2010年10月22日金曜日

河口湖のクマの件の報告(10/21)

今日は三人でクマの件で行動しました。

富士河口湖町役場-富士吉田市役所ー富士ビューホテルー勝山小学校ー勝山中学校ークマ目撃情報の現場付近をパトロールー御坂町のYさん

チョットハードに動きましたが、心配しているよりも、訪問してみなさんとお話出来て本当に良かったです。

●河口湖町役場
「今日午前中も猟友会にパトロールして貰いますが、クマが見つかっても、捕獲放獣をします。ただ目撃情報も無いので、たぶん、山に戻ったと思います。」と言う事でした。

●富士吉田市役所
「7月の富士急ハイランドの捕獲放獣以降は落ち着いています。
ただ、放獣後に、“てめェ~、なんで放獣したんだ。山菜取りに行って、襲われたらどうしてくれるんだ!”と、自分の事しか考えられない人からの電話があり、『クマが元々生息していた場所に戻してあげただけです。山菜取りに行く時は、クマの生息地に人間が入り込むのですから、こちらが気をつけないといけないんですよ。』と、お話しました。」と聴き、大変だなぁと思いました。

わたしが、今まで市町村を訪問した時に、『クマが出ると殺して』『クマの放獣をすると、共生など考えられない住民からの抗議の電話が掛ってくる』と必ずお聴きします。

沢山の人が日本熊森協会を知り、事実を知る事が大切です。
『殺さないで下さい』『放獣有難うございます』の多くの声が、クマの保護に繋がります。
どうかみなさん、今、クマの話題が頻繁なこの時期に、日本熊森協会の事をお伝えしてゆきましょう。

●富士ビューホテル
支配人とお話しました。ホテル入口の看板付近の道を東から西に横切ったそうです。
「自然の中にたたずむホテルですから、クマが万が一ホテル敷地内に入って来ても、殺さず、捕獲放獣をして貰います。」と仰ってました。
皆さん、河口湖にお泊りの際は、クマに優しい富士ビューホテルへ!

●勝山小学校
教頭先生とお話しました。
富士ビューホテルが直ぐ近くです。
「登下校等は教員が付き添い、気を付けています。クマは今年ドンドン殺されているけれど、歌にも、お話にも、沢山出て来るし、ぬいぐるみもあるし、優しい動物で表現されているのに、何かおかしいね、とみんなで話をしてたんです。」
クマともりとひとをお渡ししました。日本熊森協会の子ども向けリーフレット全校生徒に配布して貰うよう、後日お届けします。

●勝山中学校
教頭先生とお話しました。
小学校のお隣です。
クマともりとひとをお渡ししました。日本熊森協会の子ども向けリーフレット全校生徒に配布して貰うよう、後日お届けします。

●目撃情報付近パトロール
住宅地で、皆さん庭や近くに柿の木が必ずあり、柿だらけでした。
収穫されない柿の実は、順に下に落ち腐敗していました。
これは、クマがついつい来たくなってしまうなぁと思いました。

●猟友会Yさん

「人工林ばかりの山を早急に何とかして、クマの餌の木の実が成るようにしないと、このままでは絶滅してしまう。餌が無いと生きていけないだよ。クマが増えたなんて言う人は山を知らない人。奥に棲めなくなって下りて来ただけ。」
と、いつもながら力強い言葉。

今後はクマの保護、環境教育をしながら、山梨県の奥山を調査し復元していきたいと思います。
山梨県の場合、殆ど県有林と伺いました。この件に詳しい方がいらっしゃいましたら、ご協力頂けると嬉しいです。

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