなか、ククリワナのワナにかかったと思われるそうです。

折角の放獣の機会だったので、是非、立ち会いたかった。
次回、このような事があったら、必ず連絡して下さいとお願いしておきました。
ご連絡頂きました小淵沢の小林さん、ありがとうございました。

みどり自然課の通達もあり、放獣に一気に流れが変わってきました。
今後も行政の壁を、良い信頼関係の構築によって取り払えられればと思います。
あしげく訪問・頻繁に連絡・笑顔の会談・しっかりとした要求!ですね。

清水

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

清水さんありがとうございました。
小淵沢のクマの件は良かったです。

尚、今後、クマの目撃情報や捕獲などが、頻繁になると思います。

熊森やまなしは、これまでのみなさんとの歩みの中で
行政が7月1日に、山梨県が各市町村に向け
「捕獲したツキノワグマは、出来るだけ奥山に放獣するように」
と通達を出した事は、大変大きな一歩でした。

しかし、クマに関する情報を直ぐに熊森協会に連絡して頂ける状況には至っていません。
今後も引き続き、執行部では県や市町村とのコミュニケーショんを図り、クマ情報を直ぐに頂けるよう努力していきますが、一頭でも多くのクマの命を守り、無駄なお仕置きを無くし、奥山に安全に放獣する為には、皆さんからの情報が一番の命綱です。

また、河口湖の会員さんのように、今の内から、地元の市役所や役場にクマや森の状況を確認するなど、事前の対応が必要です。
県内には27市町村ありますので、会員のみなさんのご協力を是非お願い致します。

今日は、富士吉田市役所に河口湖の山本さんが出向いてくれます。
富士吉田も今頻繁にクマの目撃情報が寄せられ、今後の対応を検討中だそうです。

そして、今までの甲府市、河口湖、小淵沢等の目撃情報、他にも色んな情報を、みなさんがお寄せ頂いたことがキッカケで、今のような良い方向に至っていると思います。
今後も引き続き、宜しくお願い致します。

また、クマ情報は、直ぐに対応する事が不可欠です。
瞬時の対応がクマの運命を左右しますので、第一報は、わたしと清水さんの二人の携帯にお願いします。
電話でも携帯メールでも構いません。
PCメールは直ぐに見れず、時間が立って手遅れになりかねませんので、お願いします。

尚、わたし達二人は、熊森の活動を専従でしている訳ではありませんので、状況によっては、直ぐに動けない場合があります。
その時は下記のように、対処して頂けますようお願い致します。

●まず、わたしと清水さんに連絡を下さい。
●二人に連絡が取れない時は、
市役所、役場にのクマの担当者に連絡をして、状況を教えて貰って下さい。

・「クマの目撃情報がありましたが、今、どのような状況でしょうか?」

・今後、罠を使い捕獲すると言うケース

「県では捕獲放獣するように言われているそうですが、勿論そのような対応でしょうか。
罠は、クマを傷付けないドラム缶罠でしょうか。
放獣場所はどちらでしょうか。そこは、クマの暮らしていける広葉樹があるでしょうか。」

・すでに、捕獲されたと言うケースでしたら
この後、どのような処置がされるか訪ねて下さい。

もし万が一「捕殺」と言われたら、
「県では捕獲放獣と聴いてますから、殺さないで下さい。他の市町村では、捕獲放獣をしています。」とお話して下さい。

「放獣」と言うことでしたら、放獣場所はどこか、そこにはクマが暮らしていけ
る広葉樹があるのか。
また、放獣する時にお仕置きはしないように、発信機も付けないようにお話して下さ
い。

二人に連絡がつかず、また対応が分からない時は、日本熊森協会本部にご連絡下さい。
TEL 0798-22-4196

2010年7月20日火曜日

「あなたの心の中の最良のものを」 マザーテレサ

人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。

善い行いをしてもおそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
けり返されるかもしれません。
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず、
結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。
あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです。

山梨県のクマの対応状況・19日の朝日新聞掲載

先日の河口湖の山本さんの報告からですが、7月1日に、山梨県が各市町村に向け
「捕獲したツキノワグマは、出来るだけ奥山に放獣するように」
と通達を出したそうです。

その件で、22日に清水副支部長と県のみどり自然課へ行ってきます。

これは、清水さんや他の会員さんも「山梨県支部の大きな成果です!!」
と、言ってます。

森山会長講演に始まり、2月からは月に一度以上はみどり自然課に行き、県議が動いて下さり、知事との表敬訪問が実現しました。
また、クマの目撃情報や事故、罠設置の件があった際の、山梨の会員の皆さんの行動と、わたしの拙いメールを見て、陰ながら応援してくれている会員の皆さんの想いが一丸となり結集された賜物だと自負しています。

クマの事は、まだまだ、これからでしょし、これからも山あり谷ありで色んな事があるかと思いますが、これからも皆で力を合わせて顔晴(がんば)りましょう!

そして、朝日新聞の永持さんが、19日の朝刊にクマに関する記事を掲載して下さいました。本当にありがとうございました。

副支部長の清水さんも、新聞を読まれ「とても良い記事でしたね。」と喜んで連絡をくれました。
本部にも報告しました。

今後も、永持さんは取材を重ねて頂けるそうで、5回くらいの連載になるかも知れないそうです。

色んな皆さんが応援して下さり嬉しいですね^^

職業や年齢や個性やいろんな方達が集い、繋がり、ネットワークが出来る。
多種多様な動植物が棲む保水力抜群な豊かな森造りと、人造りは同じだなァと実感し感動ています。

【朝日新聞記事】
http://mytown.asahi.com/areanews/yamanashi/TKY201007180458.html

●クマ目撃情報、ハイペース 人の食べ物の味覚える?

県内各地で「クマを見かけた」という目撃情報が、ツキノワグマが盛んに動き出す春先以降、例年を上回るペースで自治体や警察に寄せられている。野外キャンプなど夏のレジャーの本格化を踏まえ、捕獲用のワナを設けるなどの対策も始まった。一方、「クマは森林荒廃の被害者」とする保護団体は捕獲の動きに対して目を光らせている。

 甲府市街地の北側に広がる森林公園「武田の杜(もり)」(同市羽黒町片山)は今月12日、キャンプ場やバーベキュー場がある中心施設の健康の森(195ヘクタール)の3カ所にワナを設けた。ドラム缶の中にクマの好物の蜂蜜を置き、いったんクマが入れば外に出られなくなる仕組み。キャンプ場ができた1979年以降、クマ用のワナを設置するのは初めてという。

 武田の杜では、まず5月にツキノワグマが目撃され、市側は来園者や市民向けに看板や行政放送で注意を呼びかけた。今月に入ってからもクマが再び目撃されたことを受けて捕獲に動くことを決めた。

 甲府市によると、市内で4月以降に寄せられたクマの情報は11件。例年なら数件どまりで、今年は明らかに多い。管理事務所の杉本達雄所長は「夏には大勢の人が来る健康の森にクマの親子などが居ついてしまった可能性がある。人の安全確保に努めなければならない」と話す。

 園内にワナが仕掛けられた12日、日本熊森協会県支部(岡明美支部長)のメンバーや市議が事務所を訪れ、ワナの詳細などをただした。その際、クマ対策を担当する市森林整備課の担当者は、「クマは捕獲後に捕殺せず、長野県との境界にある金峰山に放獣する」と説明した。解放するところは登山客が入らないことに加え、クリなど広葉樹が広がり、クマの生息に適している地域という。

 40年間以上にわたって県有林の管理など森林に携わってきた杉本所長は、クマ情報の増加の背景に「里山の変容がある」とみる。かつてはクマは奥山に、人は人里にと住み分けができていた。その間にまきの採取など山仕事をする人が行き来する里山が広がり、警戒心の強いクマが人里に降りてこないようにする緩衝地帯の役目を担っていた。

 ところが、まきの需要がほとんどなくなっていき、山仕事も大きく減少。緩衝地帯が崩れ、クマと人の両者の住む領域が重なるようになった結果、雑食性のクマは様々な食べ物を知るようになった。杉本所長によると、武田の杜近くに霊園があり、お供え物の果物などがあることをクマが知った可能性もあるという。また、登山客やレジャー客が自然界に置いていった食べ残し、飲み残しもクマにとっては格好のエサになる。こうした要素が複合的に重なって、人が活動する地域でクマの出没が頻発するという現象を生んでいるとみられる。

 クマを取り巻く生息環境の変化に危機感を持つ熊森協会県支部の岡支部長は「クマの好物だったドングリ類も広葉樹から針葉樹へという林業政策で減った。クマが人間に追いつめられている事実を多くの人に知ってもらいたい」と話す。(永持裕紀)

北杜市小淵沢のクマ情報とお知らせ

クマの情報が、会員んの小林さんから寄せられました。
連休中でしたので、今日(20日)、副支部長の清水さんから、北杜市役所に連絡して確認して貰います。
詳細が分かりましたら、ご報告します。

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○北杜市小淵沢のクマ情報

今朝(7/19)の近所のおじさん情報です。

昨日(18日)、小渕沢の下笹尾で猪用の罠にわりと大きな雄熊が掛かったそうです。

役場に連絡したところ、山梨県では殺せないことになっているので、長野県の獣医を
呼び麻酔を打ったということです。
今は、交尾の時期で雌がまだ近くにいるんじゃないか?ともいってました。
その雄熊がどうなったのかはわかりません。混乱を招くので町内放送もしなかったということでした。

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○お知らせ

甲府の「劇団さくらっこ」さんが“クマともりとひと”を題材に、劇を制作されました。
20(火)19時~ぴゅあ総合で練習を拝見させて頂けますので、ご都合が付く方はお越し下さい。
皆さん、熊森会員になりたいと言うことです。
また「くまともりとひと」の本も欲しいそうなので、わたしは行って来ます!!

ぴゅあ総合(元 女性会館)
〒400-0862 甲府市朝気1-2-2
電話 055-235-4171

2010年7月17日土曜日

7/18ボランティアセンター祭り・ステージ発表

明日、山梨県ボランティアNPOセンターで「ボランティアセンター祭」が開催されます。
昨年は400名に方にお越し頂いたそうです。

熊森やまなしでは、「クマと人と森のつながり」「日本熊森協会のあゆみ」をステージ発表します。
13時から1階のホールで40分です。
また「パネル展」「くまともりとひと販売」「トラスト募金」も1階ロビーで行っていますので、是非お越しください。

また、当日お手伝い頂ける方はお申し出下さい。
わたしが、身内に葬儀が出来、明日は出れなくなりました。
会員の皆様にお越し頂き、温かい心で盛り上げて頂けたら有り難いです。

山梨の皆さんに、熊森を知って頂く大切なイベントに参加出来ず、ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんが、どうぞみなさん宜しくお願い致します。

*PCやプロジェクターの操作が得意な方がいましたら、12時30分~14時まで協力して頂けると助かります。ご連絡下さい。

PS 舞鶴小学校の校庭が駐車場になります。
ボランティアセンター向かって左側に校門入り口があります。

ボランティア祭り詳細
↓↓
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~ ひとつになって 輪になって 心の花を咲かせましょう! ~

山梨県ボランティア・NPOセンター(以降、センター)は、1978年(昭和53年)
7月22日に全国に先駆けて「県民ボランティア運動の拠点」としてオープンしました。
毎年、センターの開館記念日に併せ、センターで活動するボランティア・NPO・市民
活動団体が中心となり実行委員会を組織し「ボランティアサマーフェスティバル(ボラ
ンティアの夏祭り)」を開催しています。
今年は、以下の日程で山梨県ボランティア・NPOセンター全館を活用して開催いたし
ます。
ボランティア・NPO・市民活動団体の皆様の情報交換や、新たなネットワークづくり
の場としてお気軽にご参加下さい。


開催日時  平成22年7月18日(日)午前9時45分~午後3時

会  場  山梨県ボランティア・NPOセンター
      (甲府市丸の内2丁目35-1)

内  容  催しによって時間・会場が異なりますので、以下の予定表をご参照下さい。

      ①ボランティアバザー
       時  間 10:00~15:00
       会  場 4階・3階
       内  容 ボランティア・NPOセンターの運営に協力するチャリティー
            バザーです。

      ②お祭り屋台
       時  間 10:00~15:00
       会  場 2階屋上庭園
       出店団体 山梨県日中平和友好会、多文化共生を考える会ハート51、
            日中交流情報センター、就労支援事業所めばえ
       内  容 手作り水餃子、フィリピン料理(バナナ)、刀削麺、ドーナ
            ツ、クッキーなどの販売

      ③フリーマーケット
       時  間 10:00~15:00
       会  場 1階ロビー
       出店団体 竜王ボランティアグループうさぎの会
            やまなし広域活性化協会
       内  容 手作り小物の販売(福祉施設へのチャリティー等)
      
      ④作品展示・活動紹介・体験コーナー
       時  間 10:00~15:00
       会  場 2階~4階
       出展団体 ひこばえ短歌会、川柳一の枝、日本熊森協会、こうふパオの会、
            山梨ラオス友好協会、地域活動支援センターひかりハウス、甲府
            市の福祉の会、甲府食事サービスをすすめる会、手話サークルあ
            ゆみ、野村生涯教育センター、甲
            府友の会、江戸千家山梨支部、NPO法人せれー奈ほか
      
      ⑤ステージ発表
       時  間 11:00~14:00
       会  場 1階ホール
       出演団体 手話サークルあゆみ、リズム・オブ・ラブ(リズムテコンドー)
            山梨腹話術愛好会、日中交流情報センター、
            山梨憲法ミュージカル、日本熊森協会山梨県支部 

参加方法  事前の参加申込み等必要ありません。
      当日ご自由にご参加いただけます。

そ の 他  
当日は会場の山梨県ボランティア・NPOセンター周辺に仮設の無料駐車場を設けますが、駐車スペースの有効利用や環境に配慮するため、乗り合わせや公共交通機関のご利用などご協力をお願いいたします。

富士河口湖町のクマが捕獲放獣されました

おはようございます。
いつもありがとうございます。

先ず、ご報告させて頂くのは、15日夕方ドラム缶罠でクマが捕獲され、16日の午前中に奥山に放獣されました。
護国神社のドラム缶罠は撤去してあると言っていたのに、まだ、設置されていたままになっていて、それに掛りました。

残念なのは、先日から担当の方とは、電話で何度もお話をしていていたのに関わらず、連絡を下さらなく、わたしたちに知られない前に、捕獲放獣したことです。

それよりも、もっと残念なのは、クマに「発信機」を付けたそうです。

捕獲された15日も担当者とは夕方電話でお話しました。
また、昨日16日は事前に熊森の会員の方がお会いする約束になっていました。

それなのに「連絡する余裕がなかった。」そうです。

農林課には、再度、「連絡を頂けるよう」お願いしました。
来週、富士河口湖役場を訪問したいと思います。

では、役場を訪問された山本さんが昨日の報告をして下さいましたのでご覧下さい。
山本さん、在原さん、朝日新聞の永持さんありがとうございました。
ご苦労様でした。

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岡様

今日16日の午後、町役場を訪れ、農林課の課長補佐にお会いして、目撃されたクマ情報についてお聞きしてきました。

最初は7月1日に、河口湖畔の天上山ロープウェイの東側にあるハイキングコースの登り口となる護国神社周辺で目撃され、
エリアの防災無線で注意を喚起するとともに、小学生の下校は教師が引率する対応をとられたようです。
また翌2日には、ハイキングコースは立ち入り禁止にして猟友会にパトロールを依頼しています。

その後、5日にドラム缶捕獲檻を設置し、1週間様子をみることにしたそうです。
檻は町が所有しているもので、ドラム缶一本半分の長さのものと二本分の長さのものとあり、1本半分の方が使われていて、実際の設置作業はハイキングコースを100mほど上がったあたりで行われ、そこまでは人手により運んだと言ってました。

その後、昨実の15日の午前に、鐘突堂スポーツ広場あたりの畑に現れ近所の人が目撃し、パトロールに行った猟友会の人も、山の方に入っていくのを目撃しています。
鐘突堂スポーツ広場は天上山をさらに南下した先で、護国神社とも近いといえます。

その日の夕方、檻がそのままになっているということで見に行った際、ゲートが下りていて中にクマがいるのがわかりましたが、夕方ということもあって部分的な格子窓はついていても、ドラム缶の中はかなり暗く、クマは大人しくしていたそうです。
たまたま富士吉田市の猟友会の会長さんが見に来られ、情報交換したところ、これまでは富士吉田市側に出没していたようで、忠霊塔周辺での目撃情報などがあったとわかったようですが、それまでは連絡はとりあっていないようです。
ちなみに富士河口湖町の中でも、猟友会は7支部あるとのことです。

クマが檻捕獲されているとわかり、東部林務環境事務所に連絡をとり、山梨県環境科学研究所の吉田洋(ゆたか)研究員を紹介され、連絡がとれて対応をどうするかを話し合えたのが夜の8時頃とのことです。
(注)吉田研究員はニホンザルとツキノワグマの動物生態と森林管理が研究対象です。

7月1日付けで県のみどり自然課からクマの捕獲について奥山放獣のメール連絡があったので、奥山放獣することを決めたといってました。
奥山放獣の費用として、申請すれば県から助成金がもらえるそうです。
あらかじめ放獣場所を検討していなかったものの、天上山は三ツ峠山の南麓にあり、放獣場所は三ツ峠で富士河口湖町として一番奥で車で行ける清八林道にすることを、農林課の課長さんの判断で決めたようです。
この林道はゲートが閉じていて、三ツ峠山に登る人もあまり使っていません。
清八林道は、三ツ峠山の山頂の一つである御巣鷹山の北側稜線沿いにある清八山の近くまで上がっていて、この稜線を東に超えれば都留市です。またこの先北側は大月市の笹子エリアになります。

放獣作業は、環境科学研究所の吉田研究員とその他のスタッフ5~6名と、猟友会の人たち、それに富士吉田警察署の人たちが協力し合って、今日行われています。
吉田研究員が麻酔の取り扱いができるということで、獣医でなく吉田さんが中心で作業は進められたものと思います。

課長補佐もその後の作業は確認しないで役場に戻られていて、放獣そのものには立ち会っていませんが、無線機は取り付けるようにしたとおっしゃっていました。
恐らく吉田研究員にとっての格好の研究材料になってしまったと思われます。

捕獲されたクマは推定2~3歳のオスグマで、体長は約1m、体重は約37kgとのことです。
目撃情報は小熊だったり、成獣だったり、人によって違いますが、同時に2頭を見たという親子熊という情報はありませんので、恐らく今回捕獲されたものが目撃情報のクマだとは推測されますが、念のためパトロールは続けると言ってました。

今年のクマの目撃情報としては、5月頃に精進の富士山ふれあいの森あたりであったそうです。
赤池交差点の南側の樹海周辺を精進民宿村あたりまで歩き回るクマがいて、五胡山南麓をネグラとしていることもわかっているようです。
5月頃、通常のコースが道路工事でふさがっていたのでちょっと横にそれたところで見かけたという情報だったそうです。

課長補佐も捕獲騒ぎがあったので昨日からお忙しくしていて、今日の打ち合わせが無ければ恐らく放獣にも立ち会っていたものと思いますが、お会いしていただきお話を聞くことができましたが、現場への案内はしてもらえませんでしたが、地図で護国神社や鐘突堂スポーツ広場は教えていただきましたので、打ち合わせ後に、檻を仕掛けたというハイキングコースを湖畔から天上山まで登ってきました。
アジサイの季節ということもあって観光客もロープウェイえ登っていて、下山はハイキングコースを歩く人を見かけました。
ちょうど下山した頃、防災無線でクマが捕獲されたことを伝えていました。

クマの目撃情報や捕獲情報を連絡してもらえないかというお願いについては返事をもらえませんでした。
町のウエブサイトでなく、安全安心Eネットで防災情報を流しているのでそれをみていただくしかないような言われ方でした。
当然情報源は町だと思いますが、話の様子では、危険情報や注意情報は流れても捕獲情報や放獣情報までは掲載されないように思われます。

甲府市のように日本熊森協会に相談したいという姿勢は伺われず、今回クマの捕獲・放獣の実績が生まれ、捕獲処理後の処置作業が環境科学研究所の吉田研究員の指導で行われたことから、今後も町としては同様の対応をとることになると考えられますので、吉田研究員とコンタクトをとっていく必要があると思います。

お話を聞いた内容をわかりやすくするために私の説明が入った報告になってしまいましたが、奇しくも打ち合わせの前日にクマが捕獲されてしまい、当日に放獣作業が行われている最中に訪れたため、捕獲放獣について話し合える状況でなく、顛末をお聞きすることになってしまい、代役の目的が達せられなかったことが残念ですが、ご了解ください。

山本

同行者:日本熊森協会会員で私と同様富士河口湖町在住の在原さん
    朝日新聞社大月支局長の長持さん
PS.今回の捕獲放獣について記事にしていいか確認していましたので、何らかの記事にはなると思います。

2010年7月16日金曜日

クマ目撃情報・富士河口湖の鐘突き堂

河口湖にお住まいの、会員の加藤さんから下記の連絡がありました。
↓↓
今朝(7/15)また9時30分頃に、「防災河口湖」の放送がありました。

前回の天上山から、下へおりた所にあります「鐘突き堂」付近(大きな町営グラ
ンドがあり、生長の家の富士河口湖練成道場から近いところです)にクマが出た
から気をつけるように」という内容でした。
クマが天上山から下りてきたということになります。
「クマを見かけた人は町役場の農林課または富士吉田警察署へ連絡するように」
と言っておりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それを受け、午後、富士河口湖町役場、農林課の三浦さんに確認の電話を入れました。

猟友会の方が現地を調べた所、クマの親子のモノに間違いないと判明。
クマが山に戻るように、今日の夕方から、猟友会の皆さんが朝夕パトロールを行うそうです。
猟友会のみなさん、本当にありがとうございます!

三浦さんに再確認しましたが、クマが山に戻らない場合の処置は「ドラム缶罠で捕獲し、山に放獣」するそうです。

*ドラム缶罠は、護国神社でコグマに目撃情報があり、今月1日~10日頃まで掛けて置いたそうですが、捕獲出来ず撤去したそうです。この時初めて使用したとの事です。

また、役場の訪問を、地元の山本さん在原さんが快く承諾してくれ、今日の午後から農林課の三浦さんのお話を伺い、現場も案内して貰える事になりました。

地元の方達が足を運んで、役場の皆さんと一緒に話し合い、考え行動していくと、皆の心が丸くなり、必ず良い結果に結び付きます。

山本さん、在原さん、クマ目撃情報を何度か寄せて下さった加藤さん、とても連携が良く、心強く、頼りになります。
ありがとうございます。

そして、6月の始めから、朝日新聞大月支社の永持さんから、何度か取材を受けていますが、明日の富士河口湖役場も同行されます。
熊森協会を応援してくれる感性豊かな記者さんで、近いうちに新聞に熊森協会に関することを連載して下さり、市民の皆さんに、森の事、クマの事をお伝えしてくれます。

新聞を始め、世の中を良くする記事が沢山取り上げられ、テレビもラジオも・・・
多くの人が事実を知ったら、日本は変わると思います。

では、明日宜しくお願い致します。

2010年7月13日火曜日

「甲府市のクマ捕獲罠その後」「河口湖クマ目撃情報その後」

●甲府市のクマ捕獲罠その後

本日、森林整備課に電話を入れ課長さんとお話しました。
昨日の突然の訪問のお詫びとお礼、そして下記の2点をお願いをしました。
・クマが罠に掛かったら、直ぐに連絡を入れて下さい。
・近い内に、放獣場所を案内して頂きたい。

罠に掛かった時は連絡を頂ける事になりました。
放獣場所の案内は、20日までお忙しとのことで、21日に再度打ち合わせをして案内して頂けることになりました。
場所は、市内から車で2時間もかかるそうですが、それだけ奥山だということなので安心しました。

また、課長さんが
「初めてのことなので、放獣する時にお仕置きの“唐辛子スプレー”をした方がいいのか、しないでソット帰してあげた方がいいのかとか、他にも良く分からないので、熊森協会さんに教えて頂きたい。」
と、言われたので、本部のフィールド部長の白川さんが直接お電話して、ご指導して頂けることになりました。

ちなみに、熊森協会では、お仕置きはしない方がいいと言う意見です。
お仕置きをやった事が良かったと言う、データーも、根拠もないそうです。

昨日、参加されていた猟友会の方も「お仕置きはしちゃだめだ。」と、言ってました。

お仕置きが必要だと言う意見の方は「人間は怖いものだと学習させて、人間に近付かないようにするため。」だそうです。そういう考えもあるかも知れません。

しかし、人間が怖いものだと学習したクマは、今度人間に会ったら人間を襲うことになる危険性が高くなります。
今、奥山に棲家も食べ物もない現状で、お仕置きをしたクマが、また致し方なく、里に降りて来たらどうなるでしょうか。
クマが「お腹がすいて死にそうだけど、人間は怖いから里には行かずに飢え死にした方がましだ。」と判断し、近寄らないでしょうか。

クマを怖がらせ、悪戯に人間に対しての恐怖心を植え付けることにになる、お仕置きは良くないと思います。

わたしは、昨日今日と色々考えましたが、クマは人間と出会いそうな危険な場所にいるよりも、クマを傷付けることなく安全に捕獲して、無事に奥山に放獣し、怖い人間のいないところで、クマが安心して暮らせるようになることが、クマも人もどちらにとってもいいことかと思うようになりました。

勿論、捕獲放獣の際にクマを絶対に射殺や傷つけることのないように・・・。

また今回の捕獲放獣が成功し、甲府市が今後も何かあった時は同じように丁寧に対処して頂けるようになるでしょうし、これが他の市町村のモデルケースになっていったら素晴らしいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●河口湖クマ目撃情報その後

農林課に連絡したところ、11日以前にも、2週間くらい前に「あじさいのハイキングコース」
付近で木に登っているコグマよりやや大きいクマを見かけたとの目撃情報があったそうです。

専門家の方に観てもらったそうですが「クマの餌になるような桑の実や桜の実などはないので移動したでしょう。」とのことでした。
ハイキングされた方達のゴミの散乱もないというので、問題ないかと思われます。
静かに見守りましょう。

今後、万が一、人里に降りて来た時の対処方法を伺ったところ
「ドラム缶檻を使って捕獲して放獣することになっています。」と、確認しました。
また何かあったら、こちらまで連絡頂けることもになりました。

昨年は、精進湖民宿村付近でコグマの目撃情報が1件あっただけだそうです。

電話で色々と教えて下さったのは、農林課の松本さんでした。
お忙しい中、親切で丁寧な応対をありがとうございました。

今回は席を外していましたが、本来の担当者は三浦さんだそうです。

PS 直接、農林課をお訪ねしてお話を伺い、クマの目撃された現地にも案内して頂きたいと思いますが、暫く行けそうもないので、もしそちらのお近くにお住まいの会員の方で、都合が付く方がいましたら、わたしの代理をして頂けると助かります。わたしの方までお申し出下さい。
明日「クマともりとひと」の小冊子と簡単なお手紙は、農林課の三浦さんにお送りしておきます。

富士河口湖町役場 0555-72-1111

2010年7月12日月曜日

「都留市のその後の状況報告」「富士河口湖目撃情報」

都留市で先月6月13日に、男性がクマに襲われた事故がありました。
そして住民のみなさんの要望もあり、

「4週間の間クマ1頭捕殺の許可」

が降りていましたが、
7月11日の昨日で、無事4週間が過ぎたため【無効】になりました。

本日、担当の観光産業課の担当者が「本当に良かったです。」
と、胸を撫で下ろしていました。

尚、怪我をされた方は、クマに襲われた際に側溝に落ち、その時に脊髄を痛められ、まだこれから手術をされるそうです。
心よりお見舞い申し上げます。

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[クマ目撃情報]

昨日11日の夕方5時頃に、町内の富士河口湖町の「防災河口湖」の放送で、「本日午後4時50分頃に天上山(カチカチ山とも言います。)ロープウエーの終点付近(頂上)でクマが目撃されましたので注意して下さい。」
と放送がありました。その後の放送等はありません。
また、昨日・今日は雨天でありますので、観光客等もほとんど登っていないと思われます。

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目撃情報を受け、今日夕方、富士河口湖町役場に問い合わせたところ、担当者が帰られてしまっていたので、また後日状況を確認します。

甲府市のクマ捕獲罠の報告

本日、早朝にも係わらず、甲府市、富士川町、富士河口湖から、また甲州ツキノワグマ研究会から計8名の皆さんにお集まり頂きました。

武田の杜管理事務所の駐車場に集合し、甲州ツキノワグマ会長から、罠の捕獲の経緯を分かる範囲でお聴きし、武田の杜管理事務所を訪問しました。

9時からと思っていた罠の設置が10時でした。
10時になり、管理事務所課長さん、森林整備課課長さん、猟友会さんなど6名の方がお越しになり、お話を伺いました。

「甲府市では5月から湯村山、千代田霊園など今まで、11回の目撃情報がありました。そして、9(金)のこの付近での目撃情報で、これから武田の杜には、7~8月にかけ夏休みでキャンプに訪れ施設を利用するに当たり、子ども達に事故があったら困るので、罠で捕獲することが決まりました。」

「罠は3つで、ドラム缶罠に蜂蜜を置き、おびき寄せます。」

「捕獲後は、甲府市の市有林の金峰山に放獣します。途中からゲートがあり人が入っていけないし、ミズナラやクリなどの広葉樹があります。」

と、森林整備課課長さんから説明がありました。

確かに人の命は地球より重いと言われるほど、尊いものですし、一番に考えなくてはいけないことです。


捕獲の問題はあります。

目撃情報のクマは親子連れです。
またオスグマもいるようだとのことです。

大人しく、其々のクマがドラム缶罠に入り捕獲し放獣出来るでしょうか?

特に親子連れのクマの場合、
コグマは、学習能力がないため、安易に罠に掛る可能性が高いです。
その時一緒にいた母グマはコグマを助けようと必死です。
そこに、人間が来たら、母グマは、コグマを助ける為に凶暴化しているので、人間を襲う可能性があり、その時は致し方なく射殺する結果になります。

地球から見たら、クマも人間もみんな等しい命なのに、かわいそうです。

そして、“致し方なく”と言う名目で、森を作るクマを次々に殺していったら、森は死に、森から水は枯れ、森から水を頂いているわたし達は水を失い、子ども達が大人になった時の苦しみは計り知れません。


武田の杜付近を知る方の話ですが
「以前はこの辺でクマが出たと聞いたことがないのに最近おかしい・・・。」

それは、人間がクマをおびき寄せる原因を作り、ここ1年程棲み付いてしまったと言う情報を聴いて、憤りを感じています。

人間側の一方的な問題で、クマに落ち度は無いのです。
施設を今年の夏は利用中止にして、クマが武田の杜にいても餌が無いから他の森に移動するのを待てないものかと、個人的には思います。

「日本熊森協会としては、罠の設置には反対です。」
と、申し伝えましたが、今日の午後から、設置されたと思います。
夕方、確認の電話をしましたが、連絡は取れませんでした。

また、県のみどり自然課を訪問し状況を報告しましたが
「市町村にお任せしてありますので」ということでした・・・。

引き続き、15日は再度、武田の杜管理事務所を訪れ、罠の撤去のお願いと、捕獲された場合の放獣場所を案内して貰いたいと思ってます。

今日お集まり頂きました皆さんありがとうございました。
メールを頂いた皆さん、そして、クマの安否を気にとめて心配して下さっている会員の皆さん、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

2010年7月11日日曜日

明日の集合場所が変わりました

明日は、森林整備課のみなさんが「健康の森」にいますので集合場所はそちらになりますので、お越し頂ける方はお間違いのないようお願い致します。

12日8時30分「健康の森 」駐車場で待ち合わせです。(千代田湖付近)
〒400-0082
山梨県甲府市下帯那町1353
055-251-8444

↓地図
http://bit.ly/b38Mdd

尚、一昨日コグマの目撃情報があったそうです。

続報「甲府市クマ捕獲罠」

明日、甲府市役所に、熊森の会員で甲府市議会議員の山田さん、そして、甲府市にお住まいの佐野さん、河口湖から在原さんが一緒に行ってくれることになりました。(現時点)

また、わたしが皆さんに、メールでご連絡してから寄せられた情報に寄りますと

『湯村山近くの小学校の父兄の皆さんが、クマを目撃して、子ども達に何かあってはいけないと心配で、市役所にクマ の捕獲の要望を出したのではないでしょうか?
 でも、あそこはクマがいるような所ではないから、見間違いだと思います。』

との事です。

もし、クマを見かけたなら、クマの習性を知らない親御さんにとっては、心配されるのは無理は無いかも知れません。

いずれにしても、今日は市役所がお休みで状況がハッキリしませんので、先ずは、明日、森林整備課さんからの状況報告をしっかり伺って、こちらの意見を述べたいと思います。

「明日、甲府市でクマを捕獲する罠を2つ設置」に対しての抗議

明日12日、甲府市で、【クマを捕獲する罠を2つ設置】する事が決まったそうです。

寄って、緊急ですが明日12日8時30分、都合の付く方は、甲府市役所受付に集合して頂けませんでしょうか?

このままでは、クマが捕獲そして捕殺されてしまいますので【クマの捕獲罠の設置に対しての抗議】を、担当部署の森林整備課、若しくは甲府市長に直接話し合いにいきます。

この件は、甲州ツキノワグマ研究会会長さんから連絡がありました。
会長さんが仰っていましたが、捕獲には問題が幾つかあります。

1.5月の目撃情報から2ヵ月もたった今、何故、捕獲する罠を掛ける必要があるのか?

2.クマは餌を探す為にかなり長い距離を移動するので、以前目撃されたものと違うクマを誤捕獲することになる。

3.今、甲府市では、クマの目撃情報が無く落ち着いているのに、“大好物の蜂蜜”を使ってわざわざおびき寄せる必要があるのか?

4.今まで捕獲する状況になったのは、何か被害があった時にしていた措置なのに、目撃だけで罠で捕獲するのはおかしくないか?また誰がこのような決断をしたのか?

5.今年、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋で行われ、世界中が注目するなか、甲府市のこのような対応は如何なものか?

6.クマを捕獲した所、動物園の引き取りは無いし、放獣する場合ナカナカ受け入れ場所が無い。だとすると、結局捕殺しか手段は無いのではないか。

などです。

また、憶測になるかも知れませんが、甲府市の湯村山で目撃情報があって、「熊出没注意」と言う看板があちこちに掛けられているために、ハイキング等や観光客が少なくなり、そのために「甲府市では熊を捕獲しで安全です。」と、言うアピールをしたいのかも、知れないとのことです。

明日、甲州ツキノワグマ研究会会長、そしてわたしと一緒に甲府市役所に行って頂ける方は、此方までご連絡下さい。
皆さんのご参加をお待ちしています。

日本熊森協会
山梨県支部長 岡明美
TEL:090-8348-4067
MAIL:rightstaff_akemi@yahoo.co.jp

2010年7月9日金曜日

☆熊森やまなし 「ブルーゴールド狙われた水の真実」上映会&「クマの棲む森は大きな水のかたまり(森の力と動物)」

○10(土)18:30~21:00
「ブルーゴールド狙われた水の真実」上映会
&「クマの棲む森は大きな水のかたまり(森の力と動物)」

・山梨県青少年センターリバース和戸視聴覚室

・映画の内容は字幕ですので小学生高学年以上でないと理解出来ないかも知れません。

・“森の力と動物”はクマのツッキンが登場しスライドを使ってのお話しですので、子どもも大人も分かりやすく楽しめます。

↓「ブルーゴールド狙われた水の真実HP↓
http://www.uplink.co.jp/bluegold/

石油戦争から水戦争が始まっています。
石油は無くても生きられますが、水が無くては生きられません。
みなさん真実を知って下さい。
日本熊森協会の役割はとても大きいです。
なぜなら、わたし達の命の源の“水”を守る運動だからです。子ども達の未来を守る運動です。

会員でなくても参加可能です。

お問合せ
熊森やまなし 岡明美
TEL:090-8348-4067
MAIL:rightstaff_akemi@yahoo.co.jp

2010年7月5日月曜日

「未来を選ぼう 参院選 2010」

ちゃんと知らないと、ちゃんと選べない。
参議院選挙の候補者情報、もろもろ整理しました。
このサイトを見てから、選挙へ。未来を選ぼう。

googleがとても分かりやすくしてくれました。
動画や有権者の声がtwitterで見れて、わたしは中々いいと思います。

http://www.google.com/appserve/senkyo2010

2010年7月4日日曜日

7月11日参議院選挙立候補者への「奥山保全・復元」に関する公開アンケート


本部から下記の内容を受け、山梨県支部でも、候補者の皆さんの事務所を回りアンケート用紙をお届けしました。
余り関心の無い事務所、大変興味をお持ちな事務所、様々でした。

○山梨選挙区・花田仁・宮川典子・根本直幸・輿石東
○比例区・小野次郎・堀内恒夫

今年2月から衆参の国会議員の事務所(県内と東京)を訪問させて頂いて、秘書の方や議員本人を通じてお人柄や国民に対する姿勢が良く分かります。

今までの国会議員を作ってきたのはわたし達一人一人の責任です。
これからいくらでも変えていくことは可能です。

わたし達、子ども達、動植物達、地球の未来が掛っている大切な選挙です。
心の目、心の耳を澄まして、大切な1票を投票しましょう。

尚、7日までにアンケートの提出をお願いしてありますが、お答えして頂けない候補者は、例え公約に森林や生物のことがうたってあっても形式だけで、誠意が無く問題外だと思います。

●7月11日参議院選挙立候補者への「奥山保全・復元」に関する公開アンケート結果
http://kumamori.org/others/map/sangiin2010/

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来る、7月11日(日)に第22回参議院議員普通選挙が実施されます。
熊森は、国政を目指す方々の奥山保全・復元、野生動物保護への意識を高めるた
めに、

また、奥山保全・復元、野生動物保護に関心を持つ立候補者を知るために、全立
候補者にむけた奥山保全・復元に関する公開アンケートを実施します。
森林・林業再生プランや生物多様性条約締約国会議など、日本の森や野生動物を
守るために、とても重要な時期である今、
全国の参議院議員候補者に公開アンケートを実施することは大変意義があります

森や野生動物たちは、選挙で自分たちの意思を示すことができません。
自然の森の保全・復元を求めている全生物の代弁者として、心を一つに公開アン
ケートを成功させましょう。

2010年7月2日金曜日

ツキノワグマ


ツキノワグマは、人間の存在にとまどい、なんとか人間を避けようとしながら暮らしている。「クマが人を襲う」と世間ではたやすく言うが、それはクマの行動としては例外中の例外、クマは一世一代の勇気を振り絞っているのである。そして一刻も早くその場をのがれたいために、追いかけてこないでくれと手を振りかざすのだ。

~宮澤 正義著 「家族になった10頭のクマ」 より

各地で、早朝のクマの目撃情報が増えています!
クマたちは臆病なので、人間が活動する前に、えさを探して食べてしまおうと必死です。
早朝には、人間はクマの生息地に入らないようにしてやってもらえないものでしょうか。

クマに出会わないようにしてください。
クマに出会わないためには?
クマと人との間に保つべき距離があります。これを「臨界」と言います。
臨界を越えて接近してしまうと、クマは危機感を覚え、そのため場合によっては人間を攻撃することもありえます。

基本的に、クマとの臨界距離は約12メートル
子づれの場合は、20メートル
*母グマは、子どもを守ろうという意識が強いので、周囲に敏感になっているため、より大きい距離を保つ必要があります。

クマが棲んでいそうなところでは、腰やかばんに鈴をつけるなどして、人間の存在をあらかじめ知らせることでクマのほうは人から離れていきます。

万一、臨界内でクマに出会ってしまったら?

●あわててはいけない!
彼らが、理由なく襲ってくることはないから、落ち着いて、そのままの姿勢で静かにあとずさりし臨界の外へ出よう。

もし、クマがあなたの存在に気づかずに近づいてくるような場合では・・・
近くの両手でつかめる細い木に登り、大きくゆすりながら、大声でヤッホーと叫ぶといい。たとえ子づれのクマであっても、驚いて藪の中へ逃げ込んでいくだろう。

もし、出会いの瞬間に目が合ってしまったら・・・
つとめてやさしい目で、やさしく語りかけながら、クマから目を離さず、リュックなどの持ち物を肩から下ろしながら、あとずさりする。
やさしい目でいると、クマの心がやわらげられるだけでなく、こうすることで自分も落ち着きを取り戻せるからだ。クマは目を大きく開き、鋭いまなざしになっているかもしれないが、怒っているわけではないから、つられてはいけない。頭を下げて上目づかいにならない限り、襲ってはこない。決して大声をはりあげたりしてはならない。

参照:「家族になった10頭のクマ」宮澤正義 著 
発行:角川学芸出版  定価1680円(税込)

http://homepage2.nifty.com/kumamori/tsukinowaguma.htm

6月28日(月) おかしくはないですか? 迷いグマ射殺、盛岡市の明治橋たもと


岩手日報より

 盛岡市の中心市街地にほど近い北上川の明治橋たもとに6月27日、クマが出没し、地元猟友会が駆除した。近郊の山から川伝いに迷い込んだとみられる。

 同日午前4時55分ごろ、同市仙北1丁目の明治橋上流河川敷で釣りに来た男性が発見。盛岡東署に110番通報した。同署は市を通じて盛岡猟友会に出動を要請した。

 同署によると、クマは当初明治橋上流にいたが、逃げるように草地を橋の下流に移動。猟友会員の銃弾3発をかいくぐり、対岸の鉈屋町側に渡った。発見から約6時間が経過した午前11時5分ごろ、河川敷の草むらで、猟友会員13人が取り囲み駆除した。クマは体長約1メートルで体重90キロの成獣だった。

 現場の河川敷は、高い護岸壁があるものの、川のそばまで住宅街が広がる地域。駆除までに散弾銃など10発以上の銃声が響き、住民らが不安そうに見つめた。

 同猟友会の佐藤弘部長(68)は「明治橋にクマが出たのは30年以上駆除をしてきて初めて。街中に入ってこなくて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。


(熊森見解)
 なぜ、麻酔銃で眠らせ、山に返してやる努力をしないのでしょうか

 熊森は射殺対応に納得できず、28日、岩手県庁担当課や盛岡市担当課、マスコミなどに、次々と問い合わせました。
 
 岩手県庁がいきなり駆除許可を出したので、盛岡市は駆除しか考えなかったということですが、
もし自分が、このクマならどう感じるか、人間ならば相手の身になって考えるやさしさが必要です。
これなくして、生物の多様性保全や、クマとの共生など語れません。

 なぜこのクマが、ここに迷い込んだのかわかりませんが、きっと、不安でたまらなかったことでしょう。市街地に出たわけではありません。テレビニュースを見ると、川岸は樹木が繁って森のようになっています。森だと思って歩いていたら、迷ってしまったのでしょう。道に迷った哀れなクマを、みんなで見守って山に返してやることに成功して、みんなで拍手する。熊森は、日本をこんな国にしたいと思います。

 万一、市街地に出た場合のことを考えて、猟友会員を動員するのはわかります。しかし、なんとか山に返してやろうとまず努力すべきだったと思います。今回は、初めから、殺す以外の発想がまったくありませんでした。

 いくつかのマスコミの報道ことばには、憤りを感じました。大捕り物だとか仕留めたとか。まるで、クマを悪者か犯人扱いです。いまだに20世紀の、人間の命しか考えない古い頭のままです。今年は、国際生物多様性年であることをご存知でしょうか。

(岩手県民から熊森へのメール)
 盛岡のツキノワグマ射殺事件は、岩手県の野生動物の保護管理が、ハンターの論理で進められていることをはっきりと示した恥ずかしい出来事です。行政の発想の転換を迫っていかないと、怯えて逃げる動物を、河川敷とはいえ県都盛岡のど真ん中で、大勢で取り囲んで銃で射殺するというような愚行が繰り返されかねません。

ツキノワグマとの共存を広く訴えていくことは急務だと思います。日本熊森協会の一層の奮闘を期待しております。

http://homepage2.nifty.com/kumamori/kyounohitokoto.html

4日夜、母グマ愛情物語


会員の方から教えて頂きました。龍馬伝の前の時間に放送されるそうです。

ダーウンが来た
NHK4(日)午後7時30分~8時
北の森のオキテ
「母グマの愛情物語」

かわいい!せつない!愛と感動のクマ劇場
http://www.nhk.or.jp/darwin/

白州町台ヶ原の続報とその後の都留市

山梨県支部副支部長の清水です。

30日(水)午後3時に北杜市役所産業観光部林政課に行って状況を聴いてきました。
対応は、上原課長 土屋さん。

白州町台が原の古い宿場町の集落のはずれで、道路の拡幅工事の現場の人たちが、工事中の主要県道を横切ったのを目撃したそうです。
実際にその場所に行ってみましたが、地図では「大久保歯科医院」の上の川に一番近い左カーブカーブのあたりです。周辺は、結構住宅街で、ここに現れるとは考えられない場所です。

北杜市としては、住宅街の出没で、市民との事故の恐れがあるので、猟友会に駆除の依頼をしたそうです。但し、市としては、山に行って駆除するとかではなく、集落と里山の切れ目を巡回して出没に警戒するそうです。
殺さずに、山に追いやる事ができればいいのですが、今はこの方法しか無いとの事でした。
やたらに駆除したりしないよう要望してきました。

そのほかの目撃情報を聴いてきました。
ここ1月で大泉村・白州町尾白川周辺で目撃情報があったそうです。
前者は足跡も確認できず、イノシシ等の可能性が高いそうです。
後者は、クマの生息域ですので、注意喚起をしたそうです。

又、目撃情報が入ったら、ぜひ、ご連絡下さいとお願いしてきました。


 清水でした。

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清水さんありがとうございました。
地元の皆さんの不安な気持ちを引き受けつつ、クマを補殺しない解決策がある筈です。

人命も、クマの命もどちらも大切です。
クマ絶滅は、人間の命の危機に繋がります…。

クマが絶滅しないように動きたい方は、熊森で出している「行政への声の届け方」をよくご覧になり“礼儀正しく、堂々と”声を上げて下さい。

北杜市林政課 電話0551-42-1353

白州町台ヶ原の地図
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=travel&nl=35/48/16.510&el=138/20/43.720&scl=25000


また、都留市の観光産業課の小林さんに、その後の様子を確認したところ、

「あれから2件の目撃情報があり、1件はイノシシの間違いでした。
今のところ、住民の方は落ち着かれているので、駆除の許可が下りた1か月が早く過ぎ、クマが奥山に帰ってくれることを祈るだけです。
ここ2,3年はクマの目撃情報もあまりなかったのですが、今年は多いです。奥山が大変な状況なのでしょうか。
広報等を通じて、より都留市民の皆さまにクマとの共生をお伝えしていきます。
尚、怪我をされた佐藤さんは、都留市に戻りなしたが、まだお話が出来るような精神状態ではないので、落ち着かれるのを待ちます。」

熊森やまなしは、これからも行政の皆さんと一緒に、市民の皆さんの意識改革を図りながら、クマの保護、共生を進めていきたいと思います。

産業観光課 担当 小林さん
〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111  内線: 154~156
Fax: 0554-20-3622