2010年10月21日木曜日

クマ:富士河口湖の路上に 民家のガラス割る? /山梨

 20日午前8時半ごろ、富士河口湖町勝山で、住民から「路上にクマがいる」と119番通報があった。富士吉田署員らが捜索していたところ、近くの民家の居間の窓ガラス1枚が割れていた。1人で家で寝ていた女性(80)が、窓ガラスをたたく音がしたため見に行ったところ、割れていたという。

 富士吉田署や同町などは、民家前にクマの足跡があったことから、住民らに警戒を呼び掛け始めた。現場は、河口湖畔の「富士ビューホテル」南西約300メートルの住宅地。

 現場を調査した県環境科学研究所の吉田洋研究員は「近くの柿の木にクマのつめ跡を発見した。柿を食べたクマが民家に行き、飼い犬にほえられて驚き、窓ガラスにぶつかったのだろう。今年は山にエサがやや少なく、未収穫の柿の木が多い所はクマにとってレストランだ」と話した。

 自転車で通りかかった無職の小林忠頼さん(75)は「この辺は近くの山から約1キロも離れ、クマが出た話は聞いたことがない」と話していた。【福沢光一】

▼毎日JPより

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