ありがとう
私決めていることがあるの。
この目が物をうつさなくなったら目に
そしてこの足が動かなくなったら
足に「ありがとう」って言おうって決めているの。
今までみえにくい目が一生懸命見よう
見ようとしてくれて
私を喜ばせてくれたんだもん。
いっぱいいろんな物素敵な物見せてくれた。
夜の道も暗いのにがんばってくれた。
足もそう。
私のために信じられないほど歩いてくれた。
一緒にいっぱいいろんなところへ行った。
私を一日でも長く
喜ばせようとして目も足もがんばってくれた。
なのに
見えなくなったり
歩けなくなったとき
「なんでよー」なんて言ってはあんまりだと思う。
今まで弱い弱い目
足がどれだけ私を強く強くしてくれたか。
だからちゃんと「ありがとう」って言うの。
大好きな目
足だからこんなに弱いけど大好きだから
「ありがとう。もういいよ。休もうね」
って言ってあげるの。
多分誰よりもうーんと疲れていると思うので・・・。
でもちょっと意地悪な雪絵は
まだまだ元気な目と足に
「もういいよ」とは絶対に言ってあげないの。
だってみたい物
行きたいところいっぱいあるんだもん。
今までのは遠い遠い未来のお話でした。
~Snow letter しあわせ気分より~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Snow letter 雪絵ちゃんの気持ち
こんにちは!★すのう★です。
ねぇ、聞いて、聞いて。
話したいことが、たくさんあるの。
私ってね、泣いたり、笑ったり、怒ったりいろいろ。
そういうのをお手紙にしました。
あっ、そうだ!私はMS(多発牲硬化症)っていう難病だった。
MSとは長い付き合いだから性格も分かってる。
でも時々、思いっきりMSとけんかするの。
とにかく話したいことがいっぱい!
お手紙書くの大好きな<すのう>からのお手紙
読んで下さいね。
http://www.gokuraku-net.org/snow/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雪絵ちゃんが、亡くなりました。
03.12.26のこと。
けれど、雪絵ちゃんは亡くなってなお生き続けるのだと思います。
私はこれからもずっと雪絵ちゃんのことをお話しして、文章にもしていきたいです。
そうすることで、雪絵ちゃんはもっとたくさんの方に出会っていくことができるでしょう。
たくさんの方が、雪絵ちゃんに出会えるでしょうから。
*山元加津子*
▼HPたんぽぽの仲間たち
こんにちは。
たんぽぽの仲間たちに来て下さってどうもありがとうございます。
私は養護学校の教員をしています。
そこで出会った子供たちはみんな私の大切なかけがえのない友達です。
一緒にいるととても大切なことをたくさん教えてくれます。
人と人はいつも関わり合って生きていると言うこと。
大好きという気持ちがどんなに大切かということ。
生きることがどんなに素敵かと言うこと、このホームページでみんなの気持ちや作品、それから一緒にいて感じたことなどをお話していきたいと思っています。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/
2010年9月26日日曜日
セヴァン・スズキ スピーチ~92年リオの環境サミットで12歳の少女が語った伝説のスピーチ~
こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略です。
カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。
あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。
今日の私の話には、ウラもオモテもありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。
私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。
そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。
オゾン層に穴があいたから。
呼吸をすることさえこわい。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。
父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。
数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。
そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。
それらは、もう永遠にもどってはこないんです。
私の世代には、夢があります。
いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?
あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。
まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。
あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。
オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。
そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです50億以上の人間からなる大家族。
いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。
私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。
でも、自分を見失ってはいません。
私は恐い。
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。
私の国でのむだ使いはたいへんなものです。
買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。
物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。
カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」
家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。
どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。
私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。
ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。
私はまだ子どもだけどこのことを知っています。
学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。
●たとえば、
*争いをしないこと
*他人を尊重すること
*ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
*分ちあうこと
*ちらかしたら自分でかたづけること
*話しあいで解決すること
*そして欲張らないこと
ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。
親たちはよく
「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。
あるいは
「できるだけのことはしてるから」とか、
「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。
おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。
しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。
しかし、私はいわせてもらいたい。
もしそのことばが本当なら、どうか、
本当だということを
“行動”でしめしてください。
最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1992年6月11日
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットで、
12歳の少女が世界各国のリーダーたちを前に6分間のスピーチをしました。
少女の名前は、セヴァン・スズキ。
セヴァンのスピーチが終わった時、大人たちは目にいっぱいの涙をためて彼女に言いました。
「大事なことを思い出させてくれてありがとう。」
ロシアの元大統領ゴルバチョフ、後にアメリカの副大統領になるゴアも、彼女に駆け寄って祝福したといいます。
16年たった今も、語り継がれている、セヴァンのスピーチ…。
●セヴァン・スズキ スピーチをするまでのストーリー
セヴァンは、9歳の頃から「環境問題」に強い関心を持ち、「子ども環境運動クラブ」を作って、友達と一緒に勉強したり、活動したりしていました。
そんなとき、ブラジルで世界のトップリーダーが集まって今後の世界の進み方を決める会議が開かれることを知ります。
「会議の結果によって、大きな影響を受けるのは私たち子ども!子ども代表としてブラジルへ行こう!」
そう思ったセヴァンたちは、費用を集めて、仲間5人でブラジルへ向かいました。
世界のNGOが集まる場所で、2週間訴え続けたセヴァンたち。
すると、なんと、サミットでスピーチできるチャンスがめぐってきました!
彼女らの活動を見たユニセフ代表が
「子どもたちの声も聞こう」と言ってくれたのでした。
それは、リオ滞在最終日のこと。
セヴァンは、胸躍らせ、会場へ向かいながら大急ぎで原稿を書きなぐり、休む間もなく壇上へと上がったのでした…。
エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼェーション)の略です。
カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。
あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、自分たちで費用をためて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。
今日の私の話には、ウラもオモテもありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損したりするのとはわけがちがうんですから。
私がここに立って話をしているのは、未来に生きる子どもたちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。
そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。
オゾン層に穴があいたから。
呼吸をすることさえこわい。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。
父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。
数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。
そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。
それらは、もう永遠にもどってはこないんです。
私の世代には、夢があります。
いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?
あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。
まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。
あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。
オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。
ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。
そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです50億以上の人間からなる大家族。
いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。
私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。
でも、自分を見失ってはいません。
私は恐い。
でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。
私の国でのむだ使いはたいへんなものです。
買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。
物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。
カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」
家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。
どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。
私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。
ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。
私はまだ子どもだけどこのことを知っています。
学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。
●たとえば、
*争いをしないこと
*他人を尊重すること
*ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
*分ちあうこと
*ちらかしたら自分でかたづけること
*話しあいで解決すること
*そして欲張らないこと
ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。
親たちはよく
「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。
あるいは
「できるだけのことはしてるから」とか、
「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。
おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。
しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。
しかし、私はいわせてもらいたい。
もしそのことばが本当なら、どうか、
本当だということを
“行動”でしめしてください。
最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1992年6月11日
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国連の地球環境サミットで、
12歳の少女が世界各国のリーダーたちを前に6分間のスピーチをしました。
少女の名前は、セヴァン・スズキ。
セヴァンのスピーチが終わった時、大人たちは目にいっぱいの涙をためて彼女に言いました。
「大事なことを思い出させてくれてありがとう。」
ロシアの元大統領ゴルバチョフ、後にアメリカの副大統領になるゴアも、彼女に駆け寄って祝福したといいます。
16年たった今も、語り継がれている、セヴァンのスピーチ…。
●セヴァン・スズキ スピーチをするまでのストーリー
セヴァンは、9歳の頃から「環境問題」に強い関心を持ち、「子ども環境運動クラブ」を作って、友達と一緒に勉強したり、活動したりしていました。
そんなとき、ブラジルで世界のトップリーダーが集まって今後の世界の進み方を決める会議が開かれることを知ります。
「会議の結果によって、大きな影響を受けるのは私たち子ども!子ども代表としてブラジルへ行こう!」
そう思ったセヴァンたちは、費用を集めて、仲間5人でブラジルへ向かいました。
世界のNGOが集まる場所で、2週間訴え続けたセヴァンたち。
すると、なんと、サミットでスピーチできるチャンスがめぐってきました!
彼女らの活動を見たユニセフ代表が
「子どもたちの声も聞こう」と言ってくれたのでした。
それは、リオ滞在最終日のこと。
セヴァンは、胸躍らせ、会場へ向かいながら大急ぎで原稿を書きなぐり、休む間もなく壇上へと上がったのでした…。
2010年9月25日土曜日
9月定例会の報告
2010.920 (月) 1830~21:00
甲府市総合市民会館第4会議室
●山梨県のクマの状況と対応
○甲州市
・8/22(日)甲州市にクマの捕獲罠が設置されているとの連絡。
・23(月)甲州市役所に確認の電話を入れたところ、既に3頭捕殺されていることが分かり25日に改めて訪問することになる。
・25(水) 甲州市役所産業振興課果樹農林担当を4名で訪問。担当者と面談。
今後は、放獣をして頂けるよう、お願いする。
「甲州市は、捕獲したクマは、なるべく放獣です。」とお聴きし安堵する。
・29(日) 甲州市で、子グマがイノシシの罠に誤捕獲されたとの情報。
休日のため、市の対応は翌30(月)になるとの事。
・30(月) 支部では朝から、甲州市役所、捕獲現場に駆け付け、放獣をお願いする。
笛吹市御坂町の猟友会のYさん、環境科学研究所のY研究員が駆け付け無事放獣。
熊森も4名で放獣に立ち会う。
◎テレビで報道があった内容では県内では7頭捕殺されています。今月中に各地町村に確認予定。
*今後も会員のみなさまの情報をお寄せ下さい。
市町村役場に電話を入れ、訪問などして対応していきます。
今後も、実際クマが捕獲された時は、現場に駆け付けます。
また、クマの捕獲があった時は、多くの声を市町村役場に届けることが、クマの保護に繋がりますので、今後もご協力宜しくお願いします。
みんなで「殺さないで下さい!」の声を上げ、みんなで協力してクマの命を守りましょう!
★今秋、森の動物達に、食糧援助を!~本部より~
【山梨県支部の対応について】
山梨県の山の実りは、今年は良いのでは、という見方もある。
また、クマの出没も、山梨県は通年7月~8月がピークだとの話も出たので、今後状況を把握して、慎重に対応していこうという事になりました。
★森の復元を地域と一緒に考え行動していこう!
【事例:原観光りんご園(兵庫県宍粟市)を参考にする。】
甲州市の市議会議員さんに、本部からの資料、DVDを、先ずは見て貰う。
今後、甲州市の森の復元をどうしたらいいか一緒に考え話し合っていく。
●山梨県の熊森会員数の状況
330名位です。
みなさんに、チラシなどをお渡しして1カ月に3人位にお話しして種まきをしましょう。
蒔かぬ種は生えぬ。事実を知ることがクマの保護に繋がります。熊森をお伝えしましょう。
●8、9月の報告
○8/25(水)定例会 ボランティァセンター
○8/25(水)~30(月) ハッピーグッズ合同展 元麻布ギャラリー
熊森やまなし共催「パネル展示と本の販売」
○8/28(土)19:00~21:00「クマと森のお話し会in笛吹」学びの杜みさか
スタッフを含め30名程の参加者でしたが、衆議院議員、笛吹市議がいらして下さいました。
お子様も参加して「クマのお陰で水が飲めるのが分かった。クマを守ってあげたい。」と感想を寄せてくれました。
○9/3(金)13:00~13:40 甲府市議会で熊森会員の山田厚市議が一般質問
(熊森協会から10名傍聴)
1.森林・林業と大型生物に対する認識と基本方針について
2.生物多様性と動植物に対する人間のモラルを高める取り組みについて
3.森林・林業の再生及び防災機能の強化について
◎9/19日(日) 第4回くまもり東京シンポジウムin立教大学 300名強参加
*山梨からも数名参加して下さいました。とても素晴らしいシンポジウムでした。1時間もオーバーしても帰る人がいませんでした。
●10月の予定
○10/4(金)山梨県猟友会会長訪問、県議訪問、県みどり自然課訪問
(支部長・副支部長)
◎10/31(日)15:00~21:00懇親会・DVD勉強会・定例会
(山梨県青少年センターリバース和戸館)
・15:00~懇親会 ・18:00DVD勉強会 ・19:00定例会
*どなたでも参加出来ます。懇親会では、交流を深めみんなで意見を出し合いましょう。
*DVD勉強会は、兵庫県の観光リンゴ園の幸福さんが、実際クマの被害に遭いながらも、共生へ
の道を実践された貴重なお話しです。
【生物多様性キャンペーン】環境教育
○10/16(土)19:30~「クマと森とヒトのお話し会」バールスロー(甲府市丸の内1-19-21)
参加費500円、事前の申し込みが必要です。
○10/24(日)14:00~ 「クマの棲むもりは大きな水のかたまり」ぴゅあ峡南(南部町)
主催:虹の天使
○山梨県甲斐市内の保育園 (全8ヶ所)「クマとの共生」紙芝居とツッキンのお話し会10時~11時
1.10月7日(木)竜王中央保育園 2.10月15日(金)双葉西保育園
3.10月18日(月)竜王西保育園 4.10月19日(火)竜王北保育園
5.10月22日(金)竜王東保育園 6.10月27日(水)竜王南保育園
7.11月15日(月)松島保育園 8.12月17日(金) 敷島保育園
*尚、一般の参加は出来ません。
○11/23(火) カフェくじらぐも (北杜市明野)予定
*みなさん紙芝居やお話し会を開催して、事実を知って頂きましょう!
●「くまもり読書感想文コンクール」~くまと共に守ろう!僕らの森と未来~
締め切り11月15日消印
・本屋さんでクマの本のコーナーがあったので、熊森の本も並べて貰い、感想文のチラシを置いて貰う。
・身近な図書館に本を取り寄せて貰い、感想文のチラシを置いて貰う。
・会員のみなさんのお子様の中からも是非お寄せいただきたい。
*読書の秋を活用して、熊森を多くの方に知って頂きましょう!
●NPO山梨ツキノワグマレスキュー
「9/16に設立されました。熊森協会山梨県支部と良い関係を保ちながら、1頭でも多くのクマを救ってい きたい。」
●その他
・埼玉県の小グマについて
春、保護された小熊を飼育している方が、手に余り引き取り手を探しています。
甲府市総合市民会館第4会議室
●山梨県のクマの状況と対応
○甲州市
・8/22(日)甲州市にクマの捕獲罠が設置されているとの連絡。
・23(月)甲州市役所に確認の電話を入れたところ、既に3頭捕殺されていることが分かり25日に改めて訪問することになる。
・25(水) 甲州市役所産業振興課果樹農林担当を4名で訪問。担当者と面談。
今後は、放獣をして頂けるよう、お願いする。
「甲州市は、捕獲したクマは、なるべく放獣です。」とお聴きし安堵する。
・29(日) 甲州市で、子グマがイノシシの罠に誤捕獲されたとの情報。
休日のため、市の対応は翌30(月)になるとの事。
・30(月) 支部では朝から、甲州市役所、捕獲現場に駆け付け、放獣をお願いする。
笛吹市御坂町の猟友会のYさん、環境科学研究所のY研究員が駆け付け無事放獣。
熊森も4名で放獣に立ち会う。
◎テレビで報道があった内容では県内では7頭捕殺されています。今月中に各地町村に確認予定。
*今後も会員のみなさまの情報をお寄せ下さい。
市町村役場に電話を入れ、訪問などして対応していきます。
今後も、実際クマが捕獲された時は、現場に駆け付けます。
また、クマの捕獲があった時は、多くの声を市町村役場に届けることが、クマの保護に繋がりますので、今後もご協力宜しくお願いします。
みんなで「殺さないで下さい!」の声を上げ、みんなで協力してクマの命を守りましょう!
★今秋、森の動物達に、食糧援助を!~本部より~
【山梨県支部の対応について】
山梨県の山の実りは、今年は良いのでは、という見方もある。
また、クマの出没も、山梨県は通年7月~8月がピークだとの話も出たので、今後状況を把握して、慎重に対応していこうという事になりました。
★森の復元を地域と一緒に考え行動していこう!
【事例:原観光りんご園(兵庫県宍粟市)を参考にする。】
甲州市の市議会議員さんに、本部からの資料、DVDを、先ずは見て貰う。
今後、甲州市の森の復元をどうしたらいいか一緒に考え話し合っていく。
●山梨県の熊森会員数の状況
330名位です。
みなさんに、チラシなどをお渡しして1カ月に3人位にお話しして種まきをしましょう。
蒔かぬ種は生えぬ。事実を知ることがクマの保護に繋がります。熊森をお伝えしましょう。
●8、9月の報告
○8/25(水)定例会 ボランティァセンター
○8/25(水)~30(月) ハッピーグッズ合同展 元麻布ギャラリー
熊森やまなし共催「パネル展示と本の販売」
○8/28(土)19:00~21:00「クマと森のお話し会in笛吹」学びの杜みさか
スタッフを含め30名程の参加者でしたが、衆議院議員、笛吹市議がいらして下さいました。
お子様も参加して「クマのお陰で水が飲めるのが分かった。クマを守ってあげたい。」と感想を寄せてくれました。
○9/3(金)13:00~13:40 甲府市議会で熊森会員の山田厚市議が一般質問
(熊森協会から10名傍聴)
1.森林・林業と大型生物に対する認識と基本方針について
2.生物多様性と動植物に対する人間のモラルを高める取り組みについて
3.森林・林業の再生及び防災機能の強化について
◎9/19日(日) 第4回くまもり東京シンポジウムin立教大学 300名強参加
*山梨からも数名参加して下さいました。とても素晴らしいシンポジウムでした。1時間もオーバーしても帰る人がいませんでした。
●10月の予定
○10/4(金)山梨県猟友会会長訪問、県議訪問、県みどり自然課訪問
(支部長・副支部長)
◎10/31(日)15:00~21:00懇親会・DVD勉強会・定例会
(山梨県青少年センターリバース和戸館)
・15:00~懇親会 ・18:00DVD勉強会 ・19:00定例会
*どなたでも参加出来ます。懇親会では、交流を深めみんなで意見を出し合いましょう。
*DVD勉強会は、兵庫県の観光リンゴ園の幸福さんが、実際クマの被害に遭いながらも、共生へ
の道を実践された貴重なお話しです。
【生物多様性キャンペーン】環境教育
○10/16(土)19:30~「クマと森とヒトのお話し会」バールスロー(甲府市丸の内1-19-21)
参加費500円、事前の申し込みが必要です。
○10/24(日)14:00~ 「クマの棲むもりは大きな水のかたまり」ぴゅあ峡南(南部町)
主催:虹の天使
○山梨県甲斐市内の保育園 (全8ヶ所)「クマとの共生」紙芝居とツッキンのお話し会10時~11時
1.10月7日(木)竜王中央保育園 2.10月15日(金)双葉西保育園
3.10月18日(月)竜王西保育園 4.10月19日(火)竜王北保育園
5.10月22日(金)竜王東保育園 6.10月27日(水)竜王南保育園
7.11月15日(月)松島保育園 8.12月17日(金) 敷島保育園
*尚、一般の参加は出来ません。
○11/23(火) カフェくじらぐも (北杜市明野)予定
*みなさん紙芝居やお話し会を開催して、事実を知って頂きましょう!
●「くまもり読書感想文コンクール」~くまと共に守ろう!僕らの森と未来~
締め切り11月15日消印
・本屋さんでクマの本のコーナーがあったので、熊森の本も並べて貰い、感想文のチラシを置いて貰う。
・身近な図書館に本を取り寄せて貰い、感想文のチラシを置いて貰う。
・会員のみなさんのお子様の中からも是非お寄せいただきたい。
*読書の秋を活用して、熊森を多くの方に知って頂きましょう!
●NPO山梨ツキノワグマレスキュー
「9/16に設立されました。熊森協会山梨県支部と良い関係を保ちながら、1頭でも多くのクマを救ってい きたい。」
●その他
・埼玉県の小グマについて
春、保護された小熊を飼育している方が、手に余り引き取り手を探しています。
2010年9月24日金曜日
NPO山梨ツキノワグマレスキュー
「NPO山梨ツキノワグマレスキュー」の記事が、今日の山梨日日新聞の朝刊に掲載されました。
日本熊森協会山梨県支部とは関係無く、清水邦彦さん(副支部長)ら、有志が設立されました。
昨年まで、放獣するシステムが無かった為に、県内の殆どのクマが補殺されていた現状でした。
清水さん達は、それを何とかしようと、ズット放獣チーム立ちあげに向けて頑張ってこられ「NPO山梨ツキノワグマレスキュー」設立に至りました。
本当に素晴らしい実行力で、実現し、本当に素晴らしいです。
「NPO山梨ツキノワグマレスキュー」の設立により、1頭でも多くのクマの命が救える事を、とても嬉しく思います。
▼山梨日日新聞 みるじゃん
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/09/24/5.html
2010年09月24日(金)
捕らえたクマ 山に返します
県内にNPO発足
命奪わず“お仕置き”で教育
捕まえたクマを山へ返します―。
今年、ツキノワグマの目撃情報が相次ぐ山梨県内で、有志がNPO法人「山梨ツキノワグマレスキュー」を発足させた。ツキノワグマの個体数が減っているため、県などは捕獲したクマは山に返すよう促しているが、市町村は放獣ノウハウのある野生動物の研究者と連絡できない場合、二次被害を恐れる住民の声もあり殺処分することがある。NPOは、円滑に放獣できるよう行政から連絡を受けて現場に向かい、二度と人里に近づかないよう「お仕置き」をして山に放つ。自治体には畑への電気柵設置も働き掛け、人とクマの共生を幅広くアピールする。
自治体に共生訴え 現場に急行、麻酔やスプレー
16日に設立したNPOのメンバーは、代表理事を務める北杜市の清水邦彦さん(55)ら、県内の自営業者や定年退職者15人。「クマは保護されるべきだ」と考えるが、放獣する専門家がいない場合、捕獲後に殺処分されることを知り、専門知識を身に付けて放獣しようと団体をつくった。
県や市町村の放獣要請に対し、連絡を受けた清水さんらは現場に急行できるメンバーを手配、必要に応じて獣医師から指導を受けた麻酔措置、唐辛子のスプレーなどをかけるお仕置きをした上で、人里から離れた山に放つ。
「放獣は根本的な問題解決にならない。クマが里に下りてこない環境をつくる活動もしたい」と清水さん。クマが農作物を荒らすことがないよう、行政には畑に電気柵を設けるよう働き掛けていく。
県内のツキノワグマは2000年時点の推計で、約400頭とされる。将来的に絶滅する恐れもあり、県は捕獲数を制限する保護管理指針を定め、市町村には捕獲した場合は可能な限り放獣するよう促している。危険が伴う放獣は現在、ノウハウのある研究者に依頼している。
捕獲後の措置では、さまざまな意見がある。市町村に対し、農作物被害に遭った農家は「クマを放せば、また畑に来て荒らすかもしれない」と二次被害を恐れて処分を求め、保護団体は「クマを山に返してほしい」と要望するという。
今年、イノシシのおりで4頭が捕獲された甲州市。先月、おりにかかったクマは県環境科学研究所の研究員が駆け付けるのを待って放獣したが、それ以前の3頭は研究員と連絡が取れず、クマが暴れて鉄格子のおりを壊す可能性があったため、殺処分した。
市産業振興課はNPOの誕生について、「専門組織があれば県の要請通り、捕獲後に放獣できるようになる」と期待。ただ農家などの思いを考えると「捕獲=放獣」に複雑な心境もあるという。
県みどり自然課によると、例年のクマの目撃は年間50~60件だが、今年は8月末までに99件と多い。「これから冬眠準備期に入り、多くの餌を食べようと行動範囲が広がる」(同課)ため、目撃情報の増加が予想される。登山やキノコ狩りなどで山に入る機会が多いことから、同課は「鈴を付けるなどして行動してほしい」と呼び掛けている。
日本熊森協会山梨県支部とは関係無く、清水邦彦さん(副支部長)ら、有志が設立されました。
昨年まで、放獣するシステムが無かった為に、県内の殆どのクマが補殺されていた現状でした。
清水さん達は、それを何とかしようと、ズット放獣チーム立ちあげに向けて頑張ってこられ「NPO山梨ツキノワグマレスキュー」設立に至りました。
本当に素晴らしい実行力で、実現し、本当に素晴らしいです。
「NPO山梨ツキノワグマレスキュー」の設立により、1頭でも多くのクマの命が救える事を、とても嬉しく思います。
▼山梨日日新聞 みるじゃん
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/09/24/5.html
2010年09月24日(金)
捕らえたクマ 山に返します
県内にNPO発足
命奪わず“お仕置き”で教育
捕まえたクマを山へ返します―。
今年、ツキノワグマの目撃情報が相次ぐ山梨県内で、有志がNPO法人「山梨ツキノワグマレスキュー」を発足させた。ツキノワグマの個体数が減っているため、県などは捕獲したクマは山に返すよう促しているが、市町村は放獣ノウハウのある野生動物の研究者と連絡できない場合、二次被害を恐れる住民の声もあり殺処分することがある。NPOは、円滑に放獣できるよう行政から連絡を受けて現場に向かい、二度と人里に近づかないよう「お仕置き」をして山に放つ。自治体には畑への電気柵設置も働き掛け、人とクマの共生を幅広くアピールする。
自治体に共生訴え 現場に急行、麻酔やスプレー
16日に設立したNPOのメンバーは、代表理事を務める北杜市の清水邦彦さん(55)ら、県内の自営業者や定年退職者15人。「クマは保護されるべきだ」と考えるが、放獣する専門家がいない場合、捕獲後に殺処分されることを知り、専門知識を身に付けて放獣しようと団体をつくった。
県や市町村の放獣要請に対し、連絡を受けた清水さんらは現場に急行できるメンバーを手配、必要に応じて獣医師から指導を受けた麻酔措置、唐辛子のスプレーなどをかけるお仕置きをした上で、人里から離れた山に放つ。
「放獣は根本的な問題解決にならない。クマが里に下りてこない環境をつくる活動もしたい」と清水さん。クマが農作物を荒らすことがないよう、行政には畑に電気柵を設けるよう働き掛けていく。
県内のツキノワグマは2000年時点の推計で、約400頭とされる。将来的に絶滅する恐れもあり、県は捕獲数を制限する保護管理指針を定め、市町村には捕獲した場合は可能な限り放獣するよう促している。危険が伴う放獣は現在、ノウハウのある研究者に依頼している。
捕獲後の措置では、さまざまな意見がある。市町村に対し、農作物被害に遭った農家は「クマを放せば、また畑に来て荒らすかもしれない」と二次被害を恐れて処分を求め、保護団体は「クマを山に返してほしい」と要望するという。
今年、イノシシのおりで4頭が捕獲された甲州市。先月、おりにかかったクマは県環境科学研究所の研究員が駆け付けるのを待って放獣したが、それ以前の3頭は研究員と連絡が取れず、クマが暴れて鉄格子のおりを壊す可能性があったため、殺処分した。
市産業振興課はNPOの誕生について、「専門組織があれば県の要請通り、捕獲後に放獣できるようになる」と期待。ただ農家などの思いを考えると「捕獲=放獣」に複雑な心境もあるという。
県みどり自然課によると、例年のクマの目撃は年間50~60件だが、今年は8月末までに99件と多い。「これから冬眠準備期に入り、多くの餌を食べようと行動範囲が広がる」(同課)ため、目撃情報の増加が予想される。登山やキノコ狩りなどで山に入る機会が多いことから、同課は「鈴を付けるなどして行動してほしい」と呼び掛けている。
☆今に生きる☆
今がチャンスだ
今が最善
今の中に過去の全てが入っている
今の中に未来の全てが入っている
今を変えれば過去の全てが変わる
今を変えれば未来の全てが変わる
今を変えれば周りの全てが変わる
今に生きれば生命が活動する
今に生きれば魂が輝く
今こそチャンスだ
今ここに縁がある
自己を変えるチャンスは今しかない
今、今、今、今の中に全てがある
今、決意せよ
今、行動せよ
今、すぐ変われ
人生とは今の事を言うのだ
過去の事をグズグズ悩むな
過去はどこにもないのだ
未来の事を心配するな
未来はどこにもないのだ
今の心の中に過去も未来もあるのだ
今に感謝せよ
今を愛せよ
全てが完全なのだ
今とは宇宙の事を言うのだ
ありがとう
ありがとう
今に感謝
*心の学校*佐藤義塾
今が最善
今の中に過去の全てが入っている
今の中に未来の全てが入っている
今を変えれば過去の全てが変わる
今を変えれば未来の全てが変わる
今を変えれば周りの全てが変わる
今に生きれば生命が活動する
今に生きれば魂が輝く
今こそチャンスだ
今ここに縁がある
自己を変えるチャンスは今しかない
今、今、今、今の中に全てがある
今、決意せよ
今、行動せよ
今、すぐ変われ
人生とは今の事を言うのだ
過去の事をグズグズ悩むな
過去はどこにもないのだ
未来の事を心配するな
未来はどこにもないのだ
今の心の中に過去も未来もあるのだ
今に感謝せよ
今を愛せよ
全てが完全なのだ
今とは宇宙の事を言うのだ
ありがとう
ありがとう
今に感謝
*心の学校*佐藤義塾
2010年9月23日木曜日
日本のクマを絶滅させるなキャンペーン
〜クマの棲める豊かな水源の森を次世代に〜
自然界では種々雑多な動植物が自然生態系のなかで絶妙のバランスを保ちながら共存しています。一種類でも生物がかけると生態系のバランスはつぎつぎと崩れ、 森も崩壊に向います。
森=植物+動物
日本最大の大型獣であり、 自然界のあらゆる恩恵を受けて生きている*アンブレラ種であるクマの棲める環境を残すということは、 他の全ての生物が生息可能な豊かな自然を残すことになるのです。
豊かな森は、 私達の水源でもあり、 命の水を守るためにも、 クマをはじめとする全ての動植物を保全する必要があります。
今回のキャンペーンでは、 日本のクマの現状をふまえ、 アンブレラ種であるクマ保護の重要さを訴えていきます。
--------------------------------------------------------------------------------
*アンブレラ種(アンブレラしゅ、英語: Umbrella species)とは、その地域における生態系ピラミッド構造、食物連鎖の頂点の消費者である。アンブレラ種を保護することにより、生態系ピラミッドの下位にある動植物や広い面積の生物多様性・生態系を傘を広げるように保護できることに由来する概念。(wikipediaより)
自然界では種々雑多な動植物が自然生態系のなかで絶妙のバランスを保ちながら共存しています。一種類でも生物がかけると生態系のバランスはつぎつぎと崩れ、 森も崩壊に向います。
森=植物+動物
日本最大の大型獣であり、 自然界のあらゆる恩恵を受けて生きている*アンブレラ種であるクマの棲める環境を残すということは、 他の全ての生物が生息可能な豊かな自然を残すことになるのです。
豊かな森は、 私達の水源でもあり、 命の水を守るためにも、 クマをはじめとする全ての動植物を保全する必要があります。
今回のキャンペーンでは、 日本のクマの現状をふまえ、 アンブレラ種であるクマ保護の重要さを訴えていきます。
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*アンブレラ種(アンブレラしゅ、英語: Umbrella species)とは、その地域における生態系ピラミッド構造、食物連鎖の頂点の消費者である。アンブレラ種を保護することにより、生態系ピラミッドの下位にある動植物や広い面積の生物多様性・生態系を傘を広げるように保護できることに由来する概念。(wikipediaより)
2010年9月22日水曜日
〇●お月見●〇
小さい頃
月にウサギが
棲んでいて
餅つきをしていると
信じてました…
かぐや姫が
満月の日に
愛するお爺さんお婆さんを残して
泣く泣く月に
帰らなければならない気持ちを想うと
切なくなりました…
月は神秘的です
月の満ち引きで
海の波が起こり
地球は命を与えられています
満ち潮で生命は誕生し
引き潮で臨終を迎えます
1分間に
岸に打ち寄せる海の波の回数は18回
人間の1分間の呼吸数も18回
それを2倍すると…体の平均体温36度
また2倍で…1分間の脈拍数72回
また2倍で…血圧最高値144
また2倍で…母親の胎内で成長する期間280日
この数字は
何を意味するのでしょうか
私達は
地球という生命体と一つです
偉大な何かに…
宇宙のリズムに懐かれ
生かされている…
有難いです
生かされている事に
感謝して
今、この一瞬を大切にします
本当に有難う御座います
月にウサギが
棲んでいて
餅つきをしていると
信じてました…
かぐや姫が
満月の日に
愛するお爺さんお婆さんを残して
泣く泣く月に
帰らなければならない気持ちを想うと
切なくなりました…
月は神秘的です
月の満ち引きで
海の波が起こり
地球は命を与えられています
満ち潮で生命は誕生し
引き潮で臨終を迎えます
1分間に
岸に打ち寄せる海の波の回数は18回
人間の1分間の呼吸数も18回
それを2倍すると…体の平均体温36度
また2倍で…1分間の脈拍数72回
また2倍で…血圧最高値144
また2倍で…母親の胎内で成長する期間280日
この数字は
何を意味するのでしょうか
私達は
地球という生命体と一つです
偉大な何かに…
宇宙のリズムに懐かれ
生かされている…
有難いです
生かされている事に
感謝して
今、この一瞬を大切にします
本当に有難う御座います
2010年9月18日土曜日
☆★ジュピター★☆
Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で
つながってる
果てしない時を超えて輝く星が
出会えた奇跡
教えてくれる
Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙(そら)の御胸に抱かれて
私のこの両手で
何ができるの?
痛みに触れさせて
そっと目を閉じて
夢を失うよりも
悲しいことは
自分を信じて
あげられないこと
愛を学ぶために
孤独があるなら
意味のないことなど
起こりはしない
心の静寂(しじま)に
耳を澄まして
私を呼んだなら
どこへでも行くわ
あなたのその涙
私のもとに
今は自分を
抱きしめて
命のぬくもり
感じて
私たちは誰も
ひとりじゃない
ありのままで
ずっと愛されてる
望むように生きて
輝く未来を
いつまでも歌うわ
あなたのために
作詞 吉本由美
作曲 G.Holst
歌 平原綾香
ひとりじゃない
深い胸の奥で
つながってる
果てしない時を超えて輝く星が
出会えた奇跡
教えてくれる
Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙(そら)の御胸に抱かれて
私のこの両手で
何ができるの?
痛みに触れさせて
そっと目を閉じて
夢を失うよりも
悲しいことは
自分を信じて
あげられないこと
愛を学ぶために
孤独があるなら
意味のないことなど
起こりはしない
心の静寂(しじま)に
耳を澄まして
私を呼んだなら
どこへでも行くわ
あなたのその涙
私のもとに
今は自分を
抱きしめて
命のぬくもり
感じて
私たちは誰も
ひとりじゃない
ありのままで
ずっと愛されてる
望むように生きて
輝く未来を
いつまでも歌うわ
あなたのために
作詞 吉本由美
作曲 G.Holst
歌 平原綾香
2010年9月7日火曜日
アシュリー・ヘギ
小さいときからよくからかわれたし、
いまもからかわれることはあるけど、
そういうときは、
「あなたにも同じ血管があるのよ」って説明するの。
それでもからかうようなら、もう放っておくの。
それはわたしの問題じゃなくて、
彼らの問題だから。
*****
プロジェリアじゃなければいいのに、なんて思わないわ。
わたしは、わたしという人間であることが幸せだし、
神様がわたしをこうお創りになったのには、
きっと理由があるはずだもの。
*****
もしかしたら神様は、
“わたしはプロジェリアだけど、こう生きている”
ということを人に見せなさいって、
その機会をお与えになったのかもしれないって思うの。
この病気をとおして、
人を助けなさいということかもしれないって思うの。
*****
わたしのことをかわいそうだって言う人がいるわ。
でも、その人たちはわたしじゃない。
だから、そう言うんだと思う。
だってわたし、自分のこと、
かわいそうだって、ちっとも思わないもの。
*****
わたしは、人の前で悲しい顔はしたくない。
笑顔でいると、みんながハッピーになるでしょ。
*****
ハッピーでいられる自分が好き。
悪口を言われたときでも、
誰かがわたしに怒ったときでも、
相手に対して怒らないでいられる自分が好き。
*****
嫌いなところはひとつもないわ。
たまにはね、イラついちゃうときがあって、
ちょっと嫌いになりそうになるけど、
そういうときは、
なぜ、わたしは怒っているんだろうって考えて、
気持ちを落ち着けるようにしているの。
そうすると、こんなことで怒るなんて意味がない、
バカみたいだって思えてくるの。
で、それで終わりにするの。
*****
わたしはいつも前向きでいたい。
前向きになれないときが
これまで1回か2回はあったかも。
でも、ほとんどないな。
*****
自信を失ったこともないわよ。
だって、自信を失わされるようなことが
起こったことなんてないもの。
*****
人はこうなのに、自分はこうだとか、
誰かと自分を比べて、どうこう考えたりしない。
誰だって完璧じゃないもの。
*****
ひどいことを言われて相手に怒りを感じたときは、
その人に怒り返さないように、自分に待ったをかけるの。
そこにいたらきっと言い返してしまうから、
「ちょっと失礼」って別の場所に行って、
一拍置くようにしているの。
一拍置いて、いま起きたことを考えてみると、
憤りが相手にそういわせたんだってことが見えてきて、
自分の中の怒りや悲しみが消えていくの。
人が怒っているとき、相手に対して、
本心から思っているんじゃないようなことまで
勢いで言ってしまったりすることがあると思うの。
言い争いをするとときって、
売り言葉に買い言葉になっちゃうでしょ。
そんな怒りのシーソーゲームを続けていても、
なんにもならないじゃない?
だから、こうしようって決めたの。
*****
もしも、わたしが誰かから
あなたにはあと24時間の命しかありませんよ、
と言われたとしても、
それで困ったりはしないわ。
死は誰にでも訪れるもの。
恐れるなんて、
意味がないことだと思う。
*****
なぜ、ここにいるのか、
それはわからない。
でも、わたしたちがここにいるのには、
何か目的があるはずだと思うの。
*****
わたしはハッピーに生きたい。
ほかの人たちを勇気づけられるように生きたい。
*****
生きるチャンスを与えられているんだもの。
わたしは、自分の定められた時間がくるまで、
すこやかに生きていきたいと思っているわ。
*****
わたしたちの祈っていることに対して、
神様がそうしたいとお思いになったときは、
必ずかなえてくださるんだと思っているわ。
*****
いまは、特別な夢ってないの。
家族がずっとずっと健康で
幸せでいてくれたら、それでいい。
自分がいま得ているもので十分幸せだと思うから、
それ以上、ほかに思いつかないわ。
*****
これからどうなりたいかって?
ハッピーで、みんなを勇気づける人になりたい。
人の助けになれる人になりたい。
愛情にあふれた人になりたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生後3か月ごろから皮膚が硬くなりはじめ、さらに髪の毛が抜けはじめるが原因はわからなかった。
生後9か月ごろ、たまたま担当医がプロジェリアの記事を見つけたのがきっかけとなり病気が判明した。
プロジェリアの平均寿命は13歳と言われるが、アシュリー・ヘギはそれを越える17歳まで生存し、プロジェリア患者としては最高齢であった。
2009年4月21日他界。17歳没。
(合掌)
いまもからかわれることはあるけど、
そういうときは、
「あなたにも同じ血管があるのよ」って説明するの。
それでもからかうようなら、もう放っておくの。
それはわたしの問題じゃなくて、
彼らの問題だから。
*****
プロジェリアじゃなければいいのに、なんて思わないわ。
わたしは、わたしという人間であることが幸せだし、
神様がわたしをこうお創りになったのには、
きっと理由があるはずだもの。
*****
もしかしたら神様は、
“わたしはプロジェリアだけど、こう生きている”
ということを人に見せなさいって、
その機会をお与えになったのかもしれないって思うの。
この病気をとおして、
人を助けなさいということかもしれないって思うの。
*****
わたしのことをかわいそうだって言う人がいるわ。
でも、その人たちはわたしじゃない。
だから、そう言うんだと思う。
だってわたし、自分のこと、
かわいそうだって、ちっとも思わないもの。
*****
わたしは、人の前で悲しい顔はしたくない。
笑顔でいると、みんながハッピーになるでしょ。
*****
ハッピーでいられる自分が好き。
悪口を言われたときでも、
誰かがわたしに怒ったときでも、
相手に対して怒らないでいられる自分が好き。
*****
嫌いなところはひとつもないわ。
たまにはね、イラついちゃうときがあって、
ちょっと嫌いになりそうになるけど、
そういうときは、
なぜ、わたしは怒っているんだろうって考えて、
気持ちを落ち着けるようにしているの。
そうすると、こんなことで怒るなんて意味がない、
バカみたいだって思えてくるの。
で、それで終わりにするの。
*****
わたしはいつも前向きでいたい。
前向きになれないときが
これまで1回か2回はあったかも。
でも、ほとんどないな。
*****
自信を失ったこともないわよ。
だって、自信を失わされるようなことが
起こったことなんてないもの。
*****
人はこうなのに、自分はこうだとか、
誰かと自分を比べて、どうこう考えたりしない。
誰だって完璧じゃないもの。
*****
ひどいことを言われて相手に怒りを感じたときは、
その人に怒り返さないように、自分に待ったをかけるの。
そこにいたらきっと言い返してしまうから、
「ちょっと失礼」って別の場所に行って、
一拍置くようにしているの。
一拍置いて、いま起きたことを考えてみると、
憤りが相手にそういわせたんだってことが見えてきて、
自分の中の怒りや悲しみが消えていくの。
人が怒っているとき、相手に対して、
本心から思っているんじゃないようなことまで
勢いで言ってしまったりすることがあると思うの。
言い争いをするとときって、
売り言葉に買い言葉になっちゃうでしょ。
そんな怒りのシーソーゲームを続けていても、
なんにもならないじゃない?
だから、こうしようって決めたの。
*****
もしも、わたしが誰かから
あなたにはあと24時間の命しかありませんよ、
と言われたとしても、
それで困ったりはしないわ。
死は誰にでも訪れるもの。
恐れるなんて、
意味がないことだと思う。
*****
なぜ、ここにいるのか、
それはわからない。
でも、わたしたちがここにいるのには、
何か目的があるはずだと思うの。
*****
わたしはハッピーに生きたい。
ほかの人たちを勇気づけられるように生きたい。
*****
生きるチャンスを与えられているんだもの。
わたしは、自分の定められた時間がくるまで、
すこやかに生きていきたいと思っているわ。
*****
わたしたちの祈っていることに対して、
神様がそうしたいとお思いになったときは、
必ずかなえてくださるんだと思っているわ。
*****
いまは、特別な夢ってないの。
家族がずっとずっと健康で
幸せでいてくれたら、それでいい。
自分がいま得ているもので十分幸せだと思うから、
それ以上、ほかに思いつかないわ。
*****
これからどうなりたいかって?
ハッピーで、みんなを勇気づける人になりたい。
人の助けになれる人になりたい。
愛情にあふれた人になりたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生後3か月ごろから皮膚が硬くなりはじめ、さらに髪の毛が抜けはじめるが原因はわからなかった。
生後9か月ごろ、たまたま担当医がプロジェリアの記事を見つけたのがきっかけとなり病気が判明した。
プロジェリアの平均寿命は13歳と言われるが、アシュリー・ヘギはそれを越える17歳まで生存し、プロジェリア患者としては最高齢であった。
2009年4月21日他界。17歳没。
(合掌)
北海道の森林が香港の資本に買われた。買い手は? 目的は?
~朝日新聞「GLOBE(グローブ)」より~
8月下旬のある日、記者は北海道の倶知安町(くっちゃんちょう)に足を運んだ。
札幌から車で3時間ほど。トウモロコシ畑やジャガイモ畑を走り抜け、「蝦夷(えぞ)富士」の別名がある羊蹄山(ようていざん)とニセコアンヌプリ山に挟まれたあたりに、探していた森が広がっていた。
この森のことが取り上げられたのは6月の北海道議会だった。
「所在地が海外となっている企業が、後志(しりべし)管内において57ヘクタールの森林を取得したことを確認しております」
道幹部は、そう答弁した。海外の資本による森林買収の事実が公の場で明らかになるのは全国的にも珍しい。
「日本各地の山林が、海外の資本に狙われている」「水資源をおさえるつもりではないか」……。
ここ数年、そんな「うわさ」が各地の森林関係者らの間でささやかれてきた。「外国人が山を物色にきた」といったたぐいの話もあちこちにある。関連のシンポジウムが開かれたり、専門家が本を書いたりと関心事になっている。ただ、専門家や報道機関が調べても、証拠はつかめていなかった。その一端が、北海道議会で明らかになったわけだ。
道庁の答弁を引き出した道議は、故・中川昭一(当時、財務・金融相)の依頼をきっかけに、この問題にかかわるようになった。中川は「国土が外国人に脅かされているのでは」という危機感をもっていた。
答弁を引き出すまでに1年以上もかかったのは、土地をめぐる法律や制度の問題がいくつもあったからだ。
外国人や外国法人による土地所有を制限している国も多いなか、日本には規制がない。海外資本を国内資本と区別する制度もない。また、大規模な土地売買などは国土利用計画法に基づく届け出が必要だが、この情報が、同じ役所の中でも森林保全の部署と共有されていない。個人情報の保護が厳格になっている現状もある。
道側は議会答弁でも、どこの外国人が何のために倶知安町の森を買ったのかについて詳しい説明ができなかった。
森は水資源を守り、災害防止や生物多様性の保全など多彩な機能をもつ。それが国土の7割を占めるのに、だれが、何の目的で買い、どう利用しているのかを把握することができていないとは──。
記者は何度も倶知安町に足を運んだ。不動産登記をもとに森の所在を絞り込み、かつての所有者らを訪ねて回るうち、ある男性の話を聴くことができた。父親から相続した森の一部を2年前に手放したという。札幌の不動産会社に「外国の企業が山を買いたがっているので売ってほしい」と持ちかけられたからだ。
「植林や間伐といった維持管理費と固定資産税の負担が重く、木材価格が下がり続けるなかで将来性を見いだせなかった」。だから森を手放した、という。
男性から森を買った1カ月半後、札幌の不動産会社は香港・九龍に拠点を置く企業に転売していた。
朝日新聞香港支局のスタッフが本社の所在地を訪ねると、そこは風光明媚(ふうこうめいび)なビーチに面した高級別荘地だった。高い塀が敷地を囲み、部外者は無断で立ち入ることができない。ゲートにいた管理人は質問にいっさい答えなかった。
香港での登記によれば、この会社のオーナーは男女2人で、ほかにも11社を所有しているようだ。11社の登記関連の書類は膨大で、積み上げると20センチほどにもなる。もし、彼らが倶知安町の森を海外で転売したら、売買を追跡するのはやっかいな作業になるだろう。
一方、北海道では新たな事実が浮かび上がっていた。倶知安町の森のほかにも、道内のあちこちで海外資本が土地を買収していたのだ。
買い手として、ニュージーランドやイギリス、シンガポールなど複数の国がある。個人で山を一つ買った例もあれば、自衛隊の基地近くの土地を含む森林を買った企業もある。
また行政側は、森林を持つ約800社と連絡が取れていないという。この中に外資がどれだけあるかはわからないが、満足な情報がないので気持ちがざわつく。北海道議会が政府に出した意見書には、次のように書かれている。
「我が国における現行の土地制度については、近年急速に進行している世界規模での国土や水資源の争奪に対して無力であると言わざるを得ない」(梶原みずほ)
(文中敬称略)
http://globe.asahi.com/feature/100906/01_1.html
8月下旬のある日、記者は北海道の倶知安町(くっちゃんちょう)に足を運んだ。
札幌から車で3時間ほど。トウモロコシ畑やジャガイモ畑を走り抜け、「蝦夷(えぞ)富士」の別名がある羊蹄山(ようていざん)とニセコアンヌプリ山に挟まれたあたりに、探していた森が広がっていた。
この森のことが取り上げられたのは6月の北海道議会だった。
「所在地が海外となっている企業が、後志(しりべし)管内において57ヘクタールの森林を取得したことを確認しております」
道幹部は、そう答弁した。海外の資本による森林買収の事実が公の場で明らかになるのは全国的にも珍しい。
「日本各地の山林が、海外の資本に狙われている」「水資源をおさえるつもりではないか」……。
ここ数年、そんな「うわさ」が各地の森林関係者らの間でささやかれてきた。「外国人が山を物色にきた」といったたぐいの話もあちこちにある。関連のシンポジウムが開かれたり、専門家が本を書いたりと関心事になっている。ただ、専門家や報道機関が調べても、証拠はつかめていなかった。その一端が、北海道議会で明らかになったわけだ。
道庁の答弁を引き出した道議は、故・中川昭一(当時、財務・金融相)の依頼をきっかけに、この問題にかかわるようになった。中川は「国土が外国人に脅かされているのでは」という危機感をもっていた。
答弁を引き出すまでに1年以上もかかったのは、土地をめぐる法律や制度の問題がいくつもあったからだ。
外国人や外国法人による土地所有を制限している国も多いなか、日本には規制がない。海外資本を国内資本と区別する制度もない。また、大規模な土地売買などは国土利用計画法に基づく届け出が必要だが、この情報が、同じ役所の中でも森林保全の部署と共有されていない。個人情報の保護が厳格になっている現状もある。
道側は議会答弁でも、どこの外国人が何のために倶知安町の森を買ったのかについて詳しい説明ができなかった。
森は水資源を守り、災害防止や生物多様性の保全など多彩な機能をもつ。それが国土の7割を占めるのに、だれが、何の目的で買い、どう利用しているのかを把握することができていないとは──。
記者は何度も倶知安町に足を運んだ。不動産登記をもとに森の所在を絞り込み、かつての所有者らを訪ねて回るうち、ある男性の話を聴くことができた。父親から相続した森の一部を2年前に手放したという。札幌の不動産会社に「外国の企業が山を買いたがっているので売ってほしい」と持ちかけられたからだ。
「植林や間伐といった維持管理費と固定資産税の負担が重く、木材価格が下がり続けるなかで将来性を見いだせなかった」。だから森を手放した、という。
男性から森を買った1カ月半後、札幌の不動産会社は香港・九龍に拠点を置く企業に転売していた。
朝日新聞香港支局のスタッフが本社の所在地を訪ねると、そこは風光明媚(ふうこうめいび)なビーチに面した高級別荘地だった。高い塀が敷地を囲み、部外者は無断で立ち入ることができない。ゲートにいた管理人は質問にいっさい答えなかった。
香港での登記によれば、この会社のオーナーは男女2人で、ほかにも11社を所有しているようだ。11社の登記関連の書類は膨大で、積み上げると20センチほどにもなる。もし、彼らが倶知安町の森を海外で転売したら、売買を追跡するのはやっかいな作業になるだろう。
一方、北海道では新たな事実が浮かび上がっていた。倶知安町の森のほかにも、道内のあちこちで海外資本が土地を買収していたのだ。
買い手として、ニュージーランドやイギリス、シンガポールなど複数の国がある。個人で山を一つ買った例もあれば、自衛隊の基地近くの土地を含む森林を買った企業もある。
また行政側は、森林を持つ約800社と連絡が取れていないという。この中に外資がどれだけあるかはわからないが、満足な情報がないので気持ちがざわつく。北海道議会が政府に出した意見書には、次のように書かれている。
「我が国における現行の土地制度については、近年急速に進行している世界規模での国土や水資源の争奪に対して無力であると言わざるを得ない」(梶原みずほ)
(文中敬称略)
http://globe.asahi.com/feature/100906/01_1.html
2010年9月6日月曜日
森山まり子著『愛蔵版 クマともりとひと』 生徒が大人を動かした奇跡のドキュメント
新しいエピソードと2010年までの最新情報がたくさん盛り込まれています。
熊森運動の歴史がわかる保存版です。
兵庫県の中学校で、理科の女性教師は生徒が自主学習で提出した新聞記事と作文に衝撃を受けた。日本の山々が戦後の植林政策で針葉樹の人工林だらけとなり、えさを失ったクマが絶滅の危機にあることを記事は伝えていた。えさを求めて人里に現れたクマは「有害獣」としてどんどん殺されている。
授業でこの事実を伝えると、生徒たちが寄ってきた。「先生、クマ絶滅やって、かわいそうやんか。助けてやろうよ」。戸惑う教師は子どもらの熱意に背中を押されるようにして立ち上がる。生徒たちは自ら署名に走り回り、県知事や環境庁に直訴した。
目標を手に入れた生徒たちは猛勉強を始め、やがていじめや万引はなくなり、不登校の生徒は学校に通い出した。生徒らの必死の訴えに今度は県や国が動きだした-。
今から18年前、実際にあった話である。その後、女性教師が教え子らと立ち上げた「日本熊森協会」は現在、会員2万5千人の全国組織となって、奥山保全トラストなどの運動を展開している。教え子の一部はスタッフとして今も走り回っている。
この奇跡のようなドキュメントが伝えるものは、命の尊さや自然保護の大切さだけではない。子どもは何に心を動かし、どんな時に自ら行動し、どれだけの力を発揮するのか。今ある教育の行き詰まりを打開するヒントがここにある。
発行40万部を超す同じタイトルの小冊子に新しいエピソードと情報を盛り込んだ愛蔵版。未来に希望を見いだせる一冊だ。
大手書店でお買い求めください。
著者:森山まり子 157ページ。
合同出版 1200円+税
http://www.47news.jp/EN/201009/EN2010090601000323.html
熊森運動の歴史がわかる保存版です。
兵庫県の中学校で、理科の女性教師は生徒が自主学習で提出した新聞記事と作文に衝撃を受けた。日本の山々が戦後の植林政策で針葉樹の人工林だらけとなり、えさを失ったクマが絶滅の危機にあることを記事は伝えていた。えさを求めて人里に現れたクマは「有害獣」としてどんどん殺されている。
授業でこの事実を伝えると、生徒たちが寄ってきた。「先生、クマ絶滅やって、かわいそうやんか。助けてやろうよ」。戸惑う教師は子どもらの熱意に背中を押されるようにして立ち上がる。生徒たちは自ら署名に走り回り、県知事や環境庁に直訴した。
目標を手に入れた生徒たちは猛勉強を始め、やがていじめや万引はなくなり、不登校の生徒は学校に通い出した。生徒らの必死の訴えに今度は県や国が動きだした-。
今から18年前、実際にあった話である。その後、女性教師が教え子らと立ち上げた「日本熊森協会」は現在、会員2万5千人の全国組織となって、奥山保全トラストなどの運動を展開している。教え子の一部はスタッフとして今も走り回っている。
この奇跡のようなドキュメントが伝えるものは、命の尊さや自然保護の大切さだけではない。子どもは何に心を動かし、どんな時に自ら行動し、どれだけの力を発揮するのか。今ある教育の行き詰まりを打開するヒントがここにある。
発行40万部を超す同じタイトルの小冊子に新しいエピソードと情報を盛り込んだ愛蔵版。未来に希望を見いだせる一冊だ。
大手書店でお買い求めください。
著者:森山まり子 157ページ。
合同出版 1200円+税
http://www.47news.jp/EN/201009/EN2010090601000323.html
2010年9月5日日曜日
~あだ桜~ 松若丸(親鸞上人)
明日ありと
思う心の あだ桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは
養和元年(1181)、松若丸9歳の時(親鸞上人)、
京都東山の青蓮院を訪れ、出家得度を願い出られました。
得度を明日にしよう、と言う青蓮院の慈鎮和尚に示されたお歌は有名です。
「明日ありと
思う心の あだ桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは」
「今を盛りと咲く花も、一陣の嵐で散ってしまいます。
人の命は桜の花よりも、はかなきものと、聞いております。
明日と言わず、今日、得度していただけないでしょうか」
出家の動機はただ1つ、
「自分も必ず死んでゆく。死ねば、どうなるのだろうか」
という切実な無常観でありました。
比叡山に登られた聖人は、「自分も必ず死んでゆく。死ねば、どうなるのか」、
この生死の大問題の解決をすべく、決死のご修行を開始されたのです。
思う心の あだ桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは
養和元年(1181)、松若丸9歳の時(親鸞上人)、
京都東山の青蓮院を訪れ、出家得度を願い出られました。
得度を明日にしよう、と言う青蓮院の慈鎮和尚に示されたお歌は有名です。
「明日ありと
思う心の あだ桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは」
「今を盛りと咲く花も、一陣の嵐で散ってしまいます。
人の命は桜の花よりも、はかなきものと、聞いております。
明日と言わず、今日、得度していただけないでしょうか」
出家の動機はただ1つ、
「自分も必ず死んでゆく。死ねば、どうなるのだろうか」
という切実な無常観でありました。
比叡山に登られた聖人は、「自分も必ず死んでゆく。死ねば、どうなるのか」、
この生死の大問題の解決をすべく、決死のご修行を開始されたのです。
2010年9月4日土曜日
熊森やまなし8月の定例会
2010.8.24(火)13:30~15:30 山梨県ボランティアNPOセンター
●山梨県のクマの捕殺状況と対策
◎新聞で報道があったり、会員さんが防災放送を聴き、こちらに情報が入ると、市町村に問合せなどして対応出来ますが、情報が入らないで人知れず有害駆除として捕殺されてしまっています。
・北杜市8/17― 1頭 ・甲州市8/16― 3頭 ・笛吹市7/24-1頭 *分かる範囲です
◎冬眠前の秋は今まで以上に餌を食べますから、益々目撃情報や農作物の被害が多発されると思われますので、地元の、市町村役場にクマの状況を確認しましょう。
◎多くの声を市町村役場に届けることが、クマの保護に繋がります。目撃情報を聴かれた方は、直ぐに市町村役場に電話をして下さい。「殺さないで下さい!」の声を上げましょう!
★8月下旬、甲州市に伺い、わたし達はクマの保護と同時に、地元のみなさんにクマの被害を食い止める解決策を提案し、一緒に考え一緒に行動していくことが最も重要だと感じました。
クマと農家方の共生の件で、本部に全国の事例を調べて頂いています。
●各地のクマ情報
○甲府市 ・右左口の桃畑が被害に遭い、8/2ドラム缶罠1つ設置→捕獲されず撤去
・健康の森のドラム缶罠3つは、1カ月過ぎ、捕獲されず先週末に撤去
・8/20頃、昇仙峡で親子のクマが目撃され、住民のみなさんに注意を促してる
○富士吉田市 7/27富士急ハイランド敷地内のホテルの木にクマが登り捕獲、翌日、富士山3合目に放獣
○北杜市 ・8/17養鶏場の餌が被害に遭い、捕獲捕殺
・8/21武川町さねはらで捕獲(オス71㌔138㌢)、信州大学の泉山教授により奥山に放獣
*17日の捕殺処分の件で、今回多くのみなさんからお叱りの電話やメールを頂き、猟友会の皆さんとも話し合いながら、今後は人命に係わる時以外は放獣していくつもりです。(林政課課長のコメント)
○笛吹市・8/7御坂町の桃畑が被害に遭い、ドラム缶罠で捕獲放獣
・笛吹市は「うちは猟友会の意向が強く、クマは捕獲放獣です。」という所ですが、イノシシの罠に誤捕獲され、手がつけられない状況で、麻酔と放獣が出来る専門家と連絡が付かなかったとの理由で、7/24に1頭、補殺処分されました。
○甲斐市 8/19時点では、目撃情報はなし
○甲州市・甲州市は、今年になって3頭です。やはりいずれも、イノシシの罠に誤捕獲され、麻酔と放獣が出来る専門家とが取れなかったと言う理由で、捕殺処分されました。
昨年は8頭と、市町村の中で最も捕殺されているところです。ぶどう、桃が盛んで、山が側にある地域ですので、他の地域よりも、クマの出没が多く、被害に遭われている農家が多く大変お気の毒です。
・25日に市長宛に嘆願書を提出。担当者に詳細を聴き、今後の対応を話し合う
・29日子グマイノシシ用の罠に誤捕獲、30日放獣
●山梨県の熊森会員数の状況
約330人です。事実を知ることがクマの保護に繋がります。熊森をお伝え下さい。
◎申し込み用紙 http://homepage2.nifty.com/kumamori/syoukaiyousi.pdf
●7、8月の報告
○27(火)9;00~11:00山梨県環境科学研究所訪問 吉田研究員のお話を聴く
・11:30富士吉田市役所訪問 ・13:00河口湖役場訪問
○28(水)~29(木)富士吉田市富士急ハイランドのクマが放獣されるよう働きかけ、捕獲放獣に立ち会う
○28(水)~29(木)【虹の天使・夏のありがとう合宿】熊森やまなし共催
*皮むき間伐&紙芝居練習
○8/5(木)環境教育 新紺屋小学校10:00~11:30「クマさんと森のお話」紙芝居とお話会
○8/24(火) 13:00みどり自然課訪問 ・13:30~17:00定例会・懇親会
*山梨県ボランテイアNPOセンター 学習室(3F)
○8/25(水)甲州市長宛に嘆願書を提出。担当者に詳細を聴き、今後の対応を話し合う
○8/28(土)19:00~21:00「クマと森のお話し会in笛吹」学びの杜みさか
○8/30(月)前日に誤捕獲された子グマを放獣されるよう働きかけ、放獣に立ち会う
●9月の予定
◆9/20(月・祝) 定例会・懇親会18:30~21:00甲府市総合市民会館第4会議室 青沼3丁目5−44
●日本熊森協会山梨県支部 生物多様性キャンペーン
「水道をひねると1年中水が出てくるのは、森を作るクマさんのお陰さまです!」
~クマと森のお話し会を各地で開催中~
*今後の予定
・10/16(日) 19:30~21:30 バールスロウ オーガニックカフェ (甲府市丸の内)
・10/24(日)南部町 11/23(火) カフェくじらぐも (北杜市明野)
みなさんもお話し会を開催しませんか!?
多くの方にクマと森と人の繋がりを知って貰う事で、クマと子ども達の未来の命を守れます!
●「くまもり読書感想文コンクール」~くまと共に守ろう!僕らの森と未来~
締め切り11月15日消印 *締め切りが延長されました
日本熊森協会では、この度「くまと共に守ろう!僕らの森と未来」をテーマに、読書感想文を募集します。 課題図書を読んで、森や動物と人が共存していくために今後どうしていけばいいか、考えたことを書いてく ださい。小中高生のみなさんの豊かな思考力や発想力を期待しております。みなさんふるってご応募くださ い。
* 応募先 主催者:「実践自然保護団体 日本熊森協会」本部
〒662-0042 兵庫県西宮市分銅町1-4 TEL 0798-22-4190 FAX 0798-22-4196
Mail jbfa@nifty.com
HP http://homepage2.nifty.com/kumamori/
●その他NPOツキノワグマレスキューチーム9月中に認可が下りる予定です。
(熊森協会とは関係なく、副支部長の清水さんが中心で立ち上げました。)
◎9月10月は、1年の内で最もクマの目撃情報が多い時期です。
みんなで力を合せて、クマの命を守ってゆきましょう!宜しくお願い致します!!
日本熊森協会山梨県支部長 岡
TEL:090-8348-4067/FAX:055-266-5095
MAIL:rightstaff_akemi@yahoo.co.jp
Twitter http://twitter.com/nbfa_yamanashi
あなたには、どれだけの「できる」がありますか?
あなたには、
どれだけの「できる」がありますか?
~かめおかゆみこ~
私の末の妹は、
重度の脳性小児麻痺で生まれました。
目も見えず、
耳も聞こえず、
もちろん、
しゃべることなど、
まったくできませんでした。
生まれたときから、
手足も動かず、
寝返りひとつ打つこともできず、
ハエが止まっても、
払うことさえできません。
(ハエが止まったことを
感知できていたかさえわかりません)
物を噛むこともできないので、
食事のときには、母が、抱きかかえ、
流動食を、一口一口、
スプーンですくっては、流しこんでいました。
妹は、何も、何ひとつ、
できませんでした。
5歳の夏に発作を起こして、
あっけなく、私たちと別れを告げるまで、
ずっと、
ベッドに横たわったまま生きていました。
けれども、ただひとつだけ、
妹にできることがありました。
それは、母が近づくと、
笑うことでした。
笑うといっても、顔面も麻痺しているので、
笑ったような気がする、というだけですけれど。
目は見えません。
耳も聞こえません。
どうして、
母だとわかったのでしょうか?
それでも、妹は、
たしかに反応したのです。
母が近づいた、そのときだけ。
私たちは、
現実を生きていると、
たくさんの「できない」ことに、
行く手をはばまれます。
でも、そんなときでさえ
振り返ってみてください。
あなたは、
目が見えますか?
耳が聞こえますか?
口がきけますか?
手足が動きますか?
触覚はありますか?
匂いを感じることはできますか?
それらはすべて、あなたの「できる」です。
笑えますか?
泣けますか?
怒れますか?
その感情を、
何かのかたちで、伝えることができますか?
それらはすべて、あなたの「できる」です。
「できない」に目を向けるのではなく、
あなたの「できる」に、目を向けてください。
あなたは、
私の妹がほしかった(であろう)ものを、
すべて(あるいは、いくつも)
持っているのです。
その動く手で、なぜ、
つかもうとしないのですか。
その動く足で、なぜ、
歩いていこうとしないのですか。
あなたには「できる」のです。
あなたには、絶対「できる」のです!
あなたが、
「できない」を見つめているあいだ、
私の無数の「妹」たちが、
あなたの「できる」のために、
祈りつづけています。
あなたが、
「できる」を見つめて生きるとき、
その一挙手一投足が、
私の無数の「妹」たちの、喜びになります。
どうぞ、
無力感におそわれたとき、
希望など何もないような気持ちになったとき、
あなたの「できる」を振り返ってみてください。
必ず、あります。
どれだけの「できる」がありますか?
~かめおかゆみこ~
私の末の妹は、
重度の脳性小児麻痺で生まれました。
目も見えず、
耳も聞こえず、
もちろん、
しゃべることなど、
まったくできませんでした。
生まれたときから、
手足も動かず、
寝返りひとつ打つこともできず、
ハエが止まっても、
払うことさえできません。
(ハエが止まったことを
感知できていたかさえわかりません)
物を噛むこともできないので、
食事のときには、母が、抱きかかえ、
流動食を、一口一口、
スプーンですくっては、流しこんでいました。
妹は、何も、何ひとつ、
できませんでした。
5歳の夏に発作を起こして、
あっけなく、私たちと別れを告げるまで、
ずっと、
ベッドに横たわったまま生きていました。
けれども、ただひとつだけ、
妹にできることがありました。
それは、母が近づくと、
笑うことでした。
笑うといっても、顔面も麻痺しているので、
笑ったような気がする、というだけですけれど。
目は見えません。
耳も聞こえません。
どうして、
母だとわかったのでしょうか?
それでも、妹は、
たしかに反応したのです。
母が近づいた、そのときだけ。
私たちは、
現実を生きていると、
たくさんの「できない」ことに、
行く手をはばまれます。
でも、そんなときでさえ
振り返ってみてください。
あなたは、
目が見えますか?
耳が聞こえますか?
口がきけますか?
手足が動きますか?
触覚はありますか?
匂いを感じることはできますか?
それらはすべて、あなたの「できる」です。
笑えますか?
泣けますか?
怒れますか?
その感情を、
何かのかたちで、伝えることができますか?
それらはすべて、あなたの「できる」です。
「できない」に目を向けるのではなく、
あなたの「できる」に、目を向けてください。
あなたは、
私の妹がほしかった(であろう)ものを、
すべて(あるいは、いくつも)
持っているのです。
その動く手で、なぜ、
つかもうとしないのですか。
その動く足で、なぜ、
歩いていこうとしないのですか。
あなたには「できる」のです。
あなたには、絶対「できる」のです!
あなたが、
「できない」を見つめているあいだ、
私の無数の「妹」たちが、
あなたの「できる」のために、
祈りつづけています。
あなたが、
「できる」を見つめて生きるとき、
その一挙手一投足が、
私の無数の「妹」たちの、喜びになります。
どうぞ、
無力感におそわれたとき、
希望など何もないような気持ちになったとき、
あなたの「できる」を振り返ってみてください。
必ず、あります。
2010年9月1日水曜日
9/3甲府市議の山田厚さん一般質問・甲州市のその後の報告
●9/3甲府市議の山田厚さん一般質問
日本熊森協会の会員の山田厚さんが、9/3午後1時より、甲府市議会で一般質問をされます。
「森林と野生動物(熊)の保護、および遅れている熱中症予防」です。
山梨県の県庁所在地である甲府市から「クマを補殺しないで保護する」の宣言を発信することが出来たら、甲府市のみならず、他の市町村にもいい影響を及ぼせるのではとの想いです。
是非一人でも多くのみなさまが、傍聴にお越し頂けますように、宜しくお願い致します。
下記は山田市議からのメッセージです!
「先日はお忙しい中、時間をとっていただきありがとうございました。質問に生かしていくつもりです。
山田厚の質問は、9月3日午後1時より 40分間です。
「森林と野生動物(熊)の保護、および遅れている熱中症予防」です
本会議場は現在は仮議場で 甲府市の商工会議所です。
「熊森さんとの連携だな」と当局は思っていますから、この際お忙しいとは思いますが、ぜひ傍聴にお越しください。
甲府市の場合、当局は傍聴者のグループや数やにも注目しますので・・・。
傍聴はどなたでも当日会場で自由にできます。
なお、アナログ放送で5チャンネルでも中継していますので、そちらでも結構です。
山田 厚」
*甲府市の商工会議所(甲府市相生2丁目2−17TEL055-233-2241)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●甲州市のその後の報告
昨日、甲州市の会員の吉田さんがJA玉宮の所長さんに、
「30日の放獣後の夕方、住民の方が、放獣場所に、小さい子供連れで車で入り込み、スモモをばら撒き、車から降りるところだったので、せっかく放獣したクマをまた誘因することになるし、そこに来た人に何かあったら危険なので、JAからも注意を促して頂きたい。」と電話を入れました。
すると
「今回のクマの放獣は、住民の方も農家の方も、大変迷惑で、何とかしてくれとの声が沢山入って来ています。玉宮小学校の校長教頭もそのことで来ました。」
甲州市は、他の地域と違って、果樹の被害が多いようなので、JAや住民のみなさんのクマに対する怒りも相当なものなのかも知れません。
本当にお気の毒です。
先ずは、子ども達のいる玉宮小学校には出向いて、日本熊森協会のリーフレットや「クマともりとひと」の小冊子をお持ちして、学校で「クマと森のお話会」の開催などお願いしてみます。
みなさんのお知り合いが甲州市にいらっしゃったら、熊森をお伝えして下さい。
また、みなさんに、お願いしたいのは、甲州市長にメールや手紙を出して 、今回の放獣の決断を称え、今後も放獣して頂けるようお願いしていただけませんでしょうか。
8/25に甲州市を訪問した時に、イノシシようの鉄格子の罠が14箇所に設置してあるといいました。現状では、クマが誤捕獲され、補殺される恐れは十分あります。
甲州市HP http://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu/
市長への手紙 https://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu/formmail/index.jsp
★わたし達はクマの保護と同時に、地元のみなさんが、クマの被害を食い止める解決策を提案し、一緒に考え、一緒に行動していくことが、最も重要です。
そちらは、資料が整い次第、甲州市に提案し進めていく予定です。
▼参考までに、下記は8/25に訪問した時の嘆願書の内容です。
熊の捕殺禁止の嘆願書
甲州市 田辺 篤 市長 殿
今、熊は絶滅の危機にあり、全国で、また山梨県に於いても熊を狩猟禁止、保護獣にという動きがあります。熊を失うことは、保水力抜群な森を失い、わたし達の命の根源の“水”を失うことです。
山梨県のツキノワグマを研究している先生に伺うと、このままで殺していったら絶滅は間違いないだろうと仰っています。
既に、ご承知の事と存じますが、7月の始め、県が各市町村に「ツキノワグマは出来るだけ捕獲補獣するように」と周知徹底の通達が出され、県内の各市町村は「放獣」を相次いで行っています。
また、環境省は“人類と多様ないきものとの共生”をスローガンに、生物多様性条約第10回締約国際会議(COP10)が、10月名古屋で開催されます。今、世界中が日本の動向を注目しています。
環境大臣のいる山梨県で、甲州市で熊の捕殺が続く事は、世界中から非難を浴びかねません。
「豊かな自然 歴史と文化に彩られた 果樹園交流のまち」甲州市が、山梨県のみならず日本中、世界中の模範となり“動物に帰れる森、地元の人に安心”の共生をお願いしますよう下記を嘆願致します。
・このまま熊を殺していったら絶滅するので、安易に殺さないで頂きたい。
・捕獲した時は奥山に放獣をして頂きたい。
・熊を始めとする動物達の棲める奥山の復元を早急にして頂きたい。
日本熊森協会山梨県支部 支部長
平成22年8月25日
以上、宜しくお願い致します。
日本熊森協会の会員の山田厚さんが、9/3午後1時より、甲府市議会で一般質問をされます。
「森林と野生動物(熊)の保護、および遅れている熱中症予防」です。
山梨県の県庁所在地である甲府市から「クマを補殺しないで保護する」の宣言を発信することが出来たら、甲府市のみならず、他の市町村にもいい影響を及ぼせるのではとの想いです。
是非一人でも多くのみなさまが、傍聴にお越し頂けますように、宜しくお願い致します。
下記は山田市議からのメッセージです!
「先日はお忙しい中、時間をとっていただきありがとうございました。質問に生かしていくつもりです。
山田厚の質問は、9月3日午後1時より 40分間です。
「森林と野生動物(熊)の保護、および遅れている熱中症予防」です
本会議場は現在は仮議場で 甲府市の商工会議所です。
「熊森さんとの連携だな」と当局は思っていますから、この際お忙しいとは思いますが、ぜひ傍聴にお越しください。
甲府市の場合、当局は傍聴者のグループや数やにも注目しますので・・・。
傍聴はどなたでも当日会場で自由にできます。
なお、アナログ放送で5チャンネルでも中継していますので、そちらでも結構です。
山田 厚」
*甲府市の商工会議所(甲府市相生2丁目2−17TEL055-233-2241)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●甲州市のその後の報告
昨日、甲州市の会員の吉田さんがJA玉宮の所長さんに、
「30日の放獣後の夕方、住民の方が、放獣場所に、小さい子供連れで車で入り込み、スモモをばら撒き、車から降りるところだったので、せっかく放獣したクマをまた誘因することになるし、そこに来た人に何かあったら危険なので、JAからも注意を促して頂きたい。」と電話を入れました。
すると
「今回のクマの放獣は、住民の方も農家の方も、大変迷惑で、何とかしてくれとの声が沢山入って来ています。玉宮小学校の校長教頭もそのことで来ました。」
甲州市は、他の地域と違って、果樹の被害が多いようなので、JAや住民のみなさんのクマに対する怒りも相当なものなのかも知れません。
本当にお気の毒です。
先ずは、子ども達のいる玉宮小学校には出向いて、日本熊森協会のリーフレットや「クマともりとひと」の小冊子をお持ちして、学校で「クマと森のお話会」の開催などお願いしてみます。
みなさんのお知り合いが甲州市にいらっしゃったら、熊森をお伝えして下さい。
また、みなさんに、お願いしたいのは、甲州市長にメールや手紙を出して 、今回の放獣の決断を称え、今後も放獣して頂けるようお願いしていただけませんでしょうか。
8/25に甲州市を訪問した時に、イノシシようの鉄格子の罠が14箇所に設置してあるといいました。現状では、クマが誤捕獲され、補殺される恐れは十分あります。
甲州市HP http://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu/
市長への手紙 https://www.city.koshu.yamanashi.jp/koshu/formmail/index.jsp
★わたし達はクマの保護と同時に、地元のみなさんが、クマの被害を食い止める解決策を提案し、一緒に考え、一緒に行動していくことが、最も重要です。
そちらは、資料が整い次第、甲州市に提案し進めていく予定です。
▼参考までに、下記は8/25に訪問した時の嘆願書の内容です。
熊の捕殺禁止の嘆願書
甲州市 田辺 篤 市長 殿
今、熊は絶滅の危機にあり、全国で、また山梨県に於いても熊を狩猟禁止、保護獣にという動きがあります。熊を失うことは、保水力抜群な森を失い、わたし達の命の根源の“水”を失うことです。
山梨県のツキノワグマを研究している先生に伺うと、このままで殺していったら絶滅は間違いないだろうと仰っています。
既に、ご承知の事と存じますが、7月の始め、県が各市町村に「ツキノワグマは出来るだけ捕獲補獣するように」と周知徹底の通達が出され、県内の各市町村は「放獣」を相次いで行っています。
また、環境省は“人類と多様ないきものとの共生”をスローガンに、生物多様性条約第10回締約国際会議(COP10)が、10月名古屋で開催されます。今、世界中が日本の動向を注目しています。
環境大臣のいる山梨県で、甲州市で熊の捕殺が続く事は、世界中から非難を浴びかねません。
「豊かな自然 歴史と文化に彩られた 果樹園交流のまち」甲州市が、山梨県のみならず日本中、世界中の模範となり“動物に帰れる森、地元の人に安心”の共生をお願いしますよう下記を嘆願致します。
・このまま熊を殺していったら絶滅するので、安易に殺さないで頂きたい。
・捕獲した時は奥山に放獣をして頂きたい。
・熊を始めとする動物達の棲める奥山の復元を早急にして頂きたい。
日本熊森協会山梨県支部 支部長
平成22年8月25日
以上、宜しくお願い致します。
8/30甲州市、子グマを放獣・県内の補殺状況
先週はショッキングな事がいくつかあり、自分の力不足を感じ落ち込み、クマに関する報告が出来ないでいました。
わたしは、山梨県支部長を引き受けた時、クマに鉄砲を向ける人の前に立ちはだかり、クマを一頭たりとも殺さないと心に誓いました。
それなのに、全然立ちはだかってあげられず、知らなかったとは言え、既に何頭も殺されていた事が先週判明しました。
有害駆除の補殺状況は、全ての市町村は分かっていないので、確認出来ているところだけですが、
笛吹市1頭、甲州市3頭です。先日の北杜市を入れると、5頭です。
不甲斐ないです。
もっともっと、強くなりたい。
クマを守り、子ども達の未来を守れるよう強くなりたいです。
でも、28日「クマと森のお話会」で、参加した子ども達の顔を見、またアンケートを読み
「クマを守りたい。クマのお陰で水が飲めるのが分かった。」
等と、純粋な子どもの心に触れ、現状の山梨県の体制では、わたしの知らない水面下で殺されていくクマが今後予想され、全部は救えないかも知れないけれど、目の前にいる助けを求めているクマを、1頭でも救っていこうと、改めて心に誓いました。
・補殺の簡単な状況は
○笛吹市は「うちは猟友会の意向が強く、クマは捕獲放獣です。」という所ですが、イノシシの罠に誤捕獲され、手がつけられない状況で、麻酔と放獣が出来る専門家と連絡が付かなかったとの理由で、7/24に補殺処されました。
○甲州市は、今年になって3頭です。やはりいずれも、イノシシの罠に誤捕獲され、麻酔と放獣が出来る専門家とが取れなかったと言う理由で、補殺されました。
昨年は8頭と、市町村の中で最も捕殺されているところです。ぶどう、桃が盛んで、山が側にある地域ですので、他の地域よりも、クマの出没が多く、被害に遭われている農家が多く大変お気の毒です。
しかしそしてそんな絶望的な中、一昨日30日、今年2月頃生まれた子グマが補殺されず、救う事が出来ました。
簡単な経緯は・・・
・8/22(日) 「甲州市でも今、クマを捕獲するための罠を3つ設置しているそうです。」との情報提供。
・8/23(月) 甲州市役所に電話を入れ、先ずはクマの出没情況をお聴きしたところ、既に8/16にイノシシの罠に誤捕獲で補殺処分。更に、以前にも2件の補殺をしていることが判明。
詳細を伺い、現場を案内して頂きたいので、25日に市役所を訪問約束をする。
・8/25(水) 甲州市役所に、わたしと副支部長を含めた4名で訪問。
産業振興課果樹農林担当の方達と面談。
わたし達は今回初めて訪問する所でしたし、今後、補殺されないようにするための道を話し合う。
イノシシの檻が14箇所に設置されているので、今後もクマが誤捕獲されるのが予想されます。
・8/29(日) 子グマがイノシシの罠に捕獲されたとの情報。
・8/30(月)
[8:30] 甲州市産業振興課を訪問し、子クマの対応を確認。
→9:30にJA玉宮に関係者が集合し検討するとのこと。同席を促される。
[9:30] JA玉宮に集合。
子グマの対応を話し合う。放獣に関して、みなさん色んなお立場がありますので、賛否両論色んな意見が出ましたが、最終的には
甲州市の産業振興課が
「環境研の吉田さんの話では、子グマの場合は、早急にその場で放獣して母グマの元に帰すのが賢明。
子グマに何かあったり、他の場所に放獣すると、母グマは、凶暴になる危険があり、辺りを徘徊し人身事故 に繋がる危険性が考えられるそうです。県の指導も捕獲補獣ですので、今回はそのように対応したい。」
しかし、猟友会さんが檻の蓋を開けるのが危険だから近付きたくないとのことで、一同困惑。
そこで、笛吹市の猟友会さんで熊森の会員でもあるYさんに、桃の出荷で大忙しの所をお願いしてきて頂く事になりました。
[10:00] JA玉宮から車で5分くらいの、上竹森地区の捕獲現場へ
母グマが近くにいる危険性があるので、檻の側に車が1台通り抜ける道があるが、側に行かず、1枚畑を隔てた道の方から、檻を眺める。
捕獲から1日以上立っているので、熱射病など心配していたが、午前中は木陰になっていました。
予想以上に元気な声で「クゥ~クゥ~」または「カァ~カァ~」と人間の子どもの泣き声のような声で鳴いていました。
人間の気配を感じ、母グマを読んでいたのでしょうか。
また、環境研の吉田さんにも、市の方でお願いをしたところ
「まだ身体が小さいので、麻酔をすると死ぬ危険があるのでしませんが、様子を見に行きましょう。」と、駆けつけてくれることになりました。
時間を改め、12時30分に再度、現場に集合することになり、11:00過ぎ頃に一時解散になりました。
解散の際に、ソーッと、何処かに潜んでいる母グマを刺激しないように、子グマの檻の側を車で通りましたが、60センチくらいのヌイグルミのような可愛い子グマが、無邪気に遊んでいまし。
[12:30] 現地に集合。環境研の吉田さん到着
[13:00] Yさんご夫妻、JA一宮に桃の出荷を澄ませ、現地に到着
・吉田さんと、Yさんで話をし、Yさんが檻の蓋を開け、吉田さんが補助することに。
・軽トラックの荷台にお二人が乗り、市の方が運転し、現場へ向かう。
・イノシシの檻の脇に軽トラを付け、檻の上にお二人が乗り移り、いとも簡単に蓋を開け作業完了。10分も掛らなかったのではないでしょうか。5分くらいだったでしょうか。
暫くして、子グマ檻から出て行く。
Yさんご夫妻は「じゃあね!」と帰られて行きました。
その後解散になりましたが、JA玉宮で地元の猟友会さん達がいらっしゃるのでご挨拶して帰ろうとした所、今後どうするんだということで、暫し面談しました。
其々の立場があり、守るべきモノがあります。
冷静に考えてみると、其々が正義で、悪い人は誰もいないし、当然クマだって悪くないのです。
わたし達はクマの保護と同時に、地元のみなさんが、クマの被害を食い止める解決策を提案し、一緒に考え、一緒に行動していくことが、最も重要だと感じました。
今、クマと農家方の共生の件で、本部に全国の事例を知らべて頂いています。(りんご園等)
また先日「海の魚が居なくなったのは、森が原因だと木を植える漁師さん」が、NHKで放送されたそうです。
「クマ止め林を植える農家」も以前TVで放送されたようです。
こちらの件も調べて頂いていますが、放送内容や、録画されている方はいらっしゃいませんでしょうか。
この他にも、農家の方達と自然との共生事例をご存知な方は教えて下さい。
帰りに、もう一度クマの檻を見に行ったところ、地元の方が、小さいお子さんを連れ車で乗り付けたのに鉢合わせしました。
「まだ、この辺にはクマを放獣したばかりだから危険ですから帰って下さい。」
と、注意を促しましたが、
「大丈夫、大丈夫・・・」
と聴き入れず、車から降りようとしたり、熟したスモモを檻の中に投げ入れたりしましたので、車から降りるのを制止し、スモモを拾い集め回収しました。
終いには「子どもがクマを見たいから来た」等と、呆れた事を言ってました。
果物で、またクマを誘因し、自身事故に繋がった時、クマが悪者になってしまうでしょう。
どうして、こんなに悲しいことをするのでしょうか。
帰りに、もう一度甲州市役所に寄り、この状況を報告したところ、
「市では防災放送をして再三注意を促しているので、何かあったら自己責任です。」
と言われました。
「クマ出没注意」の看板くらい立てて下さいとお願いしました。
クマを補獣しにきてくれた、笛吹市のYさんにお礼の電話を入れたところ、
「クマが救えて良かったね。みんなが集まったから救えたよ。周りを見れば人工林ばかりで、クマは被害者で、本当に可哀そうだね。」と、仰いました。
また、放獣の時に来ていた甲州市議の方に「クマともりとひと」お渡したところ、読んでくたそうです。
長い一日でしたが、兎に角、子グマが救えて良かったです!
みなさんありがとうございました(^(エ)^)/
昨日、放獣に駆けつけてくれた3人に感想を寄せて頂きました。
【副支部長】
昨日、甲州市で小熊の放獣が行われました。
甲州市では過去2年間放獣が行われていない事から、先週の25日に市役所を訪問し、出来るだけ放獣して頂くようお願いしたばかりでした。
その直後の捕獲で、甲州市の担当の方も放獣の方向ですぐに対応して頂き、山梨県の放獣の専門家と熊森山梨支部が大変お世話になっている狩人(けものを守る人と書くそうです)のYさんが駆けつけて放獣して下さいました。
先月は、山梨県の放獣の専門家である、環境科学研究所の吉田さんを訪ねたその夕方にクマが現れ、放獣する事となり、今回も市役所訪問の直後の捕獲で、何か山梨県のツキノワグマに導かれているような気さえします。
誠意を尽くし、心からお願いすることで、貴重な野生成物の命が救えるならばいくらでもお願いしに行きましょう!皆さんの町村でも駆除が行われているようでしたら一緒に行きましょう! 少し動くだけで、道はひらけますから・・・。
【Sさん】
確かに今日の小熊は檻から出されたけれどいつまたと思うとつい暗澹とした気持ちになります。あの小熊は命を全うして大往生してくれるのだろうか?
人間の命ばかりが大事にされて(でも虐待で抵抗できない子供は殺され)物言えぬ動物達が殺され続ける世の中は許せないです。いつでも弱いものが泣くのは私が泣きたいぐらい辛いです。
【地元のYさん】
ほんとうに、あんなにかわいい子グマちゃんを助けられて良かったです。
無邪気にころがって遊んでいたのが眼に焼き付いています。
今夜はおかあさんとくっついて眠ることができますね。
なにかご飯を食べることができているといいですね。
子グマを助けられたことはもちろん良かったですが
いろいろな方とお話をすることができて良かったです。
いやな意見であっても、無視されたり、門前払いでなく
表面だけあわせるふりだけでなく、聞かせてもらえて良かったと思います。
知り合いの市議の方にくまともりとひとを持っていきます。
今までまごまごしていましたが、
具体的に何をしよう、と自分の中で少しわかりましたし
もう引き下がれない状態にもなったわけです。(笑)
前から母に迷惑にならないかと思っていたのですが
そんなことは全くなさそうなので安心しました。
今日はたくさん話を聞いたので話すのを忘れてしまいましたが、
ある方は「結婚を機にやめましたけど。殺生をするとのちのち良くないと言われてね。」
と言っていました。
わたしは、山梨県支部長を引き受けた時、クマに鉄砲を向ける人の前に立ちはだかり、クマを一頭たりとも殺さないと心に誓いました。
それなのに、全然立ちはだかってあげられず、知らなかったとは言え、既に何頭も殺されていた事が先週判明しました。
有害駆除の補殺状況は、全ての市町村は分かっていないので、確認出来ているところだけですが、
笛吹市1頭、甲州市3頭です。先日の北杜市を入れると、5頭です。
不甲斐ないです。
もっともっと、強くなりたい。
クマを守り、子ども達の未来を守れるよう強くなりたいです。
でも、28日「クマと森のお話会」で、参加した子ども達の顔を見、またアンケートを読み
「クマを守りたい。クマのお陰で水が飲めるのが分かった。」
等と、純粋な子どもの心に触れ、現状の山梨県の体制では、わたしの知らない水面下で殺されていくクマが今後予想され、全部は救えないかも知れないけれど、目の前にいる助けを求めているクマを、1頭でも救っていこうと、改めて心に誓いました。
・補殺の簡単な状況は
○笛吹市は「うちは猟友会の意向が強く、クマは捕獲放獣です。」という所ですが、イノシシの罠に誤捕獲され、手がつけられない状況で、麻酔と放獣が出来る専門家と連絡が付かなかったとの理由で、7/24に補殺処されました。
○甲州市は、今年になって3頭です。やはりいずれも、イノシシの罠に誤捕獲され、麻酔と放獣が出来る専門家とが取れなかったと言う理由で、補殺されました。
昨年は8頭と、市町村の中で最も捕殺されているところです。ぶどう、桃が盛んで、山が側にある地域ですので、他の地域よりも、クマの出没が多く、被害に遭われている農家が多く大変お気の毒です。
しかしそしてそんな絶望的な中、一昨日30日、今年2月頃生まれた子グマが補殺されず、救う事が出来ました。
簡単な経緯は・・・
・8/22(日) 「甲州市でも今、クマを捕獲するための罠を3つ設置しているそうです。」との情報提供。
・8/23(月) 甲州市役所に電話を入れ、先ずはクマの出没情況をお聴きしたところ、既に8/16にイノシシの罠に誤捕獲で補殺処分。更に、以前にも2件の補殺をしていることが判明。
詳細を伺い、現場を案内して頂きたいので、25日に市役所を訪問約束をする。
・8/25(水) 甲州市役所に、わたしと副支部長を含めた4名で訪問。
産業振興課果樹農林担当の方達と面談。
わたし達は今回初めて訪問する所でしたし、今後、補殺されないようにするための道を話し合う。
イノシシの檻が14箇所に設置されているので、今後もクマが誤捕獲されるのが予想されます。
・8/29(日) 子グマがイノシシの罠に捕獲されたとの情報。
・8/30(月)
[8:30] 甲州市産業振興課を訪問し、子クマの対応を確認。
→9:30にJA玉宮に関係者が集合し検討するとのこと。同席を促される。
[9:30] JA玉宮に集合。
子グマの対応を話し合う。放獣に関して、みなさん色んなお立場がありますので、賛否両論色んな意見が出ましたが、最終的には
甲州市の産業振興課が
「環境研の吉田さんの話では、子グマの場合は、早急にその場で放獣して母グマの元に帰すのが賢明。
子グマに何かあったり、他の場所に放獣すると、母グマは、凶暴になる危険があり、辺りを徘徊し人身事故 に繋がる危険性が考えられるそうです。県の指導も捕獲補獣ですので、今回はそのように対応したい。」
しかし、猟友会さんが檻の蓋を開けるのが危険だから近付きたくないとのことで、一同困惑。
そこで、笛吹市の猟友会さんで熊森の会員でもあるYさんに、桃の出荷で大忙しの所をお願いしてきて頂く事になりました。
[10:00] JA玉宮から車で5分くらいの、上竹森地区の捕獲現場へ
母グマが近くにいる危険性があるので、檻の側に車が1台通り抜ける道があるが、側に行かず、1枚畑を隔てた道の方から、檻を眺める。
捕獲から1日以上立っているので、熱射病など心配していたが、午前中は木陰になっていました。
予想以上に元気な声で「クゥ~クゥ~」または「カァ~カァ~」と人間の子どもの泣き声のような声で鳴いていました。
人間の気配を感じ、母グマを読んでいたのでしょうか。
また、環境研の吉田さんにも、市の方でお願いをしたところ
「まだ身体が小さいので、麻酔をすると死ぬ危険があるのでしませんが、様子を見に行きましょう。」と、駆けつけてくれることになりました。
時間を改め、12時30分に再度、現場に集合することになり、11:00過ぎ頃に一時解散になりました。
解散の際に、ソーッと、何処かに潜んでいる母グマを刺激しないように、子グマの檻の側を車で通りましたが、60センチくらいのヌイグルミのような可愛い子グマが、無邪気に遊んでいまし。
[12:30] 現地に集合。環境研の吉田さん到着
[13:00] Yさんご夫妻、JA一宮に桃の出荷を澄ませ、現地に到着
・吉田さんと、Yさんで話をし、Yさんが檻の蓋を開け、吉田さんが補助することに。
・軽トラックの荷台にお二人が乗り、市の方が運転し、現場へ向かう。
・イノシシの檻の脇に軽トラを付け、檻の上にお二人が乗り移り、いとも簡単に蓋を開け作業完了。10分も掛らなかったのではないでしょうか。5分くらいだったでしょうか。
暫くして、子グマ檻から出て行く。
Yさんご夫妻は「じゃあね!」と帰られて行きました。
その後解散になりましたが、JA玉宮で地元の猟友会さん達がいらっしゃるのでご挨拶して帰ろうとした所、今後どうするんだということで、暫し面談しました。
其々の立場があり、守るべきモノがあります。
冷静に考えてみると、其々が正義で、悪い人は誰もいないし、当然クマだって悪くないのです。
わたし達はクマの保護と同時に、地元のみなさんが、クマの被害を食い止める解決策を提案し、一緒に考え、一緒に行動していくことが、最も重要だと感じました。
今、クマと農家方の共生の件で、本部に全国の事例を知らべて頂いています。(りんご園等)
また先日「海の魚が居なくなったのは、森が原因だと木を植える漁師さん」が、NHKで放送されたそうです。
「クマ止め林を植える農家」も以前TVで放送されたようです。
こちらの件も調べて頂いていますが、放送内容や、録画されている方はいらっしゃいませんでしょうか。
この他にも、農家の方達と自然との共生事例をご存知な方は教えて下さい。
帰りに、もう一度クマの檻を見に行ったところ、地元の方が、小さいお子さんを連れ車で乗り付けたのに鉢合わせしました。
「まだ、この辺にはクマを放獣したばかりだから危険ですから帰って下さい。」
と、注意を促しましたが、
「大丈夫、大丈夫・・・」
と聴き入れず、車から降りようとしたり、熟したスモモを檻の中に投げ入れたりしましたので、車から降りるのを制止し、スモモを拾い集め回収しました。
終いには「子どもがクマを見たいから来た」等と、呆れた事を言ってました。
果物で、またクマを誘因し、自身事故に繋がった時、クマが悪者になってしまうでしょう。
どうして、こんなに悲しいことをするのでしょうか。
帰りに、もう一度甲州市役所に寄り、この状況を報告したところ、
「市では防災放送をして再三注意を促しているので、何かあったら自己責任です。」
と言われました。
「クマ出没注意」の看板くらい立てて下さいとお願いしました。
クマを補獣しにきてくれた、笛吹市のYさんにお礼の電話を入れたところ、
「クマが救えて良かったね。みんなが集まったから救えたよ。周りを見れば人工林ばかりで、クマは被害者で、本当に可哀そうだね。」と、仰いました。
また、放獣の時に来ていた甲州市議の方に「クマともりとひと」お渡したところ、読んでくたそうです。
長い一日でしたが、兎に角、子グマが救えて良かったです!
みなさんありがとうございました(^(エ)^)/
昨日、放獣に駆けつけてくれた3人に感想を寄せて頂きました。
【副支部長】
昨日、甲州市で小熊の放獣が行われました。
甲州市では過去2年間放獣が行われていない事から、先週の25日に市役所を訪問し、出来るだけ放獣して頂くようお願いしたばかりでした。
その直後の捕獲で、甲州市の担当の方も放獣の方向ですぐに対応して頂き、山梨県の放獣の専門家と熊森山梨支部が大変お世話になっている狩人(けものを守る人と書くそうです)のYさんが駆けつけて放獣して下さいました。
先月は、山梨県の放獣の専門家である、環境科学研究所の吉田さんを訪ねたその夕方にクマが現れ、放獣する事となり、今回も市役所訪問の直後の捕獲で、何か山梨県のツキノワグマに導かれているような気さえします。
誠意を尽くし、心からお願いすることで、貴重な野生成物の命が救えるならばいくらでもお願いしに行きましょう!皆さんの町村でも駆除が行われているようでしたら一緒に行きましょう! 少し動くだけで、道はひらけますから・・・。
【Sさん】
確かに今日の小熊は檻から出されたけれどいつまたと思うとつい暗澹とした気持ちになります。あの小熊は命を全うして大往生してくれるのだろうか?
人間の命ばかりが大事にされて(でも虐待で抵抗できない子供は殺され)物言えぬ動物達が殺され続ける世の中は許せないです。いつでも弱いものが泣くのは私が泣きたいぐらい辛いです。
【地元のYさん】
ほんとうに、あんなにかわいい子グマちゃんを助けられて良かったです。
無邪気にころがって遊んでいたのが眼に焼き付いています。
今夜はおかあさんとくっついて眠ることができますね。
なにかご飯を食べることができているといいですね。
子グマを助けられたことはもちろん良かったですが
いろいろな方とお話をすることができて良かったです。
いやな意見であっても、無視されたり、門前払いでなく
表面だけあわせるふりだけでなく、聞かせてもらえて良かったと思います。
知り合いの市議の方にくまともりとひとを持っていきます。
今までまごまごしていましたが、
具体的に何をしよう、と自分の中で少しわかりましたし
もう引き下がれない状態にもなったわけです。(笑)
前から母に迷惑にならないかと思っていたのですが
そんなことは全くなさそうなので安心しました。
今日はたくさん話を聞いたので話すのを忘れてしまいましたが、
ある方は「結婚を機にやめましたけど。殺生をするとのちのち良くないと言われてね。」
と言っていました。
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