「クマに寄る桃の被害が、甲府市(旧中道町)の右左口で先週金曜日にあり、甲府市ではドラム缶罠を設置する予定。」
というニュースを週末に聴き、今日、森林整備課にお聴きしたところ
「罠は許可が下りるのを待って直ぐにでも設置します。」と言うことでした。
13時過ぎに森林整備課に伺い、被害現場の地図をコピーして頂き説明して貰いました。
現場は右左口の里や甲陽学園があるもっと山の奥の方です。
丁度、学園の先生が外で作業をしていたので、この奥に桃畑があるかお聴きました。
桃畑に先週末にクマが出て被害にあったことをお話ししましたが、その事は知りませんでした。
日本熊森協会のリーフレット、「くまともりとひと」等をお渡し、クマは早朝や夕方から出没するので、その時間帯は気をつけて下さい。と少し説明しました。他の先生方と本は読まれるそうです。
奥に入ると桃畑がありましたが、説明ですとここを過ぎた先の桃畑が被害現場だと言ってたので、こんな奥にまさかと思いながらも車を進めて行きました。
すると、木陰で、車の中で二人の男性がのんきに昼寝をしていましたので、クマの事をお知らせし、この奥に桃畑があるか尋ねました。
もうこの奥には無いだろうと言うので、引き返そうとした時、偶然にも甲府市の軽トラが2台登って来ました。1台はドラム缶罠を積んでいました。
そこで、直ぐUターンして、軽トラの後を追いかけました。
暫く行くと軽トラが畑に止まっていてドラム缶罠を設置していました。
こんな奥にまだ桃畑があったのに驚き、わたしは、何者かを名乗り、見学させて頂きました。
その際、地元の猟友会さんは色々お話し下さいました。
「この辺は、針葉樹は余りなく、クマにとって棲み心地がいいから、よそから移動して来たのか、昔より増えた。クマを殺すなと言っても、農家の人は被害にあって可哀そうだ。また、こうして手伝いに来ている自分たちもボランティアだ。」
農家の方にとってみれば、収穫前に被害あわれ、大変お気の毒です。
しかし、この場所は、山の中に桃畑があるので、クマとしてみれば、絶好の餌場です。
本当にとても難しい問題ではありますが、兵庫県では「電気柵」でクマの被害を防いでいるそうですので、山梨県も県や市町村が農家に補助金を出し、クマの対策をして頂けたらと思います。
今後、山間地域の農作物のクマに寄る被害対策には「電気柵を」をお願いしてゆきます。
2時から1時間程で罠の設置作業は終わりました。大変お疲れさまでした。
クマが出た周辺には「クマ注意」の看板が一つも無かったので、あった方がいいのではないかと思いました。知らないで、涼みにきて昼寝をしていた人もいたので・・・。
「クマさん桃を食べに来ないでね。」
帰りに右左口の里に寄り、そこを任されている方に、クマの話をして来ました。
そこの方はご存知で、ラジオを着けたり、風鈴を沢山吊るして、クマが近付か無いように音で注意をしているそうです。
右左口の里は、釣り堀がや、バーべキュウの施設があります。クマは餌を探して来るので、残飯の管理を徹底して下さるようお願いしました。
今日は、被害現場を見に行ったのですが、たまたま、罠の設置を見学することが出来て良かったです。
以上です。
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