●8月7日(土)、「笛吹市でクマが罠にかかり、お昼前に麻酔を掛け放獣した。」と、情報がありました。
捕殺しないようも頼んでくれたそうです。兎に角、助かって良かったです。
▼8月9日(月)、上記の件を、笛吹市議で熊森の会員の志村さんが、市役所を訪問し担当者から詳細を聴いて下さいました。
笛吹市の今年度のクマの目撃情報はこれまでに6件。
今回の場所は御坂町上黒駒です。
桃をはじめ農作物の被害が多く、これまでにも被害に遭っているとのことでした。
今回のわなは市役所で設置しているもので、クマ用の箱檻でしたが、
連絡を受け、県、市、吉田さんらが現場に駆けつけ、
学習放獣したとのことです。放獣した場所も聞きました。
出没した場所が国道137号の人家のすぐ近くで、
今回は急いで放獣(時間が経つとクマが弱るため)したそうですが、
人的被害があると捕獲放獣ではなく処分という対応を
考えなければならないこともありうるというようなお話でした。
可能な限り捕獲放獣でという話をしましたが、
何度も被害に遭っていることから出てこないことを
期待するしかない状況のようです。
▼8月10日(火)、志村さんと二人で現場を確認しに行きました。
偶々、桃の被害に遭われた梶原さんにもお会い出来て、お話を伺うことが出来ました。
被害に遭った桃畑は、御坂で一番上の畑です。もうこれより上には畑は無くて直ぐ山です。
前日の夕方6時頃、家の上にある桃畑にもクマが来て桃を食べていたそうで、
「コラ~!」と大声を出してもナカナカ逃げなかったそうです。
元々この辺は昔からクマがいたと、怖い様子もなく平然とお話してくれました。
桃の被害に遭ったので、8月3日頃畑に罠を仕掛けて貰ったそうです。
クマの被害場所の桃畑は、自宅からもう少し御坂の峠を上に登った所でした。
「桃を食べられるのはしょうがないけど、木を折ってしまうので困る。」と、梶原さんは言ってました。
「御坂の旧道の山に放獣したけど、また、戻って来ると思うよ。」と、言っておられました。
山梨県環境科学研究所の吉田研究員が来られ、学習放獣(お仕置き放獣)をされたそうです。奥歯も抜かれたとか。詳細は、吉田さんに確認してみたいと思います。
その後、御坂の狩人の米山さんの家に寄らせて頂き、お話をして来ました。
「“クマが増えて人里に降りて来る”と言う人がいるが、クマもイノシシも動物達は、奥山に食べ物が無くて、仕方なく降りて来ている。そして、殺されるのは本当にかわいそうだ。クマを殺さないで奥山に帰しても、餌が無いから又降りて来る。造林事業を早く止めて、奥山に実のなる木を植えていく、根本の解決をしていかないとだめだ。」
と、お話してくれました。
本当に、米山さんの仰る通りです。
山梨の山の情況を調べて下さる方。お詳しい方。
また、どのように、奥山の皮むき間伐を進めていったらいいかのアイデアをお持ちの方。等々・・・。
どなたか、いらっしゃいませんでしょうか。
みなさん、動物達の居場所である、奥山の「皮むき間伐」を、どのように進めていったらいいでしょうか。
熊森やまなしの今の実働している現状では人員不足ですので、何かしらのお知恵やお力をお貸し頂けたら有り難いです。
どうぞ、宜しくお願い致します。
2010年7月31日土曜日
富士急ハイランドでのクマの捕獲放獣の詳細
【人と人との繋がりがクマの命を救った。】
「奥山の復元=人と人との復元」
□1回目 7月15日捕獲・7月16日放獣
捕獲されたのが天上山(三ツ峠山の南麓)で、放獣は清八林道(三つ峠山の北稜)。
※放獣は山梨県環境科学研究所 吉田研究員。
■クマ捕獲放獣の2日間の様子
7月27日 午後3時頃 赤坂交差点 東側付近
午後3時20分頃 イッツモア赤坂 東側ゴミ置場
午後4時30分頃 ふじやま温泉付近
午後4時45分頃 ハイランドリゾートチャペル横 木に登る
午後6時30分頃 木から下り30メートル横の木に移り登る
7月28日 午前4時45分頃 吹き矢による麻酔1回目
午前5時頃 吹き矢による麻酔2回目
午前5時5分頃 眠った所を木の上で捕獲
午前9時50分頃 エアーガン、爆竹、とうがらしスプレーでのお仕置き
午前10時頃 富士山吉田口3合目付近にて放獣
27日の午後にクマが富士急ハイランドに入り込む騒動が起こるとは知らず、直前の午前中、山梨県支部ではこんな行動をしていました。
◆9時~11時 山梨県環境科学研究所 吉田研究員 訪問
◆11時半 富士吉田市役所農林課 訪問 課長と宮下さん
◆13時 富士河口湖役場農林課 訪問 三浦課長補佐
◆13時半~14時半 クマの目撃情報があった鐘突堂周辺を探索
◆山梨県環境科学研究所の吉田研究員と面談。
7月16日の放獣の詳細、発信器の装着の必要性、山梨県のクマの生息状況、クマ保護についてのお考え、今後の捕獲放獣を教えて頂き、お手伝いの申し出等についてお聴きしました。
吉田研究員の考えは・・・
・クマを殺してはいけない。
・保護して奥山に放獣していかなければいけない。
・クマは“餌”を求めて人里に降りてくるので、人間がクマを誘き寄せないように里山や、民家付近が餌場にならないように気を付けて行かなければならない。
・またクマ生活出来る生息場所(放獣場所)がなかなかないのが問題。
・クマを捕獲獣するのに人手や費用がかかるので、そのための援助が必要。
・クマが万が一絶滅した時、予想以上の何かが起きてしまう危険性がある。
吉田研究員はこちらにいらしてから7年になるそうですが、地元の皆さんや行政との信頼関係をコツコツ築き、やっとここまでの状況になって来たそうです。
吉田さんとは、「目的が同じなので、今後はお互いに協力していきましょう。」と、
とても有意義な時間が持てました。
また、吉田研究員から
「24日子ども達がスポーツをしている側の河原で、発信器を付けたクマが1時間程水遊びをしていたのを目撃されたそうです。」との情報を得ました。
岡(笛吹市)、清水(北杜市)、山本(河口湖町)、後藤夫妻(富士吉田市)、
坂名井(甲府市) ~6名~
※後藤さん夫妻は5月上旬、副支部長の藤掛さんが「熊森ツアー/根室・知床3000年北方針葉樹林とヒグマを見る旅」に行かれヒグマを観ている時、熊森ツアーとは関係なく、ご夫婦でご旅行にいらしていて、その現場を通りすがり「何を観てるんですか?」という、偶然の出会いがキッカケで熊森会員になられました。
北海道で、山梨県の人同士が会うなんて、クマの神様が出会わせて下さったのでしょうか。
今考えると、このクマ騒動を予期していたかのような出会いでした。
後藤さんは、山梨県支部のマスコットにしたいような、可愛らしいクマさんに似ている方ですし頼もしいです。また、奥様も笑顔の素敵なお優しい方です。
◆富士吉田市役所農林課
最近のクマの目撃情報をお聴きしました。
山間部付近での、クマの目撃情報は余り問題にしておらず、民家付近であった場合の時は捕獲放獣をお願いし、その際は吉田研究員にご相談して頂けるのを確認しました。
岡、山本、坂名井、後藤さんご夫妻~5名~
◆富士河口湖農林課
富士吉田市役所と同じ内容のお話しをしました。
また、それに加えて、吉田研究員の言われたのは、始めに目撃された時の場所には、クマが餌となるものを食べに来ているようなので、排除する必要があるとお伝えし、わたし達に出来ることがあれば協力したい旨を申し出ました。
この時、三浦さんから
「今日11時30分頃目撃情報が入り、山のほうに逃げて行った。発信器を付けていた。」とお話がありました。
岡、山本、坂名井~3名~
◆クマの目撃情報があった鐘突堂周辺と餌場付近を探索
吉田研究員や河口湖役場の三浦さんから伺った鐘突堂や、餌場になりそうな場所付近を探索しましたが、手掛かりは無く、朝からの行動でしたので、ここで解散にしました。
岡、山本、坂名井~3名~
■17時過ぎ 後藤さんご夫妻富士急に駆け付け、吉田先生、富士吉田市役所の皆さんに挨拶。その後ずっと見守り、写真撮影もされる。
■19時過ぎ、現場に岡到着、21時過ぎ在原さん到着。
■21時半 吉田研究員から捕獲放獣を発表。
・吹き矢を使って麻酔を掛け捕獲し、奥山に放獣。
・夜間は危険なので、明るくなってから4時半に実施。
吉田さんとお話ししました。
「こんなケースは初めてなので、明日の捕獲は正直不安で緊張します。」と言うので
「クマを救いたいという吉田さんなら大丈夫です。」と励ましました。
■4時半 捕獲作業開始
岡、後藤夫妻、在原さん、坂名井さんの5名が現場にてクマの捕獲放獣を見守り立ち会う。
・身の危険を感じてか、かなり高い所までクマは上り詰め、高所作業車に乗った吉田さんもかなり高いので吉田さんとクマの無事を祈る。
・1回目の麻酔が命中するが、クマは隣の木に移る。
・2回目の麻酔命中。
クマも段々動きが鈍くなるが、下には降りて来ないのか、来れないのか。
このままの高さで落下したら、クマが怪我をしないかとの危険を感じ心配になる。
少し下にずれ落ちたが、枝にうまくかかったまま。
・クマの状態を確認し、吉田さんが高所作業車で近付き、クマを抱きかかえ高所作業車に引き込む。
・高所作業車は静かに地上に降り、クマはドラム缶に無事入れられ捕獲は無事終了。
・吉田さんに、見学かお手伝いを申し出る。
市の許可が得られれば良いというので、市の農林課の宮下さんにお願いして「見学ならいいです」と許可を貰う。
■放獣
富士吉田口三丁目は途中でゲートがあり立ち入り禁止区域なっていました。
針葉樹が多いように見受けられ、クマが生き抜いていくには厳しい所のように感じました。
しかし、この付近にはクマの足跡や糞も見つかり、より良い餌場に移動出来るので、心配ないとのことでした。
クマは昨日の昼間から一睡もしていなかったため、麻酔が良く効き、時折いびきをかいて寝ていて、なかなか目を覚ましませんでした。
途中目を覚ました眠気眼のクマを、ドラム缶越しに懐中電灯で照らして見ると、怖がる様子もなく、円らな瞳で見詰め返され、この後のお仕置きを考えると胸が締め付けられました。
10時近く、クマの意識がハッキリしたのを確認し、エアーガン、爆竹、とうがらしスプレーでのお仕置きをし、放獣されました。
お仕置きをする吉田さん自身も、身を切られる思いだったとお察しします。
クマが二度と捕まらないように。そして、生き延びてくれるようにと祈ることしか出来ませんでした。
尚、発信器はGPS機能が付、遠隔操作も出来る為、11月にはクマの首から外すそうです。
今回は、報道陣、猟友会、警察等40名程の人が集まり、照明塔でクマは照らされ、一時は道路も封鎖され、大騒ぎでした。
ホテル側は人命第一を考え捕殺を、また2回目なので捕殺でしょうと言う声が上がっていて、吉田さんも一時は捕殺も已むをえない、と考えたようですが、吉田さんが、クマを捕獲放獣と決心して下さり本当に良かったです。
午前中、事前にお会いしてジックリお話しが出来て良かったと、胸を撫で下ろしました。
また、熊森会員の地元の後藤さんには、当日初めてお会いしたのですが、人柄が良く、富士吉田市役所の皆さんと顔見知りで、日頃から地域の活動に貢献されているご様子で、「クマを殺さないでね。」と言う声も、地元の人の声だからより通じたのかも知れません。
今回の出来ごとで感じたことは、5月に藤掛さんと後藤さんの出会いが事前にあったことや、クマの騒動の直前に、吉田研究員や、富士吉田市役所や河口湖町役場の農林課の担当者とお会い出来ていたことが、良かったです。
また、それ以前からの、地元の会員さんの加藤さんのクマの目撃情報の連絡や、市役所、役場への訪問してくれた山本さん、在原さん、朝日新聞社の永持さんの記事もありました。
もっと遡ると、知事表敬訪問、みどり自然課の「ツキノワグマをなるべく捕獲放獣するように」との周知徹底の通達。支部結成記念から、ズット記事にしてくれている地元の山梨日日新聞社さんの記者の皆さん。
奥山を早く復元したいとの皮むき間伐を実践してくれている皆さん。そして環境教育への取り組み。
まだまだ、わたしが気付かないだけで、会員の皆さんを始め、多くの協力があって、クマの命が助かったかも知れません。
一安心しましたが、しかし、まだまだこれからです。
旧、中道町の右左口で、クマに桃の被害があり、罠を設置する予定だというニュースも今朝ほど目に止まりました。
始まったばかりですので、皆さん今後もご協力を宜しくお願い致します。
「奥山の復元=人と人との復元」
□1回目 7月15日捕獲・7月16日放獣
捕獲されたのが天上山(三ツ峠山の南麓)で、放獣は清八林道(三つ峠山の北稜)。
※放獣は山梨県環境科学研究所 吉田研究員。
■クマ捕獲放獣の2日間の様子
7月27日 午後3時頃 赤坂交差点 東側付近
午後3時20分頃 イッツモア赤坂 東側ゴミ置場
午後4時30分頃 ふじやま温泉付近
午後4時45分頃 ハイランドリゾートチャペル横 木に登る
午後6時30分頃 木から下り30メートル横の木に移り登る
7月28日 午前4時45分頃 吹き矢による麻酔1回目
午前5時頃 吹き矢による麻酔2回目
午前5時5分頃 眠った所を木の上で捕獲
午前9時50分頃 エアーガン、爆竹、とうがらしスプレーでのお仕置き
午前10時頃 富士山吉田口3合目付近にて放獣
27日の午後にクマが富士急ハイランドに入り込む騒動が起こるとは知らず、直前の午前中、山梨県支部ではこんな行動をしていました。
◆9時~11時 山梨県環境科学研究所 吉田研究員 訪問
◆11時半 富士吉田市役所農林課 訪問 課長と宮下さん
◆13時 富士河口湖役場農林課 訪問 三浦課長補佐
◆13時半~14時半 クマの目撃情報があった鐘突堂周辺を探索
◆山梨県環境科学研究所の吉田研究員と面談。
7月16日の放獣の詳細、発信器の装着の必要性、山梨県のクマの生息状況、クマ保護についてのお考え、今後の捕獲放獣を教えて頂き、お手伝いの申し出等についてお聴きしました。
吉田研究員の考えは・・・
・クマを殺してはいけない。
・保護して奥山に放獣していかなければいけない。
・クマは“餌”を求めて人里に降りてくるので、人間がクマを誘き寄せないように里山や、民家付近が餌場にならないように気を付けて行かなければならない。
・またクマ生活出来る生息場所(放獣場所)がなかなかないのが問題。
・クマを捕獲獣するのに人手や費用がかかるので、そのための援助が必要。
・クマが万が一絶滅した時、予想以上の何かが起きてしまう危険性がある。
吉田研究員はこちらにいらしてから7年になるそうですが、地元の皆さんや行政との信頼関係をコツコツ築き、やっとここまでの状況になって来たそうです。
吉田さんとは、「目的が同じなので、今後はお互いに協力していきましょう。」と、
とても有意義な時間が持てました。
また、吉田研究員から
「24日子ども達がスポーツをしている側の河原で、発信器を付けたクマが1時間程水遊びをしていたのを目撃されたそうです。」との情報を得ました。
岡(笛吹市)、清水(北杜市)、山本(河口湖町)、後藤夫妻(富士吉田市)、
坂名井(甲府市) ~6名~
※後藤さん夫妻は5月上旬、副支部長の藤掛さんが「熊森ツアー/根室・知床3000年北方針葉樹林とヒグマを見る旅」に行かれヒグマを観ている時、熊森ツアーとは関係なく、ご夫婦でご旅行にいらしていて、その現場を通りすがり「何を観てるんですか?」という、偶然の出会いがキッカケで熊森会員になられました。
北海道で、山梨県の人同士が会うなんて、クマの神様が出会わせて下さったのでしょうか。
今考えると、このクマ騒動を予期していたかのような出会いでした。
後藤さんは、山梨県支部のマスコットにしたいような、可愛らしいクマさんに似ている方ですし頼もしいです。また、奥様も笑顔の素敵なお優しい方です。
◆富士吉田市役所農林課
最近のクマの目撃情報をお聴きしました。
山間部付近での、クマの目撃情報は余り問題にしておらず、民家付近であった場合の時は捕獲放獣をお願いし、その際は吉田研究員にご相談して頂けるのを確認しました。
岡、山本、坂名井、後藤さんご夫妻~5名~
◆富士河口湖農林課
富士吉田市役所と同じ内容のお話しをしました。
また、それに加えて、吉田研究員の言われたのは、始めに目撃された時の場所には、クマが餌となるものを食べに来ているようなので、排除する必要があるとお伝えし、わたし達に出来ることがあれば協力したい旨を申し出ました。
この時、三浦さんから
「今日11時30分頃目撃情報が入り、山のほうに逃げて行った。発信器を付けていた。」とお話がありました。
岡、山本、坂名井~3名~
◆クマの目撃情報があった鐘突堂周辺と餌場付近を探索
吉田研究員や河口湖役場の三浦さんから伺った鐘突堂や、餌場になりそうな場所付近を探索しましたが、手掛かりは無く、朝からの行動でしたので、ここで解散にしました。
岡、山本、坂名井~3名~
■17時過ぎ 後藤さんご夫妻富士急に駆け付け、吉田先生、富士吉田市役所の皆さんに挨拶。その後ずっと見守り、写真撮影もされる。
■19時過ぎ、現場に岡到着、21時過ぎ在原さん到着。
■21時半 吉田研究員から捕獲放獣を発表。
・吹き矢を使って麻酔を掛け捕獲し、奥山に放獣。
・夜間は危険なので、明るくなってから4時半に実施。
吉田さんとお話ししました。
「こんなケースは初めてなので、明日の捕獲は正直不安で緊張します。」と言うので
「クマを救いたいという吉田さんなら大丈夫です。」と励ましました。
■4時半 捕獲作業開始
岡、後藤夫妻、在原さん、坂名井さんの5名が現場にてクマの捕獲放獣を見守り立ち会う。
・身の危険を感じてか、かなり高い所までクマは上り詰め、高所作業車に乗った吉田さんもかなり高いので吉田さんとクマの無事を祈る。
・1回目の麻酔が命中するが、クマは隣の木に移る。
・2回目の麻酔命中。
クマも段々動きが鈍くなるが、下には降りて来ないのか、来れないのか。
このままの高さで落下したら、クマが怪我をしないかとの危険を感じ心配になる。
少し下にずれ落ちたが、枝にうまくかかったまま。
・クマの状態を確認し、吉田さんが高所作業車で近付き、クマを抱きかかえ高所作業車に引き込む。
・高所作業車は静かに地上に降り、クマはドラム缶に無事入れられ捕獲は無事終了。
・吉田さんに、見学かお手伝いを申し出る。
市の許可が得られれば良いというので、市の農林課の宮下さんにお願いして「見学ならいいです」と許可を貰う。
■放獣
富士吉田口三丁目は途中でゲートがあり立ち入り禁止区域なっていました。
針葉樹が多いように見受けられ、クマが生き抜いていくには厳しい所のように感じました。
しかし、この付近にはクマの足跡や糞も見つかり、より良い餌場に移動出来るので、心配ないとのことでした。
クマは昨日の昼間から一睡もしていなかったため、麻酔が良く効き、時折いびきをかいて寝ていて、なかなか目を覚ましませんでした。
途中目を覚ました眠気眼のクマを、ドラム缶越しに懐中電灯で照らして見ると、怖がる様子もなく、円らな瞳で見詰め返され、この後のお仕置きを考えると胸が締め付けられました。
10時近く、クマの意識がハッキリしたのを確認し、エアーガン、爆竹、とうがらしスプレーでのお仕置きをし、放獣されました。
お仕置きをする吉田さん自身も、身を切られる思いだったとお察しします。
クマが二度と捕まらないように。そして、生き延びてくれるようにと祈ることしか出来ませんでした。
尚、発信器はGPS機能が付、遠隔操作も出来る為、11月にはクマの首から外すそうです。
今回は、報道陣、猟友会、警察等40名程の人が集まり、照明塔でクマは照らされ、一時は道路も封鎖され、大騒ぎでした。
ホテル側は人命第一を考え捕殺を、また2回目なので捕殺でしょうと言う声が上がっていて、吉田さんも一時は捕殺も已むをえない、と考えたようですが、吉田さんが、クマを捕獲放獣と決心して下さり本当に良かったです。
午前中、事前にお会いしてジックリお話しが出来て良かったと、胸を撫で下ろしました。
また、熊森会員の地元の後藤さんには、当日初めてお会いしたのですが、人柄が良く、富士吉田市役所の皆さんと顔見知りで、日頃から地域の活動に貢献されているご様子で、「クマを殺さないでね。」と言う声も、地元の人の声だからより通じたのかも知れません。
今回の出来ごとで感じたことは、5月に藤掛さんと後藤さんの出会いが事前にあったことや、クマの騒動の直前に、吉田研究員や、富士吉田市役所や河口湖町役場の農林課の担当者とお会い出来ていたことが、良かったです。
また、それ以前からの、地元の会員さんの加藤さんのクマの目撃情報の連絡や、市役所、役場への訪問してくれた山本さん、在原さん、朝日新聞社の永持さんの記事もありました。
もっと遡ると、知事表敬訪問、みどり自然課の「ツキノワグマをなるべく捕獲放獣するように」との周知徹底の通達。支部結成記念から、ズット記事にしてくれている地元の山梨日日新聞社さんの記者の皆さん。
奥山を早く復元したいとの皮むき間伐を実践してくれている皆さん。そして環境教育への取り組み。
まだまだ、わたしが気付かないだけで、会員の皆さんを始め、多くの協力があって、クマの命が助かったかも知れません。
一安心しましたが、しかし、まだまだこれからです。
旧、中道町の右左口で、クマに桃の被害があり、罠を設置する予定だというニュースも今朝ほど目に止まりました。
始まったばかりですので、皆さん今後もご協力を宜しくお願い致します。
2010年7月30日金曜日
富士急ハイランドでのクマの捕獲放獣
27日、28日に起きた、富士急ハイランドのクマの捕獲放獣の際は、ニュースなどでお聴きになり大変心配されていたことと思います。
人もクマも事故にならず本当に良かったです。
わたしを含め数名の会員の方達と共に、この2日間は徹夜で、クマが補殺されないように微力ではありましたが働き掛けをし、捕獲放獣を最後まで見守り見届けました。
再びお仕置きをさたのは、不本意ではありますが、最悪な状況は免れることが出来たのは、みなさんの祈るような想いと、山梨県支部のこれまでの全ての活動の成果だと自負しています。
また今回のお仕置きは、補殺か放獣かの選択で、致しかない状況でしたのでご了承ください。
2日間の詳細をお伝えしたいのですが、少々疲れましたので、後日改めてさせて頂きます。
1頭のクマを救ったら、山梨県中のクマの救済に繋がると信じています。
また、その影響が日本中のクマを救うことに繋がると信じています。
今回の捕獲放獣の影には、幾つもの奇跡が重なり、どれだけのみなさんに感謝していいのか数えきれない程です。
世の為人の為に一生懸命に行動した時、願いは天に通じるモノだと、改めて実感しました。
クマを救いたいと言う、みなさんの優しい気持ちも後押ししてくれました。
本当にありがとうございました。
今わたしは、神様、佛様、宇宙の力、天の計らいを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、今回現場で指揮を取られ、捕獲放獣を自ら実施された、山梨県環境科学研究所の吉田研究員に心から感謝申し上げます。
吉田研究員の2日間の働きは全てボランテイアです。本当に頭が下がります。
また、改めて訪問しお礼を申し上げたいと思います。
みなさんも良かったらお手紙を書かれては如何でしょうか。
想いを言葉にするのはとても大切です。
*尚、繰り返しますが、今回のお仕置きは、補殺か放獣かの選択で、致しかない状況でしたのでご了承ください。
山梨県環境科学研究所
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-1
tel 0555-72-6191 fax 0555-72-6206
E-mail bear@yies.pref.yamanashi.jp
山梨日日新聞(クマの放獣の動画がご覧頂けます)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/07/29/2.html
■恐れぬクマ お仕置き・釈放■2010年07月29日 朝日新聞
~人里に舞い戻りホテル敷地内の木で一泊~
富士吉田市のホテル敷地内の木に27日夕方から登ったままになっていたツキノワグマ1頭は、28日午前5時すぎに捕獲された。一晩続いたクマの捕獲劇に、ホテル側は「お客さんに危害がなかったのは何より」とほっとした表情をみせた。人を警戒する野生動物のはずだが、10日余り前に市街地で捕獲され、奥山に放されたクマが人里に舞い戻ってきた珍しい例だった。
ホテルは富士急ハイランドに隣接する「ハイランドリゾートホテル&スパ」(同市新西原)。観光シーズンとあって、27日夜は約200人が宿泊していた。
クマはチャペル横にあるヒマラヤスギの地上8メートル付近で一晩中座り込んでいたが、高所作業車から麻酔薬を入れた吹き矢を2回打たれて捕まった。
3~4歳の雄、体長80センチ、体重37キロのこのクマは15日に富士河口湖町船津の天上山にかけられたワナに捕まり、全地球測位システム(GPS)発信機をつけられて16日、三ツ峠山の人が立ち入りにくい地域に放された。だがそこから直線距離で10キロ近く離れた同市内で27日午後に姿が目撃された。捕獲に動いた同市や富士吉田署、地元猟友会を翻弄(ほん・ろう)する形でホテル敷地に逃げ込んでしまった。
ホテル沿いの国道139号を閉鎖する事態にもなったため、同市農林課によれば一時は射殺も検討。だが半径200メートル以内にホテルなど大勢の人が出入りする場所があるため断念した。クマの登った木の周りにネットを張って、約40人が徹夜で張り番をした。
吹き矢を打った県環境科学研究所(同市)の吉田洋研究員によれば、クマは麻酔をかけられた後、ドラム缶ワナの中で寝息を立てて眠っていた。学生時代からクマの生態を研究している吉田さんは「こんなクマは初めて」と話す。捕まった後も人里を恐れない行動は「神経の太さ」とも関係があるようだ。
ただ「人を恐れないクマの発生は警戒する必要がある」としている。人に危害が及ぶ
危険性が高まるため、クマの元々のすみかである奥山の生態系の変化などに注意する必要があるという。「今回は人もクマも無事でよかったです」と吉田さんは語った。
クマは眠りから覚めた後、間近で爆竹を3回鳴らされ、唐辛子入りスプレーをかけられた。「人の怖さ」をたっぷり教え込まれ、午前10時ごろに野生動物の暮らす富士山3合目付近で放された。GPS発信機の表示によれば一目散に奥山に入っていったという。(永持裕紀)
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001007290002
人もクマも事故にならず本当に良かったです。
わたしを含め数名の会員の方達と共に、この2日間は徹夜で、クマが補殺されないように微力ではありましたが働き掛けをし、捕獲放獣を最後まで見守り見届けました。
再びお仕置きをさたのは、不本意ではありますが、最悪な状況は免れることが出来たのは、みなさんの祈るような想いと、山梨県支部のこれまでの全ての活動の成果だと自負しています。
また今回のお仕置きは、補殺か放獣かの選択で、致しかない状況でしたのでご了承ください。
2日間の詳細をお伝えしたいのですが、少々疲れましたので、後日改めてさせて頂きます。
1頭のクマを救ったら、山梨県中のクマの救済に繋がると信じています。
また、その影響が日本中のクマを救うことに繋がると信じています。
今回の捕獲放獣の影には、幾つもの奇跡が重なり、どれだけのみなさんに感謝していいのか数えきれない程です。
世の為人の為に一生懸命に行動した時、願いは天に通じるモノだと、改めて実感しました。
クマを救いたいと言う、みなさんの優しい気持ちも後押ししてくれました。
本当にありがとうございました。
今わたしは、神様、佛様、宇宙の力、天の計らいを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、今回現場で指揮を取られ、捕獲放獣を自ら実施された、山梨県環境科学研究所の吉田研究員に心から感謝申し上げます。
吉田研究員の2日間の働きは全てボランテイアです。本当に頭が下がります。
また、改めて訪問しお礼を申し上げたいと思います。
みなさんも良かったらお手紙を書かれては如何でしょうか。
想いを言葉にするのはとても大切です。
*尚、繰り返しますが、今回のお仕置きは、補殺か放獣かの選択で、致しかない状況でしたのでご了承ください。
山梨県環境科学研究所
〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-1
tel 0555-72-6191 fax 0555-72-6206
E-mail bear@yies.pref.yamanashi.jp
山梨日日新聞(クマの放獣の動画がご覧頂けます)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/07/29/2.html
■恐れぬクマ お仕置き・釈放■2010年07月29日 朝日新聞
~人里に舞い戻りホテル敷地内の木で一泊~
富士吉田市のホテル敷地内の木に27日夕方から登ったままになっていたツキノワグマ1頭は、28日午前5時すぎに捕獲された。一晩続いたクマの捕獲劇に、ホテル側は「お客さんに危害がなかったのは何より」とほっとした表情をみせた。人を警戒する野生動物のはずだが、10日余り前に市街地で捕獲され、奥山に放されたクマが人里に舞い戻ってきた珍しい例だった。
ホテルは富士急ハイランドに隣接する「ハイランドリゾートホテル&スパ」(同市新西原)。観光シーズンとあって、27日夜は約200人が宿泊していた。
クマはチャペル横にあるヒマラヤスギの地上8メートル付近で一晩中座り込んでいたが、高所作業車から麻酔薬を入れた吹き矢を2回打たれて捕まった。
3~4歳の雄、体長80センチ、体重37キロのこのクマは15日に富士河口湖町船津の天上山にかけられたワナに捕まり、全地球測位システム(GPS)発信機をつけられて16日、三ツ峠山の人が立ち入りにくい地域に放された。だがそこから直線距離で10キロ近く離れた同市内で27日午後に姿が目撃された。捕獲に動いた同市や富士吉田署、地元猟友会を翻弄(ほん・ろう)する形でホテル敷地に逃げ込んでしまった。
ホテル沿いの国道139号を閉鎖する事態にもなったため、同市農林課によれば一時は射殺も検討。だが半径200メートル以内にホテルなど大勢の人が出入りする場所があるため断念した。クマの登った木の周りにネットを張って、約40人が徹夜で張り番をした。
吹き矢を打った県環境科学研究所(同市)の吉田洋研究員によれば、クマは麻酔をかけられた後、ドラム缶ワナの中で寝息を立てて眠っていた。学生時代からクマの生態を研究している吉田さんは「こんなクマは初めて」と話す。捕まった後も人里を恐れない行動は「神経の太さ」とも関係があるようだ。
ただ「人を恐れないクマの発生は警戒する必要がある」としている。人に危害が及ぶ
危険性が高まるため、クマの元々のすみかである奥山の生態系の変化などに注意する必要があるという。「今回は人もクマも無事でよかったです」と吉田さんは語った。
クマは眠りから覚めた後、間近で爆竹を3回鳴らされ、唐辛子入りスプレーをかけられた。「人の怖さ」をたっぷり教え込まれ、午前10時ごろに野生動物の暮らす富士山3合目付近で放された。GPS発信機の表示によれば一目散に奥山に入っていったという。(永持裕紀)
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