2010年8月12日木曜日

8/7笛吹市でクマ捕獲放獣&奥山復元のお願い

●8月7日(土)、「笛吹市でクマが罠にかかり、お昼前に麻酔を掛け放獣した。」と、情報がありました。
捕殺しないようも頼んでくれたそうです。兎に角、助かって良かったです。

▼8月9日(月)、上記の件を、笛吹市議で熊森の会員の志村さんが、市役所を訪問し担当者から詳細を聴いて下さいました。

笛吹市の今年度のクマの目撃情報はこれまでに6件。
今回の場所は御坂町上黒駒です。
桃をはじめ農作物の被害が多く、これまでにも被害に遭っているとのことでした。

今回のわなは市役所で設置しているもので、クマ用の箱檻でしたが、
連絡を受け、県、市、吉田さんらが現場に駆けつけ、
学習放獣したとのことです。放獣した場所も聞きました。

出没した場所が国道137号の人家のすぐ近くで、
今回は急いで放獣(時間が経つとクマが弱るため)したそうですが、
人的被害があると捕獲放獣ではなく処分という対応を
考えなければならないこともありうるというようなお話でした。

可能な限り捕獲放獣でという話をしましたが、
何度も被害に遭っていることから出てこないことを
期待するしかない状況のようです。

▼8月10日(火)、志村さんと二人で現場を確認しに行きました。
偶々、桃の被害に遭われた梶原さんにもお会い出来て、お話を伺うことが出来ました。
被害に遭った桃畑は、御坂で一番上の畑です。もうこれより上には畑は無くて直ぐ山です。
前日の夕方6時頃、家の上にある桃畑にもクマが来て桃を食べていたそうで、
「コラ~!」と大声を出してもナカナカ逃げなかったそうです。
元々この辺は昔からクマがいたと、怖い様子もなく平然とお話してくれました。

桃の被害に遭ったので、8月3日頃畑に罠を仕掛けて貰ったそうです。

クマの被害場所の桃畑は、自宅からもう少し御坂の峠を上に登った所でした。
「桃を食べられるのはしょうがないけど、木を折ってしまうので困る。」と、梶原さんは言ってました。

「御坂の旧道の山に放獣したけど、また、戻って来ると思うよ。」と、言っておられました。

山梨県環境科学研究所の吉田研究員が来られ、学習放獣(お仕置き放獣)をされたそうです。奥歯も抜かれたとか。詳細は、吉田さんに確認してみたいと思います。

その後、御坂の狩人の米山さんの家に寄らせて頂き、お話をして来ました。

「“クマが増えて人里に降りて来る”と言う人がいるが、クマもイノシシも動物達は、奥山に食べ物が無くて、仕方なく降りて来ている。そして、殺されるのは本当にかわいそうだ。クマを殺さないで奥山に帰しても、餌が無いから又降りて来る。造林事業を早く止めて、奥山に実のなる木を植えていく、根本の解決をしていかないとだめだ。」

と、お話してくれました。
本当に、米山さんの仰る通りです。

山梨の山の情況を調べて下さる方。お詳しい方。
また、どのように、奥山の皮むき間伐を進めていったらいいかのアイデアをお持ちの方。等々・・・。
どなたか、いらっしゃいませんでしょうか。

みなさん、動物達の居場所である、奥山の「皮むき間伐」を、どのように進めていったらいいでしょうか。
熊森やまなしの今の実働している現状では人員不足ですので、何かしらのお知恵やお力をお貸し頂けたら有り難いです。

どうぞ、宜しくお願い致します。

2 件のコメント:

  1. 熊森は実践自然保護団体と言ってますが、本当に実践しているのは本部だけで、各支部は同じようなものだと思われます。関東支部も会員は約3000人いるらしいのですが、実際一声掛けて、集まる人はいつも数人で、同じメンツです。おそらくは多くの会員は熊森の理念は共感してても、それ以上の思いとかがないので、自分達が活動するとは思っていないのかもしれません。
    まずは会員どうしで勉強会をして、知識を高めることからでどうでしょうか。
    人は理念だけでは動かないものですよ。
    また、活動はボランティアだけでなく、地元の人、企業、自治体などと協力して進めていくほうがいいと思います。
    日本は残念ながらボランティアが盛んな国ではないです。
    ボランティアだけで活動しようとすると行き詰まるでしょう。
    最後は、楽しく活動です。
    人は自分がしている仕事以外では、楽しくないと長続き出来ないものです。
    何か活動の中に楽しい要素を取り入れれば、皆積極的に活動に参加してくれるかもしれません。
    例えば、活動の後に皆でBBQするとか。
    あとは、子供達を参加させること。
    子供達が参加すれば、付き添いの親達も参加するでしょう。
    親子で森に入って、様々な活動を通じて、親と子供の絆を深める。お父さんは子供たちの前で活躍すれば今まで以上に威厳も高まるでしょうし、子供達も自然の中で沢山の学びを得ることができるでしょう。

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  2. ありがとうございます。一緒にがんばりましょう。

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