2010年8月5日木曜日

報告「クマさんと森のお話」甲府市新紺屋小学校

とっても元気な、男の子を筆頭に30名程の子ども達が参加してくれました。

ワイワイガヤガヤ賑やかで元気いっぱいでも、紙芝居はシーンと真剣に見入っていました。

最初、子どもたちは「クマは人間を食べる凶暴な動物だ。」「なんで守らなくちゃいけないの。」と、言っていましたが、さて、お話会が終わって、どんなふうに変わったでしょうか。

■アンケート結果
~ツッキンとのお話し会で学習したこと~※20人がアンケート提出

(答え よくわかった…○ 少しわかった…△ わからない…×)

1.クマは、森に食べ物や、棲む所がないので、しかたなく人里に降りてきた
 ○-17人 △-2人 ×-1人

2.クマの食べ物は、タケノコ、ドングリ、クリ、キノコ、ハチミツ、昆虫で99%はベジタリアン
 ○-19人 △-1人 ×-0人

3.クマは、人間を襲いに来る、こわい動物ではない
 ○-19人 △-1人 ×-0人
 
4.森は、杉ばかりの人工林とドングリの森の自然林がある
 ○-18人 △-2人 ×-0人

5.人工林が増えたのは、家を作るために都合が良かったから
 ○-18人 △-2人 ×-0人

6.自然の森は多くの動物が生きられる
 ○-20人 △-0人 ×-0人

7.クマのすむドングリの森は、土を支え土砂崩れを防いでくれる
 ○-19人 △-1人 ×-0人

8.クマのすむドングリの森は、水を溜め込み、人間に水を与えてくれる
 ○-18人 △-2人 ×-0人

9.人工林は人間が育て、自然林はクマ達動物が育てる
 ○-18人 △-2人 ×-0人

10.植物+動物=森で、森を守るには、動物も守らないといけない
 ○-20人 △-0人 ×-0人

11.クマを助けてあげたい
 ○-20人 △-0人 ×-0人
 
12.ドングリの森になるお手伝いをしたい
 ○-18人 △-2人 ×-0人

■感想
・クマが安心して暮らせるようになったらいいと思いました。(1年生)

・クマがこんなに困ることになるなら、助けてあげたいし、自然を守って、森を守って楽しい嬉しい森を作りたいと思っています。山梨でも植林をして材として使って杉をドングリの木にして、動物が楽しく出来るようにしたいです。(2年生)

・クマは何でお家が無いのか考えたけど、ちょっとわかりました。(幼稚園年長)

・かわいそう(1年生-3人)

・ツキノワグマの事が良く分かりました。紙芝居などや、解説があったのでもっと分かりやすかったです。
(5年生)

・クマがピンチだとわかった。(3年生)

・森を大切にしていきたいです。(学年不明)

・クマ達動物が、全滅しないようにドングリになる木がいっぱいあるといいと思った。(3年生)

・クマは植物をいっぱい食べることが分かった。クマは人を襲ったりしない優しい動物だと分かった。(3年生)

・クマがたくさん人間達に殺されていき、尼崎の中学校の生徒達がクマの為に色々してあげて凄いと思って、わたしもクマの為に出来ることをしてあげたいと思いました。クマは食べるものを色々探して、かわいそうだと思いました。なので、ドングリの木を折ったりしないようにします。これからもクマの事を頑張って下さい。(3年生)

・クマがくらせますように。(幼稚園)

・楽しかった。(1年生)

・ツキノワグマが絶滅しそうだからかわいそうに思いました。(2年生)

・ツキノワグマの事が分かりました。紙芝居などがあり、とても分かりやすく説明してくれて、分かりやすかったです。ありがとうございました。(5年生)

アンケートは①わたしたちが、どれだけ分かりやすく表現できたか②子ども達がどれだけ理解できたか
を確認し、今後に生かすためにさせて頂きました。
アンケートに答えてくれたお子さんには、クマのツッキンからお礼の手紙をあげる予定です。
そして、今日のお話会の内容は、新紺屋小学校長には「くまともりとひと」と資料をお渡ししてあるので、後日、今日の子ども達のアンケート結果を提出して来ます。

それにしても、みんな優しい良い子たちばかりですね。
クマのこと、森のこと、そして人との繋がりのことを、きちんと話したら子どもは理解します。
大人が理解出来ないはずがありません。
みんな、知らないだけなのです。

そして子ども達は、お家の人や、お友達に、きっと今日学んだことをお話してくれるでしょう。

みなさんの知りあいや、ご近所、学校、幼稚園などで、「紙芝居」などをさせて頂けるところがあれば行きますので、お気軽にご連絡下さい。

「何も言わなきゃ分からない!何もしなくちゃ変わらない!」

ご協力頂いたスタッフのみなさん、ありがとうございました。

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